こんばんは
中田ケイトです。
前回は「英語力が伸びない3つの原因」の「①英語に全く触れない日が多い」について書きました↓
①英語に全く触れない日が多い
②正しい学習法でやっていない
③プラスα が足りない
※やってほしくない順です。
今日は「②正しい学習法でやっていない」について書いていきたいと思います。
基本的にこのブログ読んでくださっている方は、大きな間違いをしている、ということはないと思うのですが、たまに細かい部分でやり方が合っていないときがあります。
ある程度の期間、頑張っているのに伸びを感じにくい方にはぜひ振返ってみていただきたいところです。
例えば、シャドーイング。
シャドーイングは音声と同じ速度でできることが最終ゴールではありますが、速度を気にして全単語言えていない状態でシャドーイングをやっても効果的とは言えません。
シャドーイングするとき、よく言えないのが弱形という音の変化なのですが、この弱形になっている単語を言えてないままシャドーイングを終えてしまう、ということがあります。
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※音の変化とは、弱形とは・・・(ご存じの方はスルーしてください)
音の変化は、ネイティブが英語を話すときに、楽に発音するために本来の音とは違った音に変わること。
例:let it go (「レットイットゴー」ではなく「レリゴー」と発音される)
ルールが5つあり、「弱形」はその一つ。
「弱形」は、前置詞や代名詞など文の脇役の単語の場合に起こり、単語が弱く、短く発音される。
音の変化の詳細、その他のルールについては、7日間のメールセミナーの6日目をご参照ください。
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弱形の例ですと、
our だと、アウアとは言わず、アーr
of だと、オブではなく、ゥブ
くらいしか言っていません。
文字にすると短さが伝わりにくいですが、音としては半分くらいの短さになります
なので、アーr という音が聞こえてきたとき、our とは分からず、シャドーイングの時に発音できなかったり、
そもそも短く言っているので、シャドーイングのときに発音が間に合わずに言えなかったり、ということが起こります。
この弱形を言えない状態でシャドーイングを続けるとどうなるかいうと、リスニングのときに弱形がいつまでたっても聞こえない、ということが起こります。
例えば、下記の英文。
赤字部分が弱形で発音される場合、黒字部分だけが聞こえてきている状態になる、ということです。
Please send a letter from your supervisor.
英文のメインどころは聞こえているので、簡単な英文であれば聞き取れているように思えるかもしれませんが、from の部分が to だとしたら、意味が変わって、間違って解釈してしまう危険性があります。
また、脳としては聞こえてきたものを単純に意味を理解すればいいだけでなく、足りない部分を補いながら「意味を推測する」という処理も必要になってしまいます。
そもそもリスニングのときは、
音声知覚(英語を英語として聞く)→聞こえた英語の意味処理→短期記憶
ということをしなければならず、日本人の脳は大忙しの状態です。
そこに、意味の推測までをさせることになれば、短期記憶や、次の英文の処理に支障をきたします。
ということで、シャドーイングのときに弱形を言えない、というのは、とても些細な事に思えますが、ほおっておくとリスニング力に悪影響を及ぼします。
シャドーイング自体がとても効果のあるトレーニングなので、英語力を伸ばすことはできるのですが、ある程度のところで伸びにくくなってしまいます。
頑張っているのに、もったいないです!
思い当たる節のある方は、シャドーイングのときはまずは速度を遅くして、全単語言えることを目指してみてください。
速度を遅くすると、ネイティブが弱形をどのくらい短く言っているかがわかります。
そして、それを真似できるようになれば、聞こえてくるようにもなります。
早い速度にすると口がまわらなくなってしまったりするかもしれませんが、その時は遅いスピードで大丈夫です。
ご自身のペースで、でも回り道せずに進めていきましょう!
今回はシャドーイングの例を書きましたが、レッスンを受講してくださっている方には、シャドーイングに限らず英語学習全体において、生徒さんごとにフォーカスしていただきたいポイントをレッスンなかで、メールでお伝えしますので、ご安心ください!
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中田ケイト(Kate Nakata)
SLA(第二言語習得研究)という世界で実証済みの効率のよい英語学習法で、確実に英語力を上げるレッスンを提供中。
・中学から高校まで、ラジオ英会話6年間、
・高校の時には、オーストラリアにホームステイ3週間、
・大学時代からこれまで通った英語関連のスクールは、有名どころからマイナーなところまでトータル8社に10年以上、
・IT系の会社に就職後さらに、1日英語漬けプログラムにトータル5週間、
・オンライン英会話 2社 トータル2年、
・英語コーチング 1社 半年、
・TOEIC受験回数 70回以上、
とやってきたものの、なかなか話せるようにならず。。
IT企業在職中に、グローバルビジネスに関わり、インド、アメリカ、中国、台湾の方々と仕事をして実践経験を積みながら、ようやく自分の理想とする英語力を手に入れる。(インドにはトータル1年半駐在)
退職後は、SLAをベースとした英語学校で講師として勤務し、1レッスンおよそ2万円のレッスンを担当。
その後は、自身で起業を決意。
受けもった生徒さんはTOEICのスコアを90日間で、平均130点以上あげている。