大阪万博はポジティブ思考で臨もう | 戦略PRプロデューサー・片岡英彦【公式】ブログ

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大阪万博の開催決定の件。いまさらですが、一言言わせてください。反対する人も多いと思いますが、私は開催が決まって良かったと思います。


「経済効果がいくら」とか「建設に予算を使う余裕がない」とか、そういう細かい話は今後も多々出てくると思うのです。もちろん役人や経済学者の方たちにはそういう計算や対策はちゃんとやってもらいたい。一方、日本の政治家や経済界が今やるべきことは未来に向けた「モーメンタム(勢い)ビルディング」だと思うのです。


2020年の東京五輪後に日本がどうなるかと考えた時、5年後の2025年に、大阪万博が「ある日本」と「ない日本」を比較して、より「勢い」のある社会を創ろうと動くのが、政治家や財界の仕事だと思いました。


これは東日本大震災の直後、東京五輪が決まった時も、賛否はあったけど、私は開催に賛成でした。日本中で「どんより」とした空気が長く続いた中、2020年の東京五輪が「ある日本」と「ない日本」のどちらかを選ぶという究極の選択を我々はしました。


「良いか悪いかは、今はまだわからないけれど、今、決断しないといつか最悪の状況になるかもしれない」という状況で、日本という国は東京五輪の「ある日本」を選んだわけです。その結果が良かったかどうかはまだ分からないのですが、今回の大阪万博開催もそういう「モーメンタム・ビルディング」という国の歴史のダイナミズムだと思いました。


日本という国は本当に特異な国です。


欧米よりも遅れて産業革命を行い、殖産興業、富国強兵で急成長し、欧米列強のマネをしてみたら太平洋戦争でボコボコにされた。戦後は独自の平和憲法の下、アメリカに擦り寄り奇跡の高度成長を成し遂げる。やがてバブル経済で付け上がると、今度はバブル崩壊。長期不況や大きな自然災害に苦しみながら、やっと乗り越えたと思ったら、今後は少子高齢化やら、厳しい国際情勢やら、あまり明るくない未来が待ち構えている。


世界史のダイナミズムの中で日本という国は「実験国」なのだと思います。とりあえずどうなるのか、五輪も万博も全力でやってみたらいいと思いました。ただし新しいやり方で。


ところで・・・世耕 弘成大臣のネクタイが、今、広報PR業界でじわりとバズっています。私は「赤」&「光沢系」のネクタイは一本も持ってなかったのですが、やっぱりこういう時は「赤」ですね。。。1970年の大阪万博の年に生まれた私は、記念に思わず一本赤い光沢系ネクタイをネット購入してしまいました。ニナリッチです。明日届きます。すでに経済効果出てるじゃないですか。


私スーツ全く着ないのでネクタイっていつするんでしょうね。。。


など。長文失礼。