旅することは生きること~その2~
さて三日目はかなりハードスケジュール
なにより不安は終日団体行動をしなきゃいけない
とゆうところにあった
俺は基本的に時間は特に気にせず
のんびりとした気分で朝を迎えたいタイプなのだが
そんな甘っちょろい考えなど
団体行動の世界では通用せず
修学旅行ばりのスケジュール管理をしている沢辺に
叩き起こされ、9時前から準備をさせられる
沢辺はしっかり最高級と評される
ヒルトン自慢のクロワッサンで朝食を済ませていたが
俺は時間に追われ缶コーヒーしか飲んでいない
壮絶な睡魔と闘い、朝はきっちり採っておきたい胃袋をうねらせ
タクシーに揺られる、絶不調で超不機嫌な男と
しゃきっと整然たる無神経でおしゃべりな女を乗せた
C級コメディ映画の中を走るようなタクシーは
20分程のドライブを経て最初の目的地に到着した

はい伊勢丹です

こんな感じで巨大モールと隣接しています

モール内のネットカフェ
オシャレだが構造上エロサイトは見れないだろう

本屋でコナン発見、全巻ビシっと揃っていたが
はたして売れてるのだろうか
陽気なタイではコナンの世界のような
繊細な殺人事件は起きるのだろうか
と思わず蝶ネクタイごしに話したくなるような推理をしたりする

そしてこんな商品も発見、頼むからネタだと言ってくれ
俺はこんな感じで自分なりにこの場を楽しみたいと思っていたのだが
伊勢丹だけにブランドショップもひしめきあっていて
俺の珍品アピールに目もくれぬ同行者は
否応なしにその売り場へと向かうのだった
自由行動にしてほしかったが
あまり時間もなく待ち合わせるのも面倒だとゆう
新宿に26年住んでいながら数えるほどしか買い物した事がない
伊勢丹ビギナーな俺にはとてつもないアウェーで
ショッピングとゆうよりはザッピングをしながら
ブランド思考な女の買い物にふらふら付き合わされるのだった
例えそこがタイであれど伊勢丹は高級百貨店に違いなく
どうみてもヘラヘラしてる
ファックパッカーの俺は場違い極まりなかった
すれ違う西洋人達がみな一様に
バカを見る目で俺を見ているような気がして
その旨を沢辺に尋ねてみたが誰も見てないって自意識過剰過ぎと
傷口をさらに抉られるように罵倒された

いや笑いすぎだろ
自分はまったく興味のない他人の買い物は1時間を要して
足腰に疲労だけを残してようやく終わった
朝いっぱい食べたし、まだいらないとゆう沢辺を
必死に説得して飯を食うことにする
前日さんざんジャンクフードを食ったので
今日はSizzlerで優雅に朝昼兼用のランチ

ってシズラーは日本でも食えるじゃねーか
むしろ新宿店は近所じゃねーか
とゆうノリツッコミをしたかどうかは覚えてないが
日本の店とは違った印象で
チキンステーキは激ウマだったし
バイキングも充実していた

なんでもおいしく感じる旅のマジックとゆうものだろうか
シズラーごときがものすごく美味かった
食いしん坊バンザイと呼ばれそうな
単純な体質になってしまっている俺は
腹がふくれるとともに心も豊かになり
少しだけテンションが回復した

写真のドナルドも示す通り
言わずもがなタイは仏教徒の国である
バンコク市内にも至る所に仏教寺院がある
とゆうわけで早起きした、この日は
一日バンコクの寺院巡りとなった
最初に向かった先は、日本語で暁の寺と
かっこよく呼ばれるワット・アルン
大きな川を渡し舟で渡ったところにある寺
寺へ行くと心が清められる気がするが
船で渡らなければいけないとゆうところに
そのパワーを増大させる力があるような気がする
容易に徒歩で行ける場所よりも
困難な道のりを経なければたどり着けない苦行的な感覚だ
なんてことは帰ってきた今思うだけであって
当日はただぼんやり船に乗せられ
ただなんとなく寺に着いたような感じだった

で行き着いた場所がここ

確かに写真だと神聖な場所な気もするが
実際は観光客が溢れディズニーシー的なノリになっている
この仏塔は登れると言うので、軽い気持ちで登ってみた

振り返ると登りのように軽い足取りでは降りれなかった

いや急すぎるだろ、降りる時はまじで恐かった

勇気を持って登りきるとこんな感じの景色が拝める

黄金色に輝く寝仏、フォルムはかっこいいけれど

大仏よ、全身入ってないじゃんか部屋選び間違えたね
この時点ではほぼ飽きていたが王宮へ移動する

王宮内寺院ワット・プラケーオ

眩しいくらいのゴールデンかっこよすぎるぜ
この後宮殿や数々の寺院を見たが撮影禁止が多かった
見る人が見れば「うむ…美しい構造じゃないか素晴らしい」
となるんだろうが俺は各施設とも2分で飽きた
強引すぎな朝はムカついていたが写真のストックが物語るように
旅奉行沢辺のプランはツアーコンダクターばりに見事で
おかげで俺は安全に円滑に立派なタイ観光をすることができたので
調子に乗せるとウザい性格を考慮して口には出さずに心で感謝した
夕方からはここまで隠れキャラクターを貫いている
大石と合流する、一度ホテルに戻り荷物を置いて再度出発
ラマ9世駅に地下鉄で向かう
ちなみに俺はこの場所に、つい昨日こっそり前乗りしている
そうとは知らない沢辺は大石からメールでされる道案内に
言ってる意味がわかんないやらほんと説明下手だよね
などと暴言を吐きながら必死にルートを模索するが
ついには電話でもう一回最初から説明してとゆう始末で
すっかりパラドックスに嵌っている様子
見かねた俺は言ってやった
沢辺よ、黙って俺について来いと
道を覚えるスキルだけは誰にも負けない自信がある俺は
その緻密な脳内コンピューターをフル回転させ
みごと一発で駅に到着した
てっきり褒められるとばかり思っていたが
知ってるなら知ってると最初から言えばいいじゃんと
いかにも憎らしそうな顔で小言を大声で吐かれた
やっぱり俺こいつ嫌い、ちゃんと線を引いておこう
と何度目かの誓いを立てて電車に乗り込む
着いた頃には辺り一面すっかり夜の街となっていて
昨日来た感じとは違った印象だった

ところで感覚的な問題なのかもしれないが
滞在中ずっと日が落ちるのが早い気がしていたのは
俺だけだったのだろうか

暑さでぐったりする犬と一緒に
日本にいる時よりも三倍増しで血色の良い大石が待っていた
フォーチュンタウンのレストラン街を
得意気に案内してくれる年長者に対して
ああここ昨日全部見たわとはさすがに言えず
なるべく新鮮に映るようなリアクションを心がけた
日本食屋で寿司と懐石っぽい食事をしたのだけれど
本場日本の老舗よりも張り詰めた空気だったので
写真は撮れなかった、エビスビールと美少年を飲んで
やっぱ日本の食文化って最高だなとしみじみ思い
万感の思いを込めたごちそうさまをして店を後にする
ギラギラネオンの夜街はエロの匂いをプンプンさせていた

年甲斐もない三人組は大石行きつけだとゆう
このクラブへ入店

S女とM男のショー

ムチをならす女王様とロウを垂らされる男
他2人と観客たちはやたら盛り上がっていたが
俺はロウソクを垂らしたい側なので感情移入はできなかった
ポールダンスやらディスコダンスやら
沢山のステージが次々になされていたが
社交場では隅にいたいタイプなので冷めた目線でボンヤリ眺め
やたらハイテンションだった30代2人はシカトして
瓶のハイネケンを3本も空けてしまった
さすがに俺の気分を察してか1時間程度で店を出る
ホテルに帰る為、駅へと向かう途中に
一本30円の串焼きを発見

当たり前のようにめちゃめちゃ美味かった
もはや通勤感覚で乗れる地下鉄でホテルへ戻り
もはや友人感覚で呼べるマッサージを受けて就寝
早起きだったし、長くなりそうだったのに三日目もあっとゆう間に終了
この三日目がなかったら俺はタイに行ったなんて誰にも言えなかったし
俺がタイ旅行帰りだなんて語っても誰も信じてくれなかっただろう
色々な場所に連れて行ってくれたガイドさんにサンキューと言いたい
だけどもし次回があったら、もう少し優しいエスコートをお願いしたい

例によってモーニングコールよりも早くコールしてくる
沢辺に起こされ最終日スタート
昨日異様に盛り上がっていた流れからか
予定に反して朝一で大石がやってきた
ラブマスターの俺は一連の流れから
あっこいつら完全に怪しいなと察した
そういえば昨日、道案内をダシに
連絡先を交換していた事も俺は知っている
お互い俺とは長い付き合いであっても
当人同士は四日前に成田で出会ったばかり
恋って突然ですな、但し沢辺よ
アラフォーが既婚者と付き合うとなったら
かなりのリスクじゃないだろうか
てゆうか大石が結婚している事を
沢辺は知っているのだろうか
余計な口出しをすると激しく叱られそうなので
何も知らないフリをしてしばし2人の様子を探ることにした
あいのり的意味でピンク色に見えそうな普通に白いバスに乗り
1時間ほど走ってアユタヤとゆう所へ到着

水面に映るきらびやかな姿、まさに芸術と今思った
当日はここでいっかとなんとなく写真を撮っただけだった

象に乗って公園を一周できたが、さすがに誰も乗らなかった
恥ずかしいからあんまり言いたくないが
俺ったら実は犬と猫以外の動物全部無理なんです
だから小学校で遠足に行く上野動物園とか
苦痛でしかたなかった
とゆうか今でも夜にあの近くに行って
獣臭を感じたりしたら震えるほどの恐怖に駆られる
様々な団体には申し訳ないが
動物=化け物としかおもえないのだ
象とか実際冷静に考えたら超グロい
鼻があんなに尺をとっている生き物が
人間様の世界に存在していいわけがないだろう
それはそれとしてアユタヤ観光は続く
ツーショットにあぶれて
よもやシャッター係りのようになる俺
なんつーかその愛、汚すぎるしめんどくさい
はっ大変だ、もしこいつらが共謀し
我が社の機密事項を盗まれたらどうする
まずい、こいつらが共謀して
多額の横領を繰り返せば会社はいつか破綻する
と思ったら全身に冷や汗が伝ったが
そんな大きな会社経営をしているのは
夢の中だけだったことに気付き
少し前を歩く急造カップルの後ろ姿を見ながら
自分にとっての損得勘定を瞬時にはじき出して
うん、別にどうでもいいなと放置することに決めた
確かに巡り合せたのは俺だが決して紹介したわけではないし
この先、色々障害あるだろうけど俺しーらね
と色々目まぐるしくかなりリアルに思考を巡らせながら
けっこうな距離を歩いていた為
一瞬着いたことに気付かなかったが
まの当たりにした光景にテンション急上昇
俺がこの国で一番来たかった場所に到着
ドン!

いわゆるストⅡで言うところのサガットステージである
さすがに仏様は寛大で
今時波動拳ポーズで写真を撮る33歳、大石の事も
年齢的な問題で足の上がらないチュンリーポーズの36歳、沢辺の事も
テンションMAXでタイガーアッパーカットを放つ26歳、俺の事も

静かな微笑みで見守ってくれた

沙羅双樹とゆう花を始めてみた
セイントセイヤでしか見たことがなかったので
生でお目にかかれて嬉しかった
この色が盛者必衰の理を表しているんだなと
平家物語でも読み出しそうな勢いで鋭くひとりごとを言った
この後も王様の墓やら遺跡やらを見たが
たいした絵代わりもないので写真は割愛する
以上であっという間の4日間終了
これと言った見所もなく観光的には
寺を沢山回っただけの旅だったが
最近全然良いこともなかったし
少しはリフレッシュできたのかなとも思う
旅行後にリフレッシュなんて単語を使うのは
俺様にとっちゃチープすぎるが
もちろん宗教的な意味は抜きで
確かに気分は楽になった気がする
神頼みなんてものは元々しないし
たかだかタイの名も知らぬ神様ごときに
俺の不幸を払拭するパワーなど無いに決まっているが
行かないよりは行ってきた今のほうが少しポジティブなので
まぁ良い旅だったのではないかなと思う
俺みたいな自由人のする旅は
現実に戻りたくなくなるとゆうことが難点だ
今、急に世の中から飛行機が消え日本に帰れなくなって
仕事がなくなっちゃっても、もういいな
ここで一生暮らすしかないと言われたらそれもしょうがないな
なんて思ったりしながら渋々ホテルへ戻る
最後の晩餐くらいは豪華にと思い

3日スルーし続けたホテル内の高級レストランへ

葉っぱに具をのせチリソースをかけて包んで食べる
葉っぱにクセがあり甘辛のソースとまじり合うと普通に不味かった

カニのカレー炒め玉子とじとでも言ったらいいだろうか
基本的に日本人に合った味付けだった普通に普通の味だった

さすがに南国のマンゴー系デザートの味は格別だった
俺にとって微妙な味でも価値が下がるわけはなく
高額だけが印象に残る思い出深いタイ最後のディナーを済ませ
チェックアウトまでの短い時間を部屋でうつ気味に待つ
見るほどにキレイなベットメイキングと
毎回ウェルカムフルーツが変えられていたことに感動した

オリジナルのミネラルウォーターがベッドルームに2本
バスルームに2本準備され水には全く困らなかった
旅先ではいつも不眠症に陥るがこのベットは大丈夫だった

ベットよ、お前ともお別れだぜと淑女に愛をささやくように
物体に向かって言葉を語る
そんなわけでホテル自体に名残り惜しさを感じたのは初めてだった
スタッフに5つ星クラスのホスピタリティをされては
クレーマーの俺でもさすがに何の文句もつけられなかったし
内線に日本語ホットラインもあったし静かで安眠できたし
ありがとうコンラッドバンコクと言いたい
この豪華ホテルにもう一泊するとゆうリッチウーマンに別れの挨拶をし
うるさい保護者から開放された喜びと共にすがすがしく空港へ

23時発の便に乗った
ひとり乗りだったし良い席だったので優雅に何事もなく帰国した
こんな感じのビジネスクラス独り占めは貴重な体験だった
朝7時前に成田到着
てなわけでお土産は象のキーホルダーと香水だけとゆう軽い荷物と
そもそも現地では日焼け止めくらいしか買っていないな
とゆう浅い思い出を持ち帰り俺の地味な旅行は終わった
改めて思い返しながら書き起こしてみても
所々記憶喪失で薄っぺらい旅行記ですが
長々とお付き合い頂きありがとうございました
俺と旅に出たらガンガンお前を楽しませてやるぜとゆうあなた
私と一緒に旅したら最高な思い出が出来るわよとゆうあなた
旅行の際には是非一度
誘われると断れない使い勝手の良い性格で
人の計画には遠慮なく便乗するちゃっかりものの俺を
誘ってみてはいかがでしょうか
アテンションプリーズアテンションプリーズ
当、夢列車は新宿発の楽園行き、まだまだ旅の途中で御座います
なにより不安は終日団体行動をしなきゃいけない
とゆうところにあった
俺は基本的に時間は特に気にせず
のんびりとした気分で朝を迎えたいタイプなのだが
そんな甘っちょろい考えなど
団体行動の世界では通用せず
修学旅行ばりのスケジュール管理をしている沢辺に
叩き起こされ、9時前から準備をさせられる
沢辺はしっかり最高級と評される
ヒルトン自慢のクロワッサンで朝食を済ませていたが
俺は時間に追われ缶コーヒーしか飲んでいない
壮絶な睡魔と闘い、朝はきっちり採っておきたい胃袋をうねらせ
タクシーに揺られる、絶不調で超不機嫌な男と
しゃきっと整然たる無神経でおしゃべりな女を乗せた
C級コメディ映画の中を走るようなタクシーは
20分程のドライブを経て最初の目的地に到着した

はい伊勢丹です

こんな感じで巨大モールと隣接しています

モール内のネットカフェ
オシャレだが構造上エロサイトは見れないだろう

本屋でコナン発見、全巻ビシっと揃っていたが
はたして売れてるのだろうか
陽気なタイではコナンの世界のような
繊細な殺人事件は起きるのだろうか
と思わず蝶ネクタイごしに話したくなるような推理をしたりする

そしてこんな商品も発見、頼むからネタだと言ってくれ
俺はこんな感じで自分なりにこの場を楽しみたいと思っていたのだが
伊勢丹だけにブランドショップもひしめきあっていて
俺の珍品アピールに目もくれぬ同行者は
否応なしにその売り場へと向かうのだった
自由行動にしてほしかったが
あまり時間もなく待ち合わせるのも面倒だとゆう
新宿に26年住んでいながら数えるほどしか買い物した事がない
伊勢丹ビギナーな俺にはとてつもないアウェーで
ショッピングとゆうよりはザッピングをしながら
ブランド思考な女の買い物にふらふら付き合わされるのだった
例えそこがタイであれど伊勢丹は高級百貨店に違いなく
どうみてもヘラヘラしてる
ファックパッカーの俺は場違い極まりなかった
すれ違う西洋人達がみな一様に
バカを見る目で俺を見ているような気がして
その旨を沢辺に尋ねてみたが誰も見てないって自意識過剰過ぎと
傷口をさらに抉られるように罵倒された

いや笑いすぎだろ
自分はまったく興味のない他人の買い物は1時間を要して
足腰に疲労だけを残してようやく終わった
朝いっぱい食べたし、まだいらないとゆう沢辺を
必死に説得して飯を食うことにする
前日さんざんジャンクフードを食ったので
今日はSizzlerで優雅に朝昼兼用のランチ

ってシズラーは日本でも食えるじゃねーか
むしろ新宿店は近所じゃねーか
とゆうノリツッコミをしたかどうかは覚えてないが
日本の店とは違った印象で
チキンステーキは激ウマだったし
バイキングも充実していた

なんでもおいしく感じる旅のマジックとゆうものだろうか
シズラーごときがものすごく美味かった
食いしん坊バンザイと呼ばれそうな
単純な体質になってしまっている俺は
腹がふくれるとともに心も豊かになり
少しだけテンションが回復した

写真のドナルドも示す通り
言わずもがなタイは仏教徒の国である
バンコク市内にも至る所に仏教寺院がある
とゆうわけで早起きした、この日は
一日バンコクの寺院巡りとなった
最初に向かった先は、日本語で暁の寺と
かっこよく呼ばれるワット・アルン
大きな川を渡し舟で渡ったところにある寺
寺へ行くと心が清められる気がするが
船で渡らなければいけないとゆうところに
そのパワーを増大させる力があるような気がする
容易に徒歩で行ける場所よりも
困難な道のりを経なければたどり着けない苦行的な感覚だ
なんてことは帰ってきた今思うだけであって
当日はただぼんやり船に乗せられ
ただなんとなく寺に着いたような感じだった

で行き着いた場所がここ

確かに写真だと神聖な場所な気もするが
実際は観光客が溢れディズニーシー的なノリになっている
この仏塔は登れると言うので、軽い気持ちで登ってみた

振り返ると登りのように軽い足取りでは降りれなかった

いや急すぎるだろ、降りる時はまじで恐かった

勇気を持って登りきるとこんな感じの景色が拝める

黄金色に輝く寝仏、フォルムはかっこいいけれど

大仏よ、全身入ってないじゃんか部屋選び間違えたね
この時点ではほぼ飽きていたが王宮へ移動する

王宮内寺院ワット・プラケーオ

眩しいくらいのゴールデンかっこよすぎるぜ
この後宮殿や数々の寺院を見たが撮影禁止が多かった
見る人が見れば「うむ…美しい構造じゃないか素晴らしい」
となるんだろうが俺は各施設とも2分で飽きた
強引すぎな朝はムカついていたが写真のストックが物語るように
旅奉行沢辺のプランはツアーコンダクターばりに見事で
おかげで俺は安全に円滑に立派なタイ観光をすることができたので
調子に乗せるとウザい性格を考慮して口には出さずに心で感謝した
夕方からはここまで隠れキャラクターを貫いている
大石と合流する、一度ホテルに戻り荷物を置いて再度出発
ラマ9世駅に地下鉄で向かう
ちなみに俺はこの場所に、つい昨日こっそり前乗りしている
そうとは知らない沢辺は大石からメールでされる道案内に
言ってる意味がわかんないやらほんと説明下手だよね
などと暴言を吐きながら必死にルートを模索するが
ついには電話でもう一回最初から説明してとゆう始末で
すっかりパラドックスに嵌っている様子
見かねた俺は言ってやった
沢辺よ、黙って俺について来いと
道を覚えるスキルだけは誰にも負けない自信がある俺は
その緻密な脳内コンピューターをフル回転させ
みごと一発で駅に到着した
てっきり褒められるとばかり思っていたが
知ってるなら知ってると最初から言えばいいじゃんと
いかにも憎らしそうな顔で小言を大声で吐かれた
やっぱり俺こいつ嫌い、ちゃんと線を引いておこう
と何度目かの誓いを立てて電車に乗り込む
着いた頃には辺り一面すっかり夜の街となっていて
昨日来た感じとは違った印象だった

ところで感覚的な問題なのかもしれないが
滞在中ずっと日が落ちるのが早い気がしていたのは
俺だけだったのだろうか

暑さでぐったりする犬と一緒に
日本にいる時よりも三倍増しで血色の良い大石が待っていた
フォーチュンタウンのレストラン街を
得意気に案内してくれる年長者に対して
ああここ昨日全部見たわとはさすがに言えず
なるべく新鮮に映るようなリアクションを心がけた
日本食屋で寿司と懐石っぽい食事をしたのだけれど
本場日本の老舗よりも張り詰めた空気だったので
写真は撮れなかった、エビスビールと美少年を飲んで
やっぱ日本の食文化って最高だなとしみじみ思い
万感の思いを込めたごちそうさまをして店を後にする
ギラギラネオンの夜街はエロの匂いをプンプンさせていた

年甲斐もない三人組は大石行きつけだとゆう
このクラブへ入店

S女とM男のショー

ムチをならす女王様とロウを垂らされる男
他2人と観客たちはやたら盛り上がっていたが
俺はロウソクを垂らしたい側なので感情移入はできなかった
ポールダンスやらディスコダンスやら
沢山のステージが次々になされていたが
社交場では隅にいたいタイプなので冷めた目線でボンヤリ眺め
やたらハイテンションだった30代2人はシカトして
瓶のハイネケンを3本も空けてしまった
さすがに俺の気分を察してか1時間程度で店を出る
ホテルに帰る為、駅へと向かう途中に
一本30円の串焼きを発見

当たり前のようにめちゃめちゃ美味かった
もはや通勤感覚で乗れる地下鉄でホテルへ戻り
もはや友人感覚で呼べるマッサージを受けて就寝
早起きだったし、長くなりそうだったのに三日目もあっとゆう間に終了
この三日目がなかったら俺はタイに行ったなんて誰にも言えなかったし
俺がタイ旅行帰りだなんて語っても誰も信じてくれなかっただろう
色々な場所に連れて行ってくれたガイドさんにサンキューと言いたい
だけどもし次回があったら、もう少し優しいエスコートをお願いしたい

例によってモーニングコールよりも早くコールしてくる
沢辺に起こされ最終日スタート
昨日異様に盛り上がっていた流れからか
予定に反して朝一で大石がやってきた
ラブマスターの俺は一連の流れから
あっこいつら完全に怪しいなと察した
そういえば昨日、道案内をダシに
連絡先を交換していた事も俺は知っている
お互い俺とは長い付き合いであっても
当人同士は四日前に成田で出会ったばかり
恋って突然ですな、但し沢辺よ
アラフォーが既婚者と付き合うとなったら
かなりのリスクじゃないだろうか
てゆうか大石が結婚している事を
沢辺は知っているのだろうか
余計な口出しをすると激しく叱られそうなので
何も知らないフリをしてしばし2人の様子を探ることにした
あいのり的意味でピンク色に見えそうな普通に白いバスに乗り
1時間ほど走ってアユタヤとゆう所へ到着

水面に映るきらびやかな姿、まさに芸術と今思った
当日はここでいっかとなんとなく写真を撮っただけだった

象に乗って公園を一周できたが、さすがに誰も乗らなかった
恥ずかしいからあんまり言いたくないが
俺ったら実は犬と猫以外の動物全部無理なんです
だから小学校で遠足に行く上野動物園とか
苦痛でしかたなかった
とゆうか今でも夜にあの近くに行って
獣臭を感じたりしたら震えるほどの恐怖に駆られる
様々な団体には申し訳ないが
動物=化け物としかおもえないのだ
象とか実際冷静に考えたら超グロい
鼻があんなに尺をとっている生き物が
人間様の世界に存在していいわけがないだろう
それはそれとしてアユタヤ観光は続く
ツーショットにあぶれて
よもやシャッター係りのようになる俺
なんつーかその愛、汚すぎるしめんどくさい
はっ大変だ、もしこいつらが共謀し
我が社の機密事項を盗まれたらどうする
まずい、こいつらが共謀して
多額の横領を繰り返せば会社はいつか破綻する
と思ったら全身に冷や汗が伝ったが
そんな大きな会社経営をしているのは
夢の中だけだったことに気付き
少し前を歩く急造カップルの後ろ姿を見ながら
自分にとっての損得勘定を瞬時にはじき出して
うん、別にどうでもいいなと放置することに決めた
確かに巡り合せたのは俺だが決して紹介したわけではないし
この先、色々障害あるだろうけど俺しーらね
と色々目まぐるしくかなりリアルに思考を巡らせながら
けっこうな距離を歩いていた為
一瞬着いたことに気付かなかったが
まの当たりにした光景にテンション急上昇
俺がこの国で一番来たかった場所に到着
ドン!

いわゆるストⅡで言うところのサガットステージである
さすがに仏様は寛大で
今時波動拳ポーズで写真を撮る33歳、大石の事も
年齢的な問題で足の上がらないチュンリーポーズの36歳、沢辺の事も
テンションMAXでタイガーアッパーカットを放つ26歳、俺の事も

静かな微笑みで見守ってくれた

沙羅双樹とゆう花を始めてみた
セイントセイヤでしか見たことがなかったので
生でお目にかかれて嬉しかった
この色が盛者必衰の理を表しているんだなと
平家物語でも読み出しそうな勢いで鋭くひとりごとを言った
この後も王様の墓やら遺跡やらを見たが
たいした絵代わりもないので写真は割愛する
以上であっという間の4日間終了
これと言った見所もなく観光的には
寺を沢山回っただけの旅だったが
最近全然良いこともなかったし
少しはリフレッシュできたのかなとも思う
旅行後にリフレッシュなんて単語を使うのは
俺様にとっちゃチープすぎるが
もちろん宗教的な意味は抜きで
確かに気分は楽になった気がする
神頼みなんてものは元々しないし
たかだかタイの名も知らぬ神様ごときに
俺の不幸を払拭するパワーなど無いに決まっているが
行かないよりは行ってきた今のほうが少しポジティブなので
まぁ良い旅だったのではないかなと思う
俺みたいな自由人のする旅は
現実に戻りたくなくなるとゆうことが難点だ
今、急に世の中から飛行機が消え日本に帰れなくなって
仕事がなくなっちゃっても、もういいな
ここで一生暮らすしかないと言われたらそれもしょうがないな
なんて思ったりしながら渋々ホテルへ戻る
最後の晩餐くらいは豪華にと思い

3日スルーし続けたホテル内の高級レストランへ

葉っぱに具をのせチリソースをかけて包んで食べる
葉っぱにクセがあり甘辛のソースとまじり合うと普通に不味かった

カニのカレー炒め玉子とじとでも言ったらいいだろうか
基本的に日本人に合った味付けだった普通に普通の味だった

さすがに南国のマンゴー系デザートの味は格別だった
俺にとって微妙な味でも価値が下がるわけはなく
高額だけが印象に残る思い出深いタイ最後のディナーを済ませ
チェックアウトまでの短い時間を部屋でうつ気味に待つ
見るほどにキレイなベットメイキングと
毎回ウェルカムフルーツが変えられていたことに感動した

オリジナルのミネラルウォーターがベッドルームに2本
バスルームに2本準備され水には全く困らなかった
旅先ではいつも不眠症に陥るがこのベットは大丈夫だった

ベットよ、お前ともお別れだぜと淑女に愛をささやくように
物体に向かって言葉を語る
そんなわけでホテル自体に名残り惜しさを感じたのは初めてだった
スタッフに5つ星クラスのホスピタリティをされては
クレーマーの俺でもさすがに何の文句もつけられなかったし
内線に日本語ホットラインもあったし静かで安眠できたし
ありがとうコンラッドバンコクと言いたい
この豪華ホテルにもう一泊するとゆうリッチウーマンに別れの挨拶をし
うるさい保護者から開放された喜びと共にすがすがしく空港へ

23時発の便に乗った
ひとり乗りだったし良い席だったので優雅に何事もなく帰国した
こんな感じのビジネスクラス独り占めは貴重な体験だった
朝7時前に成田到着
てなわけでお土産は象のキーホルダーと香水だけとゆう軽い荷物と
そもそも現地では日焼け止めくらいしか買っていないな
とゆう浅い思い出を持ち帰り俺の地味な旅行は終わった
改めて思い返しながら書き起こしてみても
所々記憶喪失で薄っぺらい旅行記ですが
長々とお付き合い頂きありがとうございました
俺と旅に出たらガンガンお前を楽しませてやるぜとゆうあなた
私と一緒に旅したら最高な思い出が出来るわよとゆうあなた
旅行の際には是非一度
誘われると断れない使い勝手の良い性格で
人の計画には遠慮なく便乗するちゃっかりものの俺を
誘ってみてはいかがでしょうか
アテンションプリーズアテンションプリーズ
当、夢列車は新宿発の楽園行き、まだまだ旅の途中で御座います