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旅することは生きること~その1~

俺は国際的なビジネスマンである
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わけはないが人生ゲームでも使えそうな
おもちゃみたいな外貨を持っているのには理由があるのだ

エコノミー移動だが美人秘書と海外出張である
わけもないが機内食はそれなりに旨かったし
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アジアの飛行機名物ピタッとした制服のCAも拝めたので大満足の移動だった
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手持ちの日本円6万をここに差し出すと
上の写真のようなラインナップで戻ってきた
とゆうわけでバーツと呼ばれる外貨を手にしての海外旅行です
もちろん先の冗談はありえないので海外事業でもなければ
バカンスでもない、単にコツコツとマイルを貯めた30代女性社員と
妻に内緒でコソコソとエロ旅行へ出かける30代男性社長と
特に目的もなくシレシレとあいのりする26歳カタメスライムの
アジア旅行記である
病弱なので遠出は苦手としている為
お金持ちの正月旅行に運よく便乗させてもらった2年前のグアム以来
久々の日本脱出である
ビバひきこもりの俺ではあるが思い起こせば実は結構ワールドワイドなのだ
まだ父親の景気が良かった頃の家族旅行でハワイ
この時は着いて早々天気に見放され、ただの遠出でのショッピングだった
大学のクソみてぇな旅行でイタリア
ローマの歴史になんか興味ないしメンツが薄っぺらな付き合いの
同期生ばかりだったので始終帰りたかった
バイト先の先輩にノリで着いて行ったオーストラリア
旅行自体はそれなりに楽しかったが
空港でぶつかった中国人に『ちっ』と舌打ちされ
国際問題に発展しそうなくらいの怒りを覚えた、中国の空港ならそれでもいい
だがここはお前にとっても外国だとゆう名言はこの時生まれた
自暴自棄になりかけていた約5年前に突然ひとり旅にでかけたイギリス
もちろん貴族の歴史にも王宮にも大自然にもUKロックにも興味がないので
やっぱり世界で一番日本が好きと改めて思った
そんな数々の生ぬるい思い出とそれでもたくましく旅をしてきた経験を駆使し
人生5ヵ国めの海外上陸、もうとっくにお気付きでしょうが
ここは東南アジア第三諸国タイランドである
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冒頭のエクスチェンジで手にした大量の紙幣を持ち
ニヤニヤと億万長者気分にひたりながら
長蛇の列を成すイミグレーションに並ぶ
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横の列の白人女性がまったく列が進まないことに腹を立て
ベタな仕草で怒っていた
ヒールを慣らし時計を叩くとゆう特有のユーロピアンスタイルも
映画で見るならスマートだが、リアルだとバカっぽいし少し怖い
後ろに並ぶ女の子2人も「こわーい」とヒキぎみだったので
「嫌ですよねぇああゆうの」とここぞとばかりに会話に参加した
これぞジャパニーズスタイルでゆうところの美しき集団意識だ
実はその子達、同じ便で俺達の横の座席に座っていた女子大生2人組である
何故女子大生とわかるのかと言えば決して安いナンパなどしたわけではなく
ナンパよりさらにゲスい盗み聞きをしていたからだ
女子大生A「彼氏また浮気してるっぽいから別れて○○くんと付き合おうかな」
女子大生B「私は彼氏に浮気されてもいいから最終的には帰ってきてほしいな」
なんてゆう華々しい会話を機内で聞いていた為
すてき!ビッチすてき!などと思いながら勝手に親近感を持っていたのだ
イミグレでの入国審査は写真の通りかなりの列で、ものすごく時間がかかった
盗聴を後ろめたい気持ちは押隠し
「時間かかりますね、そういえば飛行機一緒でしたね」的に
さも紳士的に女子大生に話し掛け
まるでおっさんと援交少女の会話のように
さして盛り上がりのない観光客トークを交わしつつ自分の番を待つ
俺の番になると…なるほどたしかにチェックは厳しかった
「顔をもう少しあげて!NO!あげすぎ!NO!もうちょっと下」
とアジア人に向かって英語でまくし立てる管理員
愛想もなかったしちょっとテンションが下がった
とゆうわけで入国時には既に疲労困ぱいの状態で降り立った
ここがアジアの楽園タイランドである
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外に出ると、さっそくの熱風と共にホテルガイドのお姉さんが出迎えてくれた
「サワディーカップ」と笑顔でこんにちわを言ってくれたお姉さんは
現地の人にしちゃ色白だなと思ったが普通に日本人だった
ところでメンバー紹介が遅れたが
敏腕経営者ではない名ばかり社長のほうが大石郁郎で
美人秘書ではないおつぼね経理のほうが沢辺香織
ちなみに取引相手や同僚ではあるが友達ではないので
それぞれ旅の目的は違う
沢辺はグルメ&エステ三昧とマッサージボーイをナンパする
といった独身バンザイ的な
でもなんだか少しさみしいような目的の旅行らしい
こいつに色々とアポを取ってもらったので
俺は4日間始終、同じ場所での行動となるが
大石は1日だけの同行で、あとはパラダイスタイム満喫とゆう
うらやましい限りの予定となっている
実は大石はやり手の不動産業者なので
タイで日本人向けのゲストハウスを所有していて
留学生や出張ビジネスマン向けの会社経営をしている
今回はそこの様子見らしい、とゆうわけなんだが
あんまりキレイに言ってしまうと
ものすごくセレブ社長な感じに聞こえてしまう為
実際にすごいのは彼の父親で
いわゆるダメな2代目とゆうことだけは伝えておこう
本人は言ってなかったが旅の目的は
おそらく風俗がメインになるに違いない
まぁそれはしょうがない、男のタイ旅行と言えば
イコールでエロが繋がってしまうのは言うまでもない
俺もこのあと当然高級ソープで酒池肉林の豪遊をするのだ
とゆうのはキャラを守る為のリップサービスで
実はASIANビューティーもあんまり理解していない
ベイビーちゃんの俺には
いわゆる東南系の女性の趣味はまったくないのである
それに会社では母親的存在で後輩に慕われるウザイキャラと
不幸にも宿泊先が一緒だった為そう派手に夜遊びをする訳にもいかなかった
とゆうわけで俺の目的はただのんびりと寺社仏閣を見学するだけとゆう
定年後のおじさまの旅みたいなプランとなっている
会社へ向かう大石と別れ、迎えに来てくれたお姉さんに連れられて
ホテルへ向かう、目的地に着いた途端何かしらの不安に襲われ帰りたくなる
とゆう昔からの悪癖を必死に抑えて
タイ通な沢辺一押しのホテル、コンラッドバンコクへ
東京では一泊最低2万円以上のコンラッドも
バンコクでは連泊すればツインでも1.5万円くらいで
さすがお得だねタイとゆう幸せ気分と日本ボッタくりすぎだね
とゆうしみじみした思いを胸にいざ到着
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日本人スタッフだったので安心だった
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なかなかデカいベッドに
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なぜだかガラス張りのバスルーム
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エレファント
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こんな感じでさすがにヒルトンと名のつくだけあって部屋は豪華だった
写真の象達は持ち帰りOKだったのでサクッと頂き、帰国後の今
我が家のバスルームやリビングにちゃっかりと居座っている
とりあえずやることもないのでデカいベッドで
ゴロゴロと3回転捻りなどをしたあと
沢辺と一緒にスパに行った
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自分の部屋もこうしたいなと思った癒されるエントランスで
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施術前に謎のお茶を飲む
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終わった後も出てきたのだが甘さとしょうが的なちょいピリが
なんともうまかった
病院の受付みたいなカウンセリングボードに細かく色々書かされた
ほんとは英語で書きたかったが残念ながらスタッフが日本人だったので
やむなく漢字で足、腰、肩とデカデカ書く
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写真に映っているキレイともかわいいともつかない
オーソドックスなルックスのお姉さんに
泥を塗られ蜂蜜を塗られラップをまかれたりと俺の裸体を弄ばれる
うつぶせに寝るとベットの下に花があって
それがまたいい香りで、ラップを巻かれていた最中は
ふわっと気持ち良く寝てしまった
普段受ける下半身局部中心のピンク色のやつとは違い
マッサージはツボをビシビシ押されて限りなく痛かった
それでも引きこもりゴリな全身をほぐしてもらってリラックス効果に溢れた
何故だか起こった下半身の変化を
誰にも悟られないように腰を引いて立ち上がり
2時間の施術終了、お土産に特製石鹸まで貰い大満足だった
部屋に戻りゴロゴロして、夜景をながめながらビールを一杯
ゲップと共にもう外にはでないとゆう決意を吐き出し
ルームサービスをオーダー
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時には贅沢したっていいじゃないか、とひとりごちて
一部入院保険金を換金した札束から
1000バーツ程度を抜いて握り締めディナーを楽しんだ
ちなみに1バーツは日本円で約3円の貨幣価値なので
握り締めているのは3000円とゆうことになる
しばらくして沢辺がやってきた、ものすごく怒っている
経費をもらう為にキャバクラの領収書を渡す時くらい怒っている
話しを聞けば外に飯を食いに行き
ホテルへ戻る際にタクシーを拾おうとしたら
ことごとくボられそうになったとゆう
行きは渋滞でも50バーツで来れた道を
200バーツってふっかけてくんの
4倍てどうゆうことやねん!
エキサイトし口調が標準語ではなくなった
浪花のソウルを熱く燃やす人間に対し
1円でも計算が合わないと涙ながらに残業する
仕事熱心な経理部長に対し
たかが数百円のことじゃんとはさすがに言えず
しばらく話を聞く羽目になった
100バーツと言ってきた運転手に
「メーター使って」と怒ったら「traffic!」と怒鳴られたらしい
そしてどんなに交渉しても値切れなかったらしい…
近くのインターコンチネンタルのホテルに頼んで
良心的なメータータクシーを呼んでもらって事なきを得たらしい
「やっぱ女1人だとなめられるのかな」
と乙女のような台詞で時折女をアピールするアラフォーは
それでもおばちゃん根性を隠せず
人がなけなしの金で頼んだワインを当たり前のように飲み干し
ちゃっかり追加の酒とつまみまで
オーダーするとゆうスタンドプレーを見せ始め
話はタクシー事件の怒りから段々と人生全体の愚痴へと変わり始める
これ以上話すと朝になってしまうなと冷静に判断し
いつもの飲み会での経験上
システム屋だった元彼との思い出を
語りだすだろう頃合を見計らい追い払った
沢辺のタクシー事件を明日は我が身だなと胸に刻み
一日目終了
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二日目はいよいよ異国の街へひとりで出る
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実は俺は外国語教育が盛んな東海大系列の出身なので
日常会話程度なら英語を駆使できるのである
なんて軽く言えれば苦労はしない
授業など1回もまともに受けていないので
日本語発音の単語を織り交ぜた接続詞のない英会話の実力のみである
別に現地語を覚える気もこの先英語を覚える気もないので
一貫してボディーランゲージとガイドブック指差しのみでの会話を
向上心皆無で貫くこととなる
タイには日本人も多いし日本語OKのホテルに泊まれば大丈夫だよと
出国の際に刷り込まれていたのでその気で行動したのだが
日本語が通じるのはホテルの中だけで
一歩外に出てみれば日本語どころか英語もまともに通じなかった
さっきまで偉そうにホテルサービスを受けていた日本人が
ホテルのドアが開き世界への一歩を踏み出した途端
期待と不安でいっぱいの緊張のかたまりと化す
例外なく俺もさっそくそのうちの一人に仲間入りした
それでも緊張ちゃん達にはそれぞれ目的地はありそうで
みんなホテルにあった地図を片手に
タクシーやらバイクやらに乗り込む感じだった
もちろん俺も唯一の頼りのその地図をギュッと握り締め
とりあえず賑やかそうな通りまで出てみた
まずはセブンイレブン発見
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朝食を買おうと思ったのだが
日本ではおにぎりコーナーのその場所には
なぜだかフルーツがおいてあり
日本ではパンコーナーのその場所には
甘そうな味付けっぽい弁当や
確実に甘いパンしかなかったので
とゆうより店が込んでて吟味できず
ジュースだけ買って出た
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こんな感じのラインナップ、ポッキー40円くらいだった
日本語の書かれた商品もいっぱいあって
コンビニとしてのクオリティーはすごかった
朝飯にありつけず、路上にずらりと並ぶマーケットを物色する
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マーケットと呼ばれてはいるが日本でゆう路店そのもので
簡単に言うとアメ横をもっとガサツにした感じって所だ
道をぶらぶら歩いていると揚げ物屋の少女と目があったので
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ダメ元の英語で聞いてみる
俺「この肉って鶏肉?」
少女「そうです」
俺「(ワニとかじゃなくてよかった…)お店の中で食べていい?」
少女はこくりと頷き,店内に案内してくれた
なんとか英語が通じて良かった
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セブンで買ったスプライト、横の果物屋で買ったデザート
そしてこの店で買った肉となんともバラエティー豊かな朝メシになった
全部合わせても200円しない超ディスカウント
さあ腹もふくれたし晴れて冒険再開
タイ旅行の魅力と言えば何と言っても街歩きである
とゆうわけで歩きっぷりをもっと書きたいと思うわけなんだが
実は写真があまりない、決してひったくり防止でカメラを出すな
とゆう警告にビビったわけではない
と安全の国ジャパンに帰ってきた今となっては言いたいところだが
実際ビビったのだろう、なんとゆうか
カメラを構えた時に向けられる視線が恐怖だった
別に俺が勝手に思ってただけで奴ら現地民はバカっぽい日本人が
わけわかんない場所をアホ面で撮影しているな
と思っていただけかもしれないが
見たこともないロゴ入りのTシャツを着た女性や
徒競走では絶対に適いそうもない足つきをした青年達が
世界にほこるアップルマークを掲げた携帯や
世界も驚くPanasonicロゴの入ったデジカメを前に
それをだらしなく首からさげた男に対して
襲い掛かってこないとは限らないじゃないか
そういった不安を小さな心臓に抱えて移動するのだから
しょうがないじゃないか
しばらく町を歩き回り、実はこっそり決意していた
電車移動をするべく駅へ向かう
トゥクトゥクとゆう車でもなくバイクでもない
乗り物のタクシーがかなりの数いるが
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これには乗らず
地図を頼りになんとなく歩いて行くと
わりとしっかりした地下鉄駅を発見
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初の切符購入、ただ券売機があるものの買い方がわからない
人が来ては後ろに並び現地語の書かれたガイドブックをみつつ
なんとか表記を読もうとするが
しばらくキョロキョロと戸惑っていると白人のおっさんが
「アナタハー、ドコニー、イキタイノー?」
と奇跡的な日本語で聞いて来てくれた
それが明らかに女性に習ったような
ナヨナヨ系のオカマくさい日本語であったとしても
俺には神の声に聞こえた
そう神はまだ俺を見捨ててはいなかったのだ
突然でテンパリ「ラマ9世駅です」
をシドロモドロな英語で答える俺
変な日本語で話す白人とおぼつかない英語で話す日本人とゆう
なんともシュールな光景がそこにはあった
おっさんが目的地のボタンをピッと押してくれたので
表示された運賃15バーツを投入すると無事切符が出てきた
ジャパニーズスタイルのお辞儀をしっかりして
「ほんとうにありがとうございます」
をスローリーに丁寧に言うと
おっさんは俺の肩をポンと叩き
「よかったよかった」的なことを言いながら笑って去って行った
さりげないけど、とても温かい気持ちにさせてくれた
あのおっさんの笑顔は一生忘れない
救世主のおっさんの力を借り、めでたく電車移動
昼時の東西線っぽい感じな車内はガラガラだった
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目的地までは通過駅4つくらいだったので
あっさりと着いてしまった
乗るまでに大きな苦労をした為か
乗れた安心感からか腹が減ったので
さっき食ったのにもう昼飯にしようと思ったところ
路店を発見し弁当を購入
だが近くにこれを広げて食せる様な場所が無く
袋もない裸の弁当を持ち歩き
しばし街中をぶらぶらする
しばらくしてやたら良い匂いを放っているパン屋を発見
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写真の通り見るからに愛想の良い店員に
「これ持って入っていい?」
と例によってタドタドしい英語を使って聞いてみると
写真右の女の子がニッコリ微笑みうなずいた
奥に案内され「Order?」と聞いてくる
あまりに甘いエンジェルスマイルだったので
すっかりハートを打ち抜かれ
「君を」と言ってしまいそうな気持ちを抑えるべく
英語表記が救いのメニューの中から
カニのピザとミックスサラダ、オレンジジュースを選び
ついついがっつりオーダーをしてしまった
時間的には14時くらいだったので遅めのランチだ
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カニ入りピザは某ハットのピザ屋さえ凌駕するほどに
メチャメチャうまかった
この最強ピザ日本円に直してざっと300円
コスパも最強だったので
某店には是非この心意気を見習って欲しい
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サラダも意外に量が多かった為
既に満腹だったのだが、そのまま置いてくるわけにもいかず
路店で買った100円弱の弁当もオープン
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チキンカレーらしいが
俺がこれまでチキンカレーと思って食っていた物の味とは違った
でもうまかったしさっぱりしていたので完食
結構長い時間いた為、店が暇になると
写真の男の子がちょこちょこ俺の様子を見に来る
何度目かに「日本人かい?」と高等な日本教育を受けた俺なんかより
はるかに上手い英語で尋ねてきた
「そうだよ」と答えると
おそらく「地震大変だったね」的な言葉を掛けられた
「心配してくれてありがとう」と返したかったのだけれど
「あなたの心配にありがとうです」
みたいな感じになってしまった気がして
未だに悔いが残っている、俺のめちゃくちゃな英語にも
爽やかスマイルを返してくれた彼の優しさに
合掌ポーズで「コープンクラッ」と現地語でサンキューを言って
これ以上バカがばれる前に店を出ようと席を立った
昼間からあんなに食欲が沸いたのは久しぶりで
気さくな店の雰囲気も相まってか見事な暴食をして
店を出る頃には腹がパンパンだった
俺タイ米けっこうイケる口だったし
ここに日本人の彼女さえいれば
地震に怯えながら東京なんかで暮らすよりも
よっぽど健康体で永住ができそうな気がする
例のエンジェルガールが勘定をしてくれ
最後はしれっと握手をしてサヨナラした
別れの寂しさに少し躊躇したが気をしっかり持ち再び町へ戻る
降り立ったラマ9世駅はビジネス街
俺もビジネスマンの端くれなので
やはりアジア経済の未来を担うこの場所は見ておきたかったのである
とゆう表向きの理由と
実はこの町に大石の会社があり
翌日ここで合流する予定だったから
とりあえずロケハンしておこうとゆう
やらしい裏向きの理由を引っ提げ散策開始
東京でゆう秋葉原的なITタウンと聞いていたが
さすがに秋葉原ではなく
良いとこ日暮里くらいの感じだった
それでもASAHIやらHITACHIやら日本の有名企業の看板も沢山あって
ビジネスな雰囲気は出ていた
けっこう繁盛している寿司屋
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そしてわけのわからない日本語ステッカー
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こんな光景が示す通りこの町には日本人住民が多く
日本人向けの店も沢山ある
街並みは日暮里だったが
このフォーチュンとゆう大型モールの中は
紛れもなく秋葉原だった
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携帯ショップにPCパーツ屋、ソフト屋、修理屋等
小さいショップがずらりと並ぶ
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俺のオタク心を揺さぶる商品も安値で沢山あったが
荷物を持って電車に乗る勇気はなかったので
特に何も買わなかった
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有名ショップも沢山並んでいたので割と長い時間飽きずに滞在できた
驚くことにレストラン街には大戸屋、やよい軒、銀だこと
お馴染みのジャパニーズフード店が並び
その中にはココイチまであった
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タイでカレーで勝負するとはココイチも中々強気である
充実の時間を過ごしたが財布の中身はさほど変わらなかった
むしろクレジットの使えるATMを発見し日本の口座から
引き出していた為、金は来る時よりも増えていた
フォーチュンタウンから出ると真っ暗だった為
夜道に恐れをなして、ホテルへ帰ることにする
帰りは経験者の余裕からスマートに電車に乗れたが
乗ってみたらまさかの乗車率100パーセント越えだった
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東京生まれHIPHOP育ちの俺もびっくりの満員電車
おそらく朝の埼京線の混雑にも負けないだろう
タイの電車には日本のルールプラス1がつく
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お坊さんも優先席に座る権利があった
ホテルのある駅に着き、もはやマイタウンばりの感覚で
軽く夜の街並みを散策する
移動すると腹が減る素直な体質になっていたので
発見したシーフード屋に出向く、がメニューを開くと
まさかの中国語とタイ語オンリー
危険だと察知し、とりあえずコーラだけ注文すると
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これがでてきた、ウェイトレスよ適当すぎるだろ
さすがにコーラはわかってくれ
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どこへ行っても大渋滞、電車といいバイクや車といい
タイ人どんだけ移動すんだよと思いながら
敗戦に懲りずリベンジの意味も込め大通りのラーメン屋に入った
ここのメニューは英語の表記もあったので読むことはできたが
読めたところで料理の名前を知らないことに気が付き
唯一カタチとなんとなくの味を知っている
トムヤムクンを注文した
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あまりの辛さに半分も食えなかったが
「チェックビン!(タイ語で『勘定してください』)」
が通じたのでドヤ顔で颯爽と店を出た
微妙な食事で余計に空腹になり
腹を鳴らしながらタクシーを拾いホテルへ
沢辺のような細かい計算はできないので
ボラれたのかさえわからないが
特に気にするほどの金額でもなかったので
涼しく快適にホテルまで帰れた
恋人もいないくせに早朝から
カップルの聖地ピピ島へ行っていた沢辺を
無理矢理連れ出しホテル付近のレストランに案内してもらい
ひとりでは果せなかったディナーにありつく
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豪華なのか雑なのかわからないこんなメニューだったが
この日使った金額でこれが一番大きかった事は言うまでもない
まぁ観光客向けのレストランだけあって味は良かった
部屋に戻りシャワーをして、すっかりお馴染みのタイビールを飲む
エロじゃなければ格安なので
マッサージを呼び歩き疲れた体を癒し就寝
以上B級グルメな二日目終了
もともと知らない土地を歩くとゆう
ちい散歩的な趣味を持っているので
色々疲れたけれど、この日が一番楽しかった