こんばんは。鈴鹿 さと子(すずか さとこ)です。
私は、ビリーフチェンジという心理セラピーを使って、摂食障害のカウンセリングを行っていますが、大切にしている想いがあります。
それは、「全ての人は幸せになるために生まれてきたという意図がある。」ということ。
摂食障害を克服することは、もちろんですが、クライアントさんが克服した後も、幸せな人生を歩んでもらえるように、との想いでカウンセリングしています。
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ビリーフチェンジセラピーの大きな特徴は、3つ。
・ 変化が速い
・ 変化が深い
・ もとに戻らない
癒し中心のカウンセリングではありません。
少ない回数で変わるという、結果重視のセラピーです。
アメリカでは、カウンセリングに10年~15年、通うことも多く、わざわざカウンセラーと養子縁組をするなんてこともあるそうです。
摂食障害で通院されている方も、そのくらい通っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ビリーフチェンジでは、あなたが無意識に持っている「ビリーフ」を扱うため、傾聴カウンセリングよりも、根本の問題を見つけ出し、根本からの変化を起こすことを得意としています。
ビリーフというのは、私たちの無意識の心の中にある固定概念や思い込みのことで、摂食障害の方は、以下のような思い込みを強く持っています。
「私は、生きる価値がない」
「私は、愛されない」
「私は、感情や感覚を感じてはいけない」
「私は、重要な存在ではない」
「私は、甘えてはいけない。人に頼ってはいけない」
「私は、成長してはいけない」
もしかしたら、あなたにも心当たりがあるかもしれませんね(^^)
このビリーフは、15歳までの親との関わりの中で作られていきます。
例えば、小さいころに親から「あんたなんて、生まれてこなきゃよかったのに!」と言われたり、態度でそう感じるようなメッセージを受け取った子供は、「私は、生きていてはいけない」というビリーフを身に着けます。
自分が生まれてきたことに罪悪感を感じたり、死にたい・消えたい気持ちは、このようなビリーフが原因になっているんですね。
また、人に甘えられなかったり、頼れずについ、1人で頑張りすぎて疲れてしまう方は、長女に多いビリーフを持っていることがあります。
例えば、弟ばかりをかわいがるお母さんを見た長女ちゃんは、「弟のお世話でお母さん大変そう。だから私は、お母さんに甘えてはいけない。迷惑かけてはいけないんだ。。」と思い込みます。
それが「愛するお母さんを困らせないように、私は、甘えてはいけない。頼ってはいけない。我慢しないといけない。」というビリーフとなって、大人になっても、パートナーに甘えることができず、1人で頑張りすぎてしまって、疲弊することが少なくありません。
とっても健気で、愛に溢れているけど、苦しい生き方ですよね。。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160714/03/kasyoku0511/16/24/j/o0400026713696829726.jpg?caw=800)
15歳までに身に着けたビリーフは、あなたが安全に生き延びるために制定した、古い法律のようなものです。
その法律は、大人のあなたの人生にもずっと採用されて、その法律の中で生きていきます。
子どもの頃、親としていたやり取りを、大人になると、他人や社会に対してやり続けるので、だんだんと窮屈になって、悩みや症状となって表れるんですね(><)
平成のこの世には、もう合わない法律なのに、無理やり古い法律に合わせて生きている状態です。
鬱気味になったり、パニック障害や摂食障害という症状は、あなたが子供のころに制定した、古い法律を変える時期ですよ、と教えてくれてるんですね(^^)
生き方をそろそろ変えてみませんか~という無意識からのメッセージなんです。
そして、今の時代にあった、大人のあなたが生きやすい法律に改定するのが、ビリーフチェンジです。
子供のころのあなたは、親がいなければ、生きていけませんでした。
生きていくため、親に愛されるために身に着けたビリーフが、ずっと今まであなたを守ってくれていたんです。
でも、今のあなたは、お母さんにおっぱいを飲ませてもらわなくても、生きていける大人になりました。
自分で自分の人生を切り開けるようになったんです。
そろそろ、大切にしていたビリーフに「今まで守ってくれてありがとう♪」と、そっとお別れを告げてみてはいかがでしょうか(^^)