品川駅より後にできた東京駅 | 霞ヶ浦でごめんなさい

霞ヶ浦でごめんなさい

のんびり気の向くままに

県に初めて駅ができると、その都道府県名を冠した駅名がつけられることが多くあります。

 

つまり既に駅が存在する場合、あとから開設された駅の名称には都道府県名が使われないということです。

 

ところが1914(大正3)年、東京駅が東京に開業したのは後発であり、もっとも古いのは1872(明治5)年に開業した品川駅で、東京駅よりも42年も前のことです。

 

東京駅が開業になる前、東海道線は新橋駅、中央線は万世橋駅、東北方面へは上野駅といったように発着駅が異なっていて、しかも各駅間に鉄道が通っていなかったので路面電車などで乗り継がなければならず、とても不便だったそうです。

 

各線が集合する巨大ターミナル駅として東京駅がつくられたというわけです。

 

当時の東京駅は仮称・中央停車場と呼ばれていました。

 

開業となり正式名称を決めることになったさい、他によい案もなく東京駅に決まったといわれています。

 

後発の駅なのに東京駅ということで反発もあったようですが、開業間近に決められたようです。

 

現在の東京駅は東海道・山陽、東北、上越、長野、山形、秋田の新幹線や往来線、地下鉄丸ノ内線も終結し、列車の1日における発着数も日本一であり、東京の玄関口となっています。