今さらの、地震対策 | 松山市はなみずき通り近くの漢方専門薬局・針灸院 春日漢方

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今さらの、地震対策

 

 

前々回のブログで、大量の原稿を処分する話をしましたが、そもそものきっかけは、大地震のとき、寝ている部屋の本棚が倒れかかるのではないか? 上の方の本を移動するスペースを確保するためでした。

 

 

能登半島の地震では、家屋倒壊で二百数十人が亡くなりましたが、私はそれ以前に、去年の春から地震対策を考えていました。

 

我が家は、昭和39(1964)年、先の東京オリンピックの年に建てられました。私が8歳のとき。

そのころ、建築基準法という法律はなく、施主の懐具合と、大工さんがこれ位かな?という匙加減で作られていました。

その数年後、新潟の地震のあとで、取りあえずの建築基準法は作られました。

だから、私の家は建築基準法以前の物件。

 

そういう建物のために、県や市が「耐震補強工事」に、100万円を上限に補助を出すという制度があります。

震度7クラスの地震のときに、なんとか家が建っているようにしたい。

そのために、2~3百万は出してもよい、と考えました。

 

そこで、まず手始めの「耐震診断」を、1万円を払って松山市の委託団体にしてもらいます。

当然、耐震補強が必要です、という診断結果が得られました。

 

次に、その工事をしそうな業者に、耐震工事の大雑把な見積もりをしてもらいます。

しかし、見積もりをする、というほどの手前で、耐震診断の書類と、ざっと家の状態を見て、この工事なら、5~6百万では利かない。

それと1月ほどの工事期間、どこかに移ってもらわないと、ということで、耐震補強工事は夢と終わりました。

 

その上での今回の能登地震ですから、まず台所の食器棚に目をつけました。

 

天井への突っ張り棒。

何年か前に設置していましたが、食器棚のいちばん手前に棒を置いていたのは間違いで、いちばん奥にするのが正しい、ということなので、それをやり直します。

 

つぎに、被災地の家の中の映像を見ると、食器棚の中の茶碗や皿が、全部、床にぶちまけられています。

なるほど、食器棚が倒れなくても、中身が全部、飛び出すことになるんだ。

 

食器棚の扉が開かないように、出来ればいいのですが。

 

 

そこで、ネットで調べると、こういうものが。

これを食器棚の扉の上に取り付けます。

 

 

始め、家にある細いキリでネジ穴を開けようとしましたが、この食器棚の木材が堅くて、5分間キリで揉んでも、3ミリしか穴が開かない。

すぐ近所の友人宅に電話したら、幸いなことに電動ドリルがありました。

持つべきものは、モノを持ってる友人。

 

電動ドリルなら、10秒で穴が開きます。

 

 

茶色いL字型の下から、地震の振動で、2センチほど突起が下りて、扉が開かないようにする、という仕掛け。

しかし、説明書には気になる文言が。

「食器棚が突っ張り棒などで固定してあると、正常に作動しない場合があります。」

それじゃあ、食器棚の扉は開かなかったが、全体が倒れました、ということになるの?

 

しかも、うちの食器棚の扉は、かんじんの蝶つがいがすでにダメになっていて、ふだんから、キチンと閉まらなくなっています。

地震のとき、上の端だけ閉めても、扉は半開きになるでしょうね。

 

そこでネットで取りよせたのが、これ。

扉の真ん中あたりに、掛けるかんぬき。

 

食器棚の扉は、ほとんどはガラスだから、ネジは使えず、粘着テープで貼り付けます。

 

ガラスの扉が、汚れ対策なのか、細かい凹凸がついていて、粘着テープが効きにくい。

まず、両面テープを下地として貼って、そこに粘着テープを貼り付けます。

食器棚を開けるときは、かんぬきを外します。

 

他に台所で気になったのが、食器棚の上の方に置いてある、電子レンジ。

電子レンジは、持ち上げてみると、とにかく凄く重たい。

これが落ちくると、凶器になります。

取りあえず4本の足に、粘着性のクッションを嚙ませました。

これで、棚から落ちて来なければ、いいんですけど、ちと頼りないか?

 

あと、どうしようもないのが、コレ。

 

CDラック。 天井に突っ張り棒はして、うまくいけば倒れないかもしれないが、中身のCDは、全部、床に落ちて、当たりは足の踏み場もないことになるでしょう。

 

ほかに、寝ている2階の部屋の、重たいタンスを押し入れに入れて、軽いラックと入れ替えたりしました。

しかし、妻の意見は、タンスや食器棚をどうこうしても、屋根が崩れ落ちてきたら、結果は同じ事だと。

 

なるほど。 そうかも知れません。