【あおもりマラソンレポ ~当日】
当日の朝はホテルで朝食を食べ、スタート地点へのシャトルバス発着所の青森駅へ向かう。
青森駅へ到着すると、果たして長大な列。
何事?と思えば、シャトルバス待ちの行列でした。
列の最後尾に並んだのが、7時40分ほど。
そこからバスに乗ることができたのは、8時10分でした。
要項には「最終便8時発」と書いてありましたが、
その後も行列が続いていたためか、ひっきりなしにバスが到着していました。
バスに揺られ、会場近くの停留所に着いたのが8時30分。
そこから5分ほど歩いて、スタート地点に到着。
大急ぎで受付を通り、荷物を預け、スタートブロックに並んだのが8時40分。
スタート時刻の20分前です。
何とか間に合って、一安心。
シャトルバス乗車は、早めに行動しなければなりませんね。
もっとも私の並んだSブロックはランナーが少なく、皆さん控えめに並んでいる。
この時間でも、その気になれば先頭に並ぶことも可能だったかもしれません(笑
オープニングセレモニーでは、ゲストランナーの福士加代子さんや、ランチューバーのHAGIさんなどが紹介。
その様子を横目で見つつ、アップもストレッチもする間もなく、9時、レーススタート(汗
スタート地点の野木和公園からバイパスまでは、下り坂。
そこを高速で駆け降りていくランナー。
一方の私はファンラン故、のんびりと走り出す。
交差点を左折し、バイパスへ。
先ずは第1折り返しまで、ひたすら北上。
この日は朝からの雨。
予報通りだったので、その点では問題ありませんでした。
分からなかったのは、気温。
青森の4月はまだ寒く、一桁の気温。
しかも雨降りだとなると、凍えるような体感温度では?
そんな心配からアームカバー&グローブを装着していましたが、思ったよりも寒くは無かったです。
数キロも走ると、アームカバーが暑く感じる。
肩口をやや下げ、気温へ対応。
ちなみに、今回の装備は次の通り。
シューズ dadizero adios PRO
下半身 2XU MCSランコンプショーツ
タビオレーシングランプロ5本指ソックス
上半身 シングレット
アクセサリー キャップ、サングラス、グローブ、アームカバー
ボーチ ネイキッドランニングバンド
補給 無し
シューズは、初代PRO。
もう3年落ちですが、クッションは十分効いている。
それ以外は、いつも通り。
だたし、補給は携帯せず。
今回はファンランだし、エイドで賄うつもりでした。
バイパス道を、ひた走る。
前方からの向かい風がやや気になる。
所々でランナーの陰に隠れ、やり過ごします。
バイパスの周囲は、広い畑地帯。
とても長閑ですが、やや寂しい場所。
そんな場所でも、所々で地元の方々が応援の声を上げてくれている。
雨降りの中、本当に有難いことです。
また、「案山子ロード」ど掲げられた沿道には、多種多様な案山子が並んでいました。
(↑ばいきんマン??(笑)
スポーツ選手やアニメキャラの案山子。
更には、吉幾三さんや、福士加代子さん。
ユーモアにあふれた応援で、心が和みます。
やがて、10km地点で折り返し。
今走ってきた道を戻り、青森市街地を目指します。
15km地点のエイドには、青森の名産品が並んでいました。
今回、これらのおもてなしも、楽しみにしていた一つ。
並んでいたのは、「イギリストーストラスク」「甘食ぷれーん」「桜あんぱん」
その前で完全に足を止め、ラスクを食す(笑
サクサクしていて、美味しい!
しかも、1パッケージ分、丸々提供されているので、十分な食べ応え。
流石にマラソンの途中でもあり、甘食とあんぱんはポーチに入れてお土産にしました。
※ここから先はカメラ故障の為、写真無し。
よって、端折ってレポします(笑
エイドアウト後、スタート地点を過ぎ、景色は市街地へと変化。
沿道の応援も多くなる。
それらの応援に押されつつ、キロ4分20~30秒ほどのペースで走り続ける。
やがて見えてくる、青森ベイブリッジ。
ここまでフラットな道程でしたが、ここで大きなアップダウン。
しかも、横からの海風に煽られ、やや走りにくい。
橋を渡り切った所が、第5関門。
そこで、奥さんが応援してくれていました。
一旦止まり、ポーチに入れていた甘食とあんぱんを手渡す。
さらに、直前のエイドでもらっていた「よもぎ大福」「ねぷた漬けおにぎり」「りんごチョコレート」も引き取ってもらう。
いきなりこまごまとした荷物を手渡され、迷惑顔な奥さん(笑
一方の私は身も軽くなり、第2折り返し地点へ向けて走り出します。
(↑奥さんスポーツ(笑)
途中の合浦公園では、出店が並び、お祭りの雰囲気。
綺麗な桜に包まれ、気持ちは高揚します。
そんな私とは対照的に、スライドしてくるランナーの表情は、一様に厳しい。
終盤ゆえの苦しさか、と様子を見ていると、みなさんの髪やウェアが強風ではためいている。
どうやら、向かい風に苦労している様子でした。
ハーフコースのランナーが多く、皆さん険しい表情。
そんな中を高速で走ってくる、青い「伯爵ファミリー」シャツ。
なんと、後輩くんでした!
まさか、青森まで来て、知った顔に合うとはびっくり。
あわてて声をかけると、あちらも気づいてくれた様子。
なんとも嬉しい交錯でした。
そんな嬉しい思いも、35km地点折り返しまで。
折り返し後は、予想通りの向かい風。
しかも、けっこうな強風。
空気の壁を必死に押し返し、なんとかペース維持に努めるも、ずるずるとラップは下がっていく。
キロ4分40秒から50秒、ついにはキロ5分オーバー。
なんとかペースを上げようともがくも、向かい風に遮られる。
やがて体力も使い切り、完全にエネルギー切れ。
最後の3kmは地獄でした。
脚を前に出すのが、辛い。
今すぐ止まりたい、座り込んでしまいたい。
目の前が、チカチカする。
完全にハンガーノックの症状です。
思えば、15km地点でラスクを食べた以外は、何も補給していませんでした。
それでも、気力のみで足を動かす。
あと2km、あと1kmとカウントダウンし、自らを奮い立たせる。
ペースはキロ6分台まで落ちている。
後方から、次々とランナーが抜いていきます。
そうして、遂にフィニッシュ地点の青い海公園が見えてくる。
ゲート手前に、奥さんの姿が見える。
最後くらいはカッコつけようと、ペースアップ。
何とかギリギリで気持ちをつなぎ留め、あおもり桜マラソンのフィニッシュを迎えることができました。
(↑後輩くんスポーツ 有難うございます!)
【記録】3時間19分22秒