富士登山競走2022 ⑦ | KaSoランブログ

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【富士登山競走レポ ~Finish後】

ついに、富士登山競走山頂コースを制覇。

2018年に五合目コースクリアして、4年越しの達成です。

 

山頂には多くのランナーが一息ついている。

中にはフラフラで、立つこともできない様子も。

あらためて、このレースの厳しさが実感されます。

 

その分、達成できた喜びもひとしおです。

 

 

 

 

 

 

さて、折角山頂に着いたので、何か食べようか?

 

と思うも、噂に聞いた富士山山頂価格の品物たち。

自販機のドリンクも、この様子。

一本500円…。

貧乏性な自分には、手が出せません(汗

 

 

 

 

 

幸運にも山頂にたどり着いた私ですが、実はもう一つ目標があります。

富士山火口を回る「御鉢巡り」。

富士登山は試走が初めてで、今回が人生2回目。

せっかく登ったならば、その山頂を隅々まで楽しみたいとレース前から考えていました。

 

しかし、ここで問題になるのが、下山のシャトルバス。

 

大会本部に向けてのシャトルバス最終便が、14時発。

五合目までの下山が、2時間かかるらしい。

4時間以上かけてフィニッシュした現時刻が、11時半前。

必死にここまで登り、疲労困憊の中、1時間弱で火口を回り、下山を始めねば間に合わない。

 

どうするか…。

 

…。

……。

まあ、なんとかなるか~。

 

間に合わなければ、その時は公共交通機関を使うまで。

せっかくの機会に、富士山頂を楽しまない手は無い。

 

 

 

 

 

そんな訳で、時計回りに御鉢巡りをスタート。

回っていくと、私以外にも多くのランナーが走っている。

みなさん、考えることは同じですね。

 

しばらく進むと、天気ががらっと変わる。

 

登ってきた山梨県側は雲がかかり、景色は全く見えませんでした。

しかし、反対の静岡県側は快晴。

遠く駿河湾まで見渡すことができました。

富士山山頂を挟んだ天気の変わり様に、驚くばかりです。

 

 

 

さて、駆け足で半分ほど回ると、富士宮口山頂に至る。

そこには、立派な神社。

これが、浅間大社奥社らしい。

 

これからも元気に走れますように…。

 

あまり時間も無いので、次へと急ぐ。

 

 

 

次に訪れたのが、日本の最高地点「剣が峰」。

 

しかし、そこまで至るのに、超急斜面を登らねばならない。

ずるずる滑る砂礫の斜面を、四つん這いになって恐る恐る登る。

レース後の疲れ切った脚には、とても辛い。

 

その分、最高地点の景色は最高でした。

写真撮影に順番待ち。

同じようにレースを終えたランナーと、談笑しつつ並びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、御鉢を1周して吉田ルート山頂に戻ってくると、ランナーの姿はほぼ無し。

フィニッシュ地点の撤収作業も、ほとんど終えている状態でした。

 

これから五合目シャトルバスに、間に合うか??

とりあえず、行くだけ言ってみよう。

いざ、吉田口下山ルートへ。

 

ただ、この下山ど道が、とにかく走りにくい(泣

するずるに滑る砂礫のつづら折れが、延々と続きます。

曲がっては下り、曲がっては下り…。

しかも、曇っているために景観ゼロ。

 

何も変わらない単純作業と、周囲の景色。

なんだか時間が止まった空間に迷い込んだよう。

 

富士登山競走で最も辛いのは、この下山かもしれません。

 

 

 

 

 

 

その後、六合目安全指導センター前を抜け、ついにスバルライン五合目に到着。

途中、緑色の袋をゲット。

時刻は13時45分。

何とか最終便前に、間に合うことができました。

 

ここでは着替えもできるようですが、特に必要なかったので、そのままシャトルバスへ。

バスに揺られること数十分、道の駅富士吉田に到着。

500円分の金券をもらっていたので、奥さんへのお土産を購入。

富士吉田新名物「らーほー」

 

さらにシャトルバスで、駐車場へ。

帰宅する途中、朝と同じ場所から富士山を眺める。

 

その山頂には雲がかかっていました。

あの場所に、さっきまでいたのか…。

そう考えると、とても感慨深い。

 

 

 

 

 

今回、幸運にも山頂コースを完走することができました。

正直、難しいだろうと考えていましたが、

プランを考え、それに向けて時には攻め、時には落ち着いて走ることで、実現することができたのだと思います。

 

もう、富士登山は十分と考えていましたが、やはり次第に「また来年も…」と考える自分がいます。

その時は、今年の経験をもとに、更に上を目指していきたいものです。

 

今回のレース開催に当たって尽力してくださったスタッフ、ボランティアの皆さん、有難うございました。

共に走ったランナーの皆さん、お疲れさまでした。

富士登山競走のすべてに、感謝します。

【富士登山競走レポ 完

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