養老山脈トレイルランニングレース2021 ② | KaSoランブログ

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【養老山脈トレランレポ Start~庭田公園エイド】

 

Eブロック、8:00スタート。

 

私は、ブロックの最後方に並び、スタートしました。

序盤は焦らず、ゆるゆると走り、トレイルの入り口を目指します。

 

今回のプランとしては、「後半に備えて、前半はセーブ」作戦。

 

景色の良いことで評判の「養老山脈トレイルランニングレース」ですが、

もう一つの代名詞となっているのが、『階段地獄祭り」。

 

中間地点となる、庭田公園エイドを過ぎた後は、ひたすらトレイルの階段を上ったり下りたりの繰り返しらしい。

後半、延々と続く階段に、多くのランナーの脹脛が爆死すると。

私も、正直階段は苦手です。

 

筋肉の疲労を抑えるためには、ストライドを抑え、小股でリズムよく走るのがベスト。

しかし、階段は一歩一歩を大きく踏み込んでいかなければならない。

必然的に、脚の筋肉が酷使され、最終的には機能停止。

ゾンビ状態で、山中を這いずり回らなければならない。

 

そうなっては、完走すら危うい。

よって、前半は抑え、後半の階段地獄祭りに備える作戦です。

 

 

 

 

 

そんな感じでぼちぼちと走っていると、河原のコースへ。

紅葉が、とてもキレイ。

 

そんな景色を楽しみつつ、いよいよトレイルへ入っていく。

最初は道幅もありましたが、徐々に狭くなり、シングルトラックへ。

前走者が程よいペースなので、それに付いて1列になって走る。

 

だが、徐々に登りの傾斜が上がってくると、自然と隊列はばらばらに。

朝日の差し込む登山道を、一人マイペースで進みます。

 

暫く進むと、いきなり開けた場所、でかい鉄塔がお出迎え。

それにしても、良い天気。

日陰は肌寒いが、ひどく冷えるというほどの気温でもなく、走るにはちょうど良い気候です。

 

振り向くと、よい景色。

大分、標高を上げてきたようです。

 

 

 

 

 

 

 

その後も、登って下りてを繰り替えしつつ標高を上げていく。

そして、10km地点到着。

ここまでで、1時間15分ほど。

 

距離表示の隣に、「最大のインスタポイント」の表示。

はたして、先に進むと…。

 

一気に広がる視界。

眼下には雄大な濃尾平野と、緩やかな木曽川、揖斐川の流れ。

テンションが、爆上がりです。

 

山腹の開けた一画に、パラグライダー発射台。

その台上に一段上がると、さらに絶景度が上がる。

一歩間違えば、後方に転げ落ちてしまいそうですが、そんなことは微塵も考えず。

その絶景を、全身で愉しみました。

 

 

 

 

 

 

しばらく、その場に留まり、景色を堪能。

まだまだ眺めていたいところですが、これはレース。

しかも、やっと4分の1を過ぎたばかり。

後ろ髪をひかれる思いですが、その場を後にし、コース復帰しました。

 

途中、石津御嶽登山競争のフィニッシュ地点である神社を過ぎつつ、

15分程走ると林道に出る。

 

ここから庭田山頂エイドまで、約10kmの林道が続きます。

林道であるが故、道幅は広く、下りもあって、スピードを出しやすい。

 

が、しかし。

ここで調子に乗って走ると、大腿四頭筋に疲労が溜まり、後半の階段祭りで地獄を見るのは明らかです。

快走するランナーを後ろ目に、とにかく抑えて走ることに尽力しました。

 

林道の途中には、自然の水場があります。

ただ、私はここまでほとんど水分を消費していない。

快晴ではありますが、山中の日陰などはひんやりと涼しいためでしょう。

 

 

 

 

途中、20km地点通過。


スタートから、2時間15分ほど経過。

 

それにしても、延々と続く林道。

上って、下りて、上って、下りて…。

抑えて走っているためか、10kmがやたらと長く感じました。

 

先刻の絶景とはうって変わった道のりに飽きてきた頃、ついに公道に出る。

 

その先に、テントと賑やかなランナーの声。

 

やっと、庭田山頂公園エイドに到着しました。

 

エイドではバナナ、ミカンなどが個別にお皿に置いている。

その横には、個包装のお菓子に、コーラ。

お腹もすいてきた頃なので、ありがたく頂きました。

 

 

 

 

 

 

さて、お腹を満たしたところで、いよいよ次へと進む。

だが、その足取りは重い。

 

なぜなら、ここからが後半戦「階段地獄祭り」の始まりだからです。

それを考えると、気持ちが沈んでいく。

 

これまで体力を温存して走ってきましたが、はたしてどうなるか…。

 

だが、悩んでいても仕方が無い。

進むことでしか、道は開けないのです。

 

そう思い、意を決して次へのステージへ進みました。

 

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