【横浜トライアスロンレポ バイク編】
やっと苦手なスイムを終え、トランジションへ向けてカーペットを走る。
ただ、トランジションまでの距離が長い。
400mも離れています(涙
会場のレイアウト上、仕方のないことですが。
トランジションに到着すると、私の周囲のバイクは、ほとんど空。
おかげで、自分のバイクが見つけやすい(笑
いざ、バイクパートの準備へ。
ここまで走りながらウェットスーツの上半身は脱いできた。
バイク前に到着したら、くるぶしまでスーツを下げ、踏んづけつつ足を抜く。
タオルで濡れた体をあらまし拭いて、ソックスを履いてから、シューズを履く。
トライアスロン用シューズは脱ぎ履きしやすいよう、ベルクロタイプのストラップが多い。
しかし、私のシューズは普通のロードバイク用シューズ。
ストラップがラチェットタイプなので、その分手間です。
更には、トライアスロン用は裸足で履けるよう内装が柔らかくなっていますが、当然私のシューズにそんな優しさは無い。
ゆえに、我が柔肌の足部を保護するために、ソックスは必着。
そんなこんなで、他の選手よりトランジットに時間がかかる。
グローブまで装着してるし(汗
ちなみに、早い選手のトランジットタイムは3分を切る。
私は7分オーバー(笑
どんだけゆっくりしてるんだか。
もっとも、苦手なスイムを疲労困憊でクリアしたばかりです。
気持ちを落ち着かせるためには、少々時間をかけたほうが良いのかもしれません。
…と、言い訳をしてみる(汗
エネルギー補給に、Mag-Onレモン味を一気飲み。
最後にヘルメット&サングラスを装着し、バイクをラックから外す。
ヘルメット装着前にバイクを押すとペナルティ。
トライアスロンは、安全義務が厳しいです。
走りにくいビンディングシューズで、小走りにバイクスタートへ向かう。
乗車ラインを越えて、いざバイクコースへ。
今年の横浜トライアスロンのバイクコースは、本牧ふ頭に向けた直線主体のコース。
往復10kmを4周回します。
コーナリングが下手な私にとって、直線が多いのは嬉しい(笑
スイムの遅れを取り戻すべく、初っ端から必死にペダルを回す。
しかし、そんな私をあっさりと抜いていく皆さん。
はわわ~~…(涙
まあとにかく、自分のできる限りを出し尽くすのがトライアスロン精神です。
自身の力のみで、すべてを乗り越えていかねばなりません。
ゆえに、他の選手を風よけにするドラフティングは、禁止。
前走者に10m以上離れ、抜くときは20秒以内に。
抜かれてばかりの私ですが、それでも力を振り絞って少しでも前へ。
もっとも、ウェーブスタートなので、見た目の順位はあまり意味がない。
それでも、他の選手を目安に、必死にペダルを回します。
コースはほぼフラット。
途中、橋を越えるアップダウンが2か所あります。
これが、地味にキツイ(涙
ギアを落とし、ケイデンスを維持したまま上っていきます。
さらに厳しいのは、風。
横浜の海風が四方八方から吹き付けてくる。
必死に風の壁を押し返す作業を続けます。
そんな感じで、最初の1周10kmは約19分。
この時点で、もうへとへと。
あと、3周もあるのか~…。
なんとか、気力でペダルを回す。
他のバイクを見てみると、やはりTTバイクが多い。
さらに、ロードバイクにDHバーを着けている方も多い。
ドラフティング禁止ルールでは、空力を抑えるために、DHポジションは有効です。
何より見た目がカッコいい(笑
何度となく、私も装着したいな~と思いつつも、しかし結局付けずじまい。
カッコいいのですが、ハンドル周りの重量が重くなるのがネック。
私のバイクはアルミ製で、タダでさえカーボンよりも重いし。
でも、一番の理由は金銭面(笑
これ以上、バイクにつぎ込んでいたら、奥さんに愛想付かされます。
家庭円満の為にも、ひたすら体力勝負しかありません。
そんなことを考えつつ、2周、3周と周回を重ね、ついに最終ラップ。
もはや気力も体力も尽き果てる寸前ですが、残った力でなんとかペースを維持。
ふ頭区間を終え、山下公園に戻ってくる。
沿道には、応援の方々。
声は出せませんが、拍手で迎えてくれる。
非常に有難いです。
そんな方々に背中を押され、最後の力を振り絞る。
コーンを回って、最後のストレート。
やっと終わった~~~。
降車ライン手前でスピードを落とし、停車。
久しぶりに地面に足を付くと、なんとも足元がおぼつかない。
ふらふらとした足取りで、最終種目のランへ向かいます。
バイクラップ:1時間19分12秒
バイク順位:357位
スプリットタイム:2時間09分04秒
通過順位:586位