2007年に世界遺産に選ばれたラール・キラーとはLal(赤い) Qila(城)の意味。
ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンがアーグラーからデリーに遷都した時に
造営したものです。
民衆が直接、第5代ムガル皇帝シャー・ジャハーンに直訴できる場所です。
絶対的な権力を持っていたかと思えば、こんな一面もあったのですね。
豪華絢爛な装飾を施された間で、かつてはルビーやサファイヤなどが使われていましたが
後の反乱による混乱で強奪されたそうです。現在は見えませんが、かつては向こう側には
ヤムナー河が見えました。
(右)モーティー・マハル(真珠の宮殿)
外観は地味な装飾のモスクですが、信仰深きムスリムだった第6代アウラングゼーブ帝
がジャマー・マスジッドまで礼拝に赴く手間を省くために作られたものです。