【インドネシア】 ジャカルタとアンボン料理回想 | 世界の食卓  グルメ探求の旅

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エアラインスタッフの食べ歩き日記

(私とインドネシア)


私が初めてインドネシアを訪れたのは中学3年生のときでした。

夏休みに家族でバリ島を訪れていたのですが、私だけどうしてもジャカルタへ行きたい

ということで、誕生日プレゼントとして「バリ島=ジャカルタ間の国内線チケット」を買って

もらいました。生まれて初めての海外一人旅です。


デンパサール・バリの空港まで家族に見送ってもらい、ガルーダ航空にチェックインしたら

「リコンファームしてないので、予約が落ちてます。次の便は満席です」と断られて

しまいましたガーン


代案としてメルパチ・ヌサンタラ航空のプロペラ機(F-27)のバンドン経由ジャカルタ行き

にエンドースしようとしたら、父から「あれはやめとけ」と言われ断念。

(確かに古いプロペラ機ですから不安です)



結果的に出発15分前になってガルーダ航空にスタンバイで乗ることができ、

ジャカルタへ出発。


機内に日本人は私だけのようで、当時中学生だった私は大いに不安でした。


ジャカルタに到着してスカルノハッタ国際空港の国内線送迎デッキで飛行機を眺めて

いたら、ちょうどお昼時だったので地方から来たと思われるインドネシア人が床に座り

込んでお弁当を広げていましたおにぎり


しばらくして一組の家族からお声がかかり、お弁当をご馳走になることになりました

インドネシア語なんてもちろん、英語すら出来ない中学生でしたから意思疎通は

ジェスチャーしかないのですが、機内誌のインドネシア地図を見せると、どうやら

その家族はインドネシア東部のアンボンからマンダラ航空のプロペラ機でやって

来たようです。


アンボンっていう地名、名前と場所だけは知っていたので「Oh, アンボン?」って

言ったら、その家族はとても嬉しそうに「これも、これも食べていきなさい!」って

弁当をたくさん分けてくれました桜餅


今なら格好のブログネタですが、当時中学生の私が弁当の写真を撮るわけもなく

写真は残ってませんが、食べたものは印象が強すぎて今でも鮮明に覚えています。


竹の筒に入ったご飯、バナナの葉に盛られたご飯にソース、チキンなど。。。

貴重なアンボンの家庭料理?です。


言葉は通じなくとも地べたに座り込んでインドネシア人家族と過ごした時間は

忘れられない思い出になりました。




さて、ジャカルタからバリに帰る時に空港でハプニング!

イヤな予感がしたのですが、やはりリコンファームしてなかったので

帰り便の予約も落ちてましたガーン


スタンバイでもダメで、何と私の乗る予定の15時の便は私を乗せることなく

飛んでいってしまいました。(飛んでいくのを悲しく送迎デッキから眺めていました。)


焦った私はジャカルタ・スカルノハッタ空港で日本人らしい人を見つけたので

助けを求めたらなんと中国系の人でした((((((ノ゚⊿゚)ノ 言葉通じず。


見かねたガルーダ航空のチェックインカウンターの人が筆談で

「16:00, Here」と書いた紙を私にくれました。これにはほんと助かりました。


無事18時発の便の機内へ案内され、座席に着くとなんだか落ち着く。

どうしてかと思ったら、何とこの便は「成田発ジャカルタ経由デンパサール・

バリ行き」だったのです。そのジャカルタ→バリの国内線を利用させてもらって

いるわけです。どうりで日本語が飛び交ってます。


雷雨の中、バリに到着。国際線ターミナルに着くのでイミグレで「国内線」と

書かれたカードを提出して通過、到着ロビーには父とガイドが迎えに来てました。

こうして波乱の中学生一人旅は無事終わりました。


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さて、今回は久々に隣国マレーシアでインドネシア料理。


選んだのは「テー・タリッ」という極甘のインドネシアン・ミルクティー


飲酒が禁止されているイスラム圏では、飲み物も極甘路線に向かう傾向が

あるような気がします。(マレーシアではムスリム以外の外国人はお酒が飲めない

ということはないですが、どこにでも置いてあるわけではないし、お酒があったとしても

他の食べ物の物価水準から考えると割高です)


東南アジア飯のシメにはコレが何故だかよく合うのです。


tea

テー・タリッ RM0.7 (約25円)


クアラルンプール・スリアKLCCフードコートにて