【ビリヤニ】Tikka & Biriyani そしてカラチの思い出 | 世界の食卓  グルメ探求の旅

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エアラインスタッフの食べ歩き日記

<私とビリヤニ  1998年 パキスタン・カラチ>


前職の商社時代、パキスタン・カラチ駐在員事務所のパキスタン人スタッフが

ランチに連れて行ってくれた先は何と薄汚い屋台のようなお店!!


「えーーっ、屋台ですか?!」と思わず叫びたかったけれど、

良く言えばオープンエアーの店内は地元カラチっ子で大賑わい。


その店の名前は「スチューデント・ビリヤニ」

ガイドブックにも載ってないけど、カラチでは知らない人がいないくらい人気のお店

だったのです。


私はもともと油っぽくて胃にもたれるビリヤニがあまり好きではなかったのですが、

このお店のビリヤニを食べて認識が一転。

「まさにスパイスの芸術。こんなに美味しいものだったのか!」と思うようになりました。


ああ、もう一度カラチでスチューデントビリヤニが食べたい!!

でも、最近は治安が。。。。


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3月28日は3周年目の結婚記念日。今年は趣向を変えて南アジア料理で祝うことに。

向かった先は品川の高級店「ティッカ&ビリヤニ」

名古屋から就職活動で上京している と共に3人で訪問しました。


その名の通り、ティッカ(タンドゥール釜で炭焼きしたお肉料理)とビリヤニ(ビリヤニ鍋

にバスマティライスとスパイシースープを交互に流しいれて弱火でじっくり炊きあげた

インド・パキスタンのピラフ)を主に食べさせてくれるお店です。


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Mutton Shahjahani Biriyani  マトン シャージャハーニー ビリヤニ


今回は2種類のビリヤニを頼みました。同じビリヤニでも両者で味が全く異なっており、

マトンビリヤニはスパイシーさが際立ち、ベジタリアンのほうは野菜の甘みを生かした

繊細な風味でした。


このマトンビリヤニはムガル帝国の王”シャージャハーン”の抱える料理人によって

作られたので、そのように命名されました。


上に載っているのはグリーンチリ。食べるととっても辛いです。


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Vegetarian Zafrani Biriyani ベジタリアン ザフラニ ビリヤニ


サフランの香りが少し強めのベジタリアン向けビリヤニです。

お好みによってライタ(右)をかけていただきます。

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Murgh Malai Tikka ムルグ マライ ティッカ


マイルドなクリーミーソースにマリネしたチキンを串に刺してタンドゥール釜で

焼いたもの。柔らかく、ジューシーでまろやかな口当たりにうちの奥さんも感激。

お好みでミントソースをつけて食べます。


今回は頼みませんでしたが、カレーもあります。しかもマニアックなレパートリーで

Roghan Josh(ローガンジョシュ)Mutton Lakhnawi(ラクナウ風のマトンカレー)など

気になるものばかりでした。


お店の責任者(オーナー?)はイスラマバード出身のパキスタン人

メニューにもイスラマバードのシャーファイサルモスクが描かれています。

シェフは北インド出身とのこと。


訪れた日の客層は場所柄か外国人ビジネスマンが多かったです。あとは

OLさん。イスラムの戒律上、お酒は置いてませんが持ち込みは可能です。

(但し持ち込み料がかかります。)


お店の内装は小奇麗なヨーロッパ風ですが、味は超本格派。

最近の東京の南アジア料理店は本当にレベルが高いですね!!

3人とも大満足で店を後にしました。


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Tikka & Biriyani (HALAL)

東京都港区高輪4-23-4


品川駅高輪口から徒歩4分