ついに終わってしまった。


祭りだ…祭りが終わった…。


人がいなくなった夏祭り後の会場で、ゴミ拾いしている運営さんの気持ち(哀愁)。


本当に素敵な作品でした。


BLドラマが増えて嬉しい反面、最近はあまりハマれるものがなくて。恋二度は久々にブログを書きたくなるくらい、自分の中で盛り上がりました。


ランペのまこっちゃん。間違いなく過去イチの当たり役。


美しい彼の八木くんもそうだけど、LDHの受役で人気出る方って、表情の演技が上手いと思います。


清居と宮田、両者まだ荒削りな部分はあったものの、この役はこの人にしかできないと思わせる、強固な魅力がありました。


言い換えれば、それは役にハマるということ。


4話のベッドシーンでの宮田の目の演技は、他の作品ではあまり見たことのないやり方で、とんでもねえ逸材じゃん…と震撼。


男性相手に映える美貌の持ち主なので、この先、LGBTQ映画なんかにも出演しそうだな、と何となく思いました。


私はラブシーンというものは、単純で明快な計算式だと思っています。


すなわち、1+1=2


片方の想いが1だとすれば、もう片方の想いの1と合わさって、倍の2になる。シンプルな足し算。


この計算の過程をおろそかにして、結果の2だけ見せられたら、なかなか感情移入できない。


ときめくラブシーンは、常に倍の2になるまでを、きっちり丁寧に描いてくれます。恋二度もそう。


2人の感情が重なり、高まった結果のベッドシーンだったから、きわどいだけではない尊さがありました。


前回の記事で、自分がBLに求めるものは、男性同士のより対等な関係性だと書きました。




恋二度が私にとって新鮮だったのは、おそらく、受が高嶺の花だと思っていた攻めと、何とか対等であろうともがく様が、ありそうでなかったからです。


モテ男に選ばれる平凡な主人公という図式は、昔からよくあります。定番中の定番。


でも、「俺はモテませんし…」とか言いながら、口説かれてまんざらでもなさそうな顔をして、あげく関係を持ってしまったのに「まだ付き合う気ないんで」などとぬかす受。


なんや、こいつ…。


文字だけで見ると、完全に地雷系男子。


定番の愛され平凡ヒロインは、もっと相手の気持ちをくみます。そんでもってたまにズバッと核心をつくようなことを言って、ハッとさせてくれるから、イケメンに愛される。


宮田にはそれがない。


過去の恨みがあるとはいえ、再会した当初から、先輩への言動はキツいし、揺れ動く心に必死に気づくまいとして、何かにつけては対等でないと意固地に繰り返す。


実際には、少なくとも社会人になってからは、大学の准教授と大手出版社の編集では、立場的には差がないにもかかわらず。


この辺、恋の駆け引きとはまた別の男同士のマウントが入っている気がして、私は孤独のグルメの五郎ちゃん状態でした。


こういうのでいいんですよ。(from 五郎)


男同士の恋愛の醍醐味って、まさにこんな感じ。


意地はってほしいし、負けないでほしい。セックスだって当然対等。


こういうBLが見たかった。


ずっと先輩と肩を並べることにこだわっていた宮田が、苦い記憶と傷みの残る故郷の川縁で、高校時代の震えるようなファーストキスを、現在の2人の新たなキスで塗り替え、未来へ歩んでいこうとするラストは、ようやく彼が自分たちの格差がすでにないことを受け入れたようにも感じました。


どちらが上とかそういうことではない。


パートナーなら、ただ支え合って、補い合えばいい。そこに辿り着くまでの物語だったのだなと。


社会に出る前の学生BLだと、互いの立場の違いやマウントのような所までいかないんですよね。


社会人BLが好きなのは、こういう大人のしがらみや、つまらないプライドを交えた恋が堪能できるから。


欲を言えば、やはり全6話では短かった。5.6話は詰め込みすぎてやや余韻が少なかったし、ピンクハウスみたいな、おそらく制作が面白いと思って用意したものが若干滑ってたとか、細かい不満はありました。


でも総じて、心に残る良いドラマでした。


安川監督の柔らかい質感の映像と、光へのこだわりが随所に見られて、ジャックフロストをもう一度見たくなりました。


原作とは少し違うラスト。


続編は、映画なら作れるんじゃないかな。その後の2人を描いてほしい。


本当はドラマのS2が見たいけどね!


ちなみに、長谷川慎という素晴らしい受を生み出したランペ。


私が一番好きな曲は、みんな大好き定番「100degrees」。


聴きやすい曲なのに、MVがゴリコリの輩感で、一見さん殺しなのが最高です。ランペはこのくらい尖っているほうが良い。



過去の恋二度の記事はこちら下差し



基本海外ドラマオタクです下差し