ある地方空港で実施されたインセンティブ施策 | かしのたかひとマインドマップ

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かもめ地域創生研究所
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樫野孝人のブログ

国営の地方空港の発着料を地域の努力に応じて割引する施策が
導入されるという新聞記事が掲載されていました。

残念ながら神戸空港は市営空港なので、この施策は受けられないみたいですが、
何とか「国とのパイプ」で神戸空港にも恩恵を持ってきて欲しいですね。

それはさておき。
ある行政マンに「これまでにも地域の努力で、インセンティンブ施策が
打たれるような事例ってあったのですか?」と聞いてみました。

そうすると、北陸の方の空港で、こんな施策があったようです。
搭乗率7割に満たない場合は自治体が航空会社に補てんする。
搭乗率7割を超えると、自治体がその分を収入とする。

この施策は地方自治体がリスクを取って、頑張ったらインセンティブが入る仕組みですが、
何か違和感を感じました。
なぜなら、頑張らなくても民間企業は最低7割の搭乗率収入がもらえ、
頑張っても7割以上の収入はもらえないからです。
たぶん、民間企業はサボるような気がします(笑)。

顧客サービスや搭乗率アップ施策は行政が努力するより
民間が知恵を出した方がより良い企画が出てくるように思うので、
民間の力を引き出すような施策を是非行うべきだと私は思いますが
皆さんどう思います?