「あんたなんか生まれてこなければよかった」親の呪いが子の人生を狂わせる

鬱で発達障害で引きこもりだったけど
かさこ塾きっかけで
ヌードモデルで稼げるようになった
絵野めぐみさんのお話。

絵野さんの原点。
それは小さい頃に
度々言われた家族からの言葉。
「あんたなんか
生まれてこなければよかったのに」。
親からは
「あんたは悪魔の子！
私を苦しめために生まれてきたんでしょ！」

とも言われた。

小さい頃から虐待され
寒い山形で
裸のまま外に追い出されたり
車がへこむぐらいの力で殴られたり
といった幼少期を過ごした。

ストレスから食べすぎて太ると
今度は学校でもいじめられる。
どこにも居場所がない。
家にも学校にも。

学校でいじめられて
泣いて帰ってくると
「だから、めぐみは嫌われるんだ。
めぐみは弱い。そして誰にも愛されない。」
「めぐみの顔に包丁で切り刻んでやろうか？
めぐみが弱いからそう言っているんだよ？」
などと信じられない言葉を
親から言われたという。

ただ唯一いやなことを忘れられるのは
絵を描いている時だったという。
それが大人になってから
絵を描くことを仕事にもしている
ことにつながっていく。

太るとそれをもとに
いじめられるのでやせたところ
いつもまったく褒めない親が
「あんたはスタイルだけはいいのね」
といったという。
それが彼女の心に響いた。
虐待する親はスタイルだけは
褒めてくれた。
それがいつかモデルになりたい
という思いの原点になっていた。

とはいえ虐待やいじめで育ってきたため
いつになっても自信を持てず
人とのコミュニケーションもうまくいかず
結果またいじめられるという負のループに。

22歳で結婚するも
うまくいかず25歳で離婚。
26歳でいい人と出会い
結婚になりそうだったので
正社員だった会社もやめ
一人暮らしも引き払い
その男性のもとにいったものの
男性のお母さんと合わなかった。
さらにその男性は
起業しようと考えていて
結婚にお金を使いたくなかったため
結婚の流れはなしになった。

せっかく再婚で
幸せがつかめると思ったのに。
会社もやめてしまい
家も引き払ってしまって
この先どうすれば？

さすがに見かねた親は
実家に帰ってこいというも
すぐさま出ていけといわれ
再び一人で暮らし始める。

そんな時に思い出したのが
子供の頃になりたいと思っていたモデル。
しかしうまくはいかない。

ただ出会ったカメラマンが
すごくきれいに撮影してくれた。
そのカメラマンがきっかけで
ヌードもきれいかもという話になり
ヌードモデルに挑戦。
それもきれいだよといってくれた。

モデルといっても競争が激しい。
顔が他のモデルよりいいとは言えない。
ならばヌードモデルなら
他のモデルと違って
抜き出ることができるのではないかと
ヌードモデルをはじめた。

しかしはじめたものの
ボロクソにいわれたことも多い。
容姿を批判されたり
胸が小さなことを批判されたり。
特に美術のヌードモデルでは
ふくよかで胸がある感じでないと
描きにくいので
ヌードモデルには向いてないとも
言われた。

それでもあきらめなかった。
いろんなカメラマンにも撮ってもらい
そのカメラマンのSNS投稿や
自身のSNS投稿を続けることで
徐々にモデルの仕事が入り出した。

特にツイッター（X）で拡散し
ヌードモデルの依頼が増え
それで稼げるようになったという。

親から幼少期に受けた
言葉や肉体の暴力の影響から
大人になっても
自信が持てなかったり
人からの批判におびえたり
コミュニケーションが
うまくいかなったりすることも多い。

でも絵野めぐみさんが
あきらめずにがんばっているには
１つの理由があった。
「まけるもんか。
ここで終わってたまるか。
批判してきた人を見返したい」
根っからの負けず嫌いが
雑草根性でがんばり続け
SNS投稿を継続的に行ったことで
仕事が入るようになった。

先日私が出演した
尾張アズーリFMの局長が
絵野さんをこう褒めていた。
「一番の再生回数なんですよ！
絵野さんが！
なんたってSNSでの宣伝がすごい！
何度も何度も告知してくれる。
それが結果になってるんじゃないですかね」

そういえば絵野さんはこんな話もしていた。
「かさこさんの投稿
参考にしてますよ！
短くてできるだけ
わかりやすい投稿、心がけてます」
かさこ塾で習ったことだけでなく
人の発信をみて
いいものは取り入れる努力を
塾を卒業してからも今も続けている。

どんな逆境でもどんな境遇でも
負けたくない、見返したい、
自分の好きなことで仕事をしたい。
そんな思いの強さが
ネット発信の量につながり
不器用ながらも
仕事が順調に増えているのではないだろうか。

才能とは持続する情熱。