森羅万象から学ぶ人生羅針盤「食欲は意欲の見せどころ」
今回は自分の若いころを思い出してお話をしてみたいと思います。なぜならこれからお話しする内容は、令和の時代も通用すると思うからです。
多くの企業トップは、人に奢（おご）ることが好きです。特に、滅多にお目にかかれない珍味を紹介してくれることもままあります。そんなときは下品にならない程度にガツガツ食べましょう。
言うまでもないことですが、自分が連れてきたお店の料理を褒め、思いっきり食べでくれれば嬉しいに決まっています。そして料理を選ぶ際、「社長と同じものをいただいてもよろしいでしょうか？」「このお店のお薦めを注文しても良いですか？」と言っても構いません。
「こんな料理初めてです。どうやって食べたらいいんですか？」「今まで食べた○○の中で最高の味です」と言われて喜ばないわけありません。さらに最近では当たり前になっていますので、「食べる前に写真撮ってもいいですか？」と言うと効果的です。
そして、「一緒に写真を撮りましょう」という魔法の言葉を忘れないでください。特に社員ではなく、企業トップ自ら「実は私のふるさとから送られてきたものなんですよ」と言ってお土産を手渡しされた時などは、絶対にその方を囲んで笑顔で写真を撮りましょう。
このように、旺盛な食欲は意欲の見せどころでもあるのです。昔からよく食べる人は良く働くと言われ、自分を印象付けて売り込む絶好のチャンスでもあります。そして、前述の通り下品にならない程度にガツガツ食べる姿に好印象を持ってくれ、それがきっかけで次につながることも忘れないでください。