森羅万象から学ぶ人生羅針盤「四六時中正しく考える」 | kasai-teruoのブログ

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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「四六時中正しく考える」

古代ローマ時代の政治家マルクス・トゥッリウス・キケロは、「生きるということは考えることである」と述べています。まさにその通りで、以前にも、死とはすべてが「無」になり一切何もできなくなることとご案内しています。

 

 つまり自我が消滅することで、自分そのものが無くなり、すべてが「無」になり、何も考えたり行動を起こしたりすることができなくなるということです。私が笠井輝夫という人間であったことを思い出すどころか、何もかもを思うこと、考えること自体できなくなるのです。

 

 これを踏まえ、冒頭の言葉を逆説的に捉えるならば、「何も考えていなければ死んでいるのと同じ。生きているうちは四六時中考えていなければ生きている意味が無い」ということになります。

 

 そして嫌でもいずれ死は訪れます。そうであるならば、生きているということは非常に特別なことであり、それを意味あるものにするには、やはりとことん考えること以外ありません。

 

 もちろんそれは正しく考えるべきでしょう。世の中のためになることを考えるのが一番素晴らしいことですが、そうでなくとも自分自身をより高めるためにはどうしたらよいかと考えをめぐらせるのです。

 

 そうすることで必ず「生きていて良かった」と思えることに巡り合えます。そしてそれは間違いなく、自分だけでなく他人をも幸せにしているはずです。同じ「自我の消滅」でも、自分の死後、残された人たちにとってまったく違う意味を持つことになります。まさに、生きているうちに四六時中正しく考えてこそ、人生の本質を示すことになるのです。