森羅万象から学ぶ人生羅針盤「仇名の使い方には注意が必要」 | kasai-teruoのブログ

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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「仇名の使い方には注意が必要」

 私の場合、初対面の方からは「笠井会長」と呼ばれます。そこから「笠井さん」になり、さらに「笠井くん」、「笠井(呼び捨て)」、「輝ちゃん」へと、関係性が深まるにつれ呼び方が変化していきます。

 

 それでも、ビジネスマンになってからは仇名で呼ばれたことはありません。しかしもし他社の企業トップが、例えば弊社の笠井正行社長を「正っち(まさっち)」、関取締役を「関やん(せきやん)」などと呼んでくれるようになったら、お互いの間合いは相当近づいたと考えて良いでしょう。

 

 しかし、気を付けなければならないのは、相手の企業トップが「今度から俺のことを○○って呼んでいいから」と言われても、安直にホイホイと乗ってはいけないということです。それは馴れ馴れしさを試している可能性もあるからです。

 

 その場合、「そんなの無理ですよ。いくらなんでも失礼すぎて、社長のことを○○なんて呼べませんよ」と、最低3回はお断りしましょう。なぜなら仇名で呼ぶということは、同時にタメ口を使うことにもなるからです。ビジネスシーンでこの使い方は、非常に難しいテクニックが求められます。

 

 しかし、「そんな他人行儀な態度じゃ付き合いづらいな」と言われた段階で、初めて仇名で呼んでみましょう。だからと言って、仇名とともに必ず敬語を交え、敬語8割・タメ口2割の比率は守ってください。

 

相手の言うことを何もかも真に受けると、知らぬ間に一線を越えてしまい気分を害することになることを肝に銘じておきましょう。