森羅万象から学ぶ人生羅針盤「手法や視点を変えろという合図」 | kasai-teruoのブログ

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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「手法や視点を変えろという合図」

 発明王エジソンは、「ほとんどすべての人間は、もうこれ以上アイデアを考えるのが不可能だというところまで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。しかし本当のスタートはそこからなのだ」と述べています。

 

 いかにもエジソンらしい言葉ですが、「失敗とは上手くいかなかった方法を見つけただけだ」と豪語しているように、いつでもスタートラインに立っているのです。

 

 そして「もうこれ以上アイデアを出せない」というのは、手法や視点を変えろという天が授けてくれた合図です。そうすることで意外なアイデアが見つかるものです。

 

 以前ご案内したように、有名な科学者には、誤って違う材料を使ったり、薬剤の量を間違えたりしたことが奏功して、失敗に終わるはずだった実験から新たな発見を得て成功につながったという経験を持つ人が、枚挙に暇がないほどいるのです。

 

 また、豪商の鴻池家は酒造業を営んでいましたが、不始末をした手代を解雇したところ、逆恨みを受け、その手代は酒樽に灰を入れるという嫌がらせをしました。しかし、灰が混入した酒は清く澄んで味も格段に良くなり、その後改良を重ねて今日の清酒の大量生産システムの元となったのです。

 

 このように意図的に無茶なことをすることも含めて、思い切ってそれまでの手法や視点を変えることで、想像もつかなかった結果を得ることがあります。改めて「万策尽きた」は、手法や視点を変えろという合図であることを肝に銘じておきましょう。