maborosi 34 | 嵐さんに寄せる想い~ここママの妄想小説

嵐さんに寄せる想い~ここママの妄想小説

嵐さんが大好き。
メンバー全員大好きですが、
特にも相葉くんに惹かれてやまない櫻葉erです。

前回のお話





「潤くんさぁ、3Dの神山さんて分かる?」





ホームルームが終わり、部活に行こうと準備していた時だった。





一番前の席に座っているニノが、足早に俺の所にやって来た。





「3Dの神山……?」





同じ中学だったよと付け加えられ、記憶の引き出しを開けてみるけど





「そんな先輩いたっけ?」





申し訳ないけど、全然思い出せない。






でも、ニノはそんな俺の反応に驚くことなく、むしろ想定内といった顔で





「やっぱりね。
俺も直ぐには思い出せなかったもん」





そう言って、俺の傍でクスクスと笑った。






それなら、どうして今その先輩の名前が出てくるんだろう。





記憶にも残らないような先輩の名前が。






俺の言いたいことが分かったのか、ニノは笑顔を消してヒソヒソ話をするみたいに声のトーンを落とした。






「その人ね、相葉さんのストーカーだよ」

「えっ……!?」





それはあまにりも衝撃的な言葉だった。







つづく