TBS日曜劇場「サマーレスキュー」 ~天空の診療所~
第8話を綴らないままの第9話。
私としては意味を感じた…。
第8話では、山の診療所の閉鎖を考えなおしてほしいと
沢口教授のもとへ行く速水先生。
すると、
ドイツに行き、最新の医療を学んで多くの命を救うように
沢口教授に言われた。
沢口教授は、
山の診療所を存続する余裕がないことをこれまでも言っていた。
多くの患者さんが受診する大学病院での人材不足は、
医療の質の低下につながるとおっしゃっていた。
診療所は非効率だから廃止し、
最新の医療を学び、命を救うために留学するようすすめる。
とても矛盾を感じる。
そして、多くの患者さんが集まるところの医療を充実させ、
そうではないところは廃止。
医療の質以前の課題を感じる。
8話では倉木先生から、
明慶大学付属病院の医療にかかわるすべての人間を対象に
臨時総会が提案された。
その総会の中で、一旦は患者さんの手紙を読むことに反対されたが、
倉木先生のことばで読み上げられた。
「医師がいて、看護師がいて、事務などのスタッフがいて、
患者さんがいての医療」
「是非、患者さんの声が聴きたい」
私は、「明慶の医療にかかわるすべての人間による総会…」
と言っていた時に、
「じゃあ、患者さんも参加しないと…」
そう思って観ていたので、
この倉木先生の言葉はうれしかった。
そして、そういう医療者に私は診てほしいと思うし、
医療人としての大切な資質ではないかと感じる。
そして昨日の第9話。
ひとつの命に向き合って、救おうとするチーム医療に感動した。
山小屋の小山さんが倒れて手術することになり、
「あらゆる手を尽くして、おやじさんの命を救いたい」
という倉木先生。
オペ前日、オペに備える医師と看護師、
そして、医療スタッフ。
看護師あかりの子供である桃花ちゃんが、
「がんばれがんばれ倉木!」と、オペ前日に
応援する姿も印象的だった。
遥さんが、手術前夜お父さんに付き添う姿をみて、
医師、看護師、医療スタッフ。
そして、患者の家族も含めたチーム医療だと
私は感じた。
そしてもちろん、
チーム医療での主役は患者。
生きたい!生きよう!とする命。
その命に一番寄り添い、
その命を精一杯の生きる力で支えている患者。
その生きる力をさらに高めるため、
命を救うために、
医師、看護師、医療スタッフは一丸となり、
患者の家族の想いとともに患者の命と向き合う。
それがチーム医療だと、
そして、それこそが医療だと強く感じた時間となった…。
だからこそ、
患者は、人は、
自分の命と もっと真剣に向き合う必要があるように私は感じる。
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