最近、つくづく感じる…
「自分の時計」で過ごすことの大切さ。
「もう仕事はできないよ」
「一生、寝たり起きたりの毎日で、
一生、入退院の繰り返しになると思うから」
そう宣告された私には未来がなくなった。
痛みと向き合いながら、
しかめっ面で痛みに耐え、
涙を流しながらの毎日。
ベッドの上で、
時に泣き叫びながら全身の激痛と闘う日々。
あの時の私は、痛みと闘うしかない毎日だった。
そう、あの時はそれが当然で、
そういう選択しかない…そう思っていた。
究極の痛み止めペンタジン
「そんなのは使うべきではない!」
休日にいつもの総合病院に注射を打ちに行った時、
はじめて会った医師に避難された。
当時の主治医が、私にできる最後の手段として
ペンタジンの注射を使っていた。
カルテに、1日3回までの使用許可を
誰が見てもわかるように書いてくださっていたのに、
激痛で苦しむ私に対し避難を浴びせた。
結局、注射は打ってもらえぬまま帰宅。
その後、そういうことがないようにと
近くの個人病院で、いつでも注射を打ってもらえるよう
主治医が流れをつくってくださった。
激痛の中、一人で病院に行けない状況も起こるようになり、
内服も加えていただくことができ、
1日3回まで内服と1日3回まで注射の許可が出た。
毎日、ペンタジンの内服と注射を打つことが
当時の私に対し医学的にできる最後の手段だった。
(賛否両論はあったけれど)
注射を打つと、全身の痛みがスッと引き 呼吸が楽になる。
その瞬間、私は生きてることを感じられていた。
しかし、だんだん効かなくなっていった…
副作用も強くでるようになった…
しかも、打てる場所がなくなっていった…
唯一の手段だったのに…
「里花ちゃん、このままだと死んでも何も残らないよ」
ポツリと先生に言われた。
骨もボロボロで、姿かたちが残らないことを言われた…
とはいえ、
全身の激痛が24時間365日続く毎日、
注射を打つことで「生きている」瞬間を感じられる私にとり、
これしかなかった。
夢も希望も未来もなく、痛みと闘う毎日で、
ただただ1日が過ぎ去る毎日。
しかし、
あの時の言葉が心のどこかに引っかかっていた。
泣くしかない毎日だけど、
「死ぬ時ぐらいは笑って死にたい…」
ふと、そう思った。
「このままだと、私は笑って死ねない」
だったらどうすれば…
今の私のきっかけはそこにある。
そして、そこからいろんな苦闘があった。
あ~でもない、こーでもない
今回は上手くいった、今回は上手くいかなかった…
様々な苦戦の中、
私が今の社会に生きていられる唯一のポイントは、
自分の時計で過ごしているということ。
痛みは依然と続いている。
しかし、注射も打たず、内服も服用せず、
生きることができるようになった。
とことん自分と向き合い、
とことん話し合った。
そして、日々対話している。
自分の時計で過ごすことで、自分の時間軸ができてきた。
自分の時間軸を把握したことで、
無理なく、一般社会の時計に適応できるようになってきた。
そして、自分らしく生きることができるようになった。
医療が決めた私の時間軸ではなく、
自分自身で、私の時間軸を手に入れることができた。
自分の未来へつながる人生の時間軸ができたことで、
イキイキ、ワクワク、
私の人生を生きることができる幸せを かみしめている。
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