奈良2日目は 昨日の雨はどこへやら
台風が過ぎ去り 朝から快晴
さすが11月3日の特異日
統計上晴れの日が多い日
前日が台風でも 晴れわたっていました
民宿の朝食をいただき
曾爾(そに)高原のお水も お食事も美味しかったです
食堂から見える とんがった高い山は 兜山
曽爾高原からは こんな風には見えないそうです
食事の後 すぐに出発して吉野を目指します
金峯山寺(きんぷせんじ)は 大河ドラマ『光る君へ』で
道長たちがお経を持って命がけで登った山です
関西に住んでいた時 吉野の桜は知っていましたが
その吉野が金峯山寺とは知りませんでした
駐車場に車を停めて 山沿いを歩いて上ります
金峯山寺の蔵王堂には 蔵王権現立像3体がまつられ
こちらも ちょうど秋の秘仏ご本尊特別御開帳だったので
中に入り 間近で青いご本尊を拝見することができました
こちらは 特別拝観料が1600円でしたが
靴を入れる袋が お持ち帰りのエコバックで
パンフレットと一緒にお守りもいただきました
金峯山寺から 石段を450段降りた所に
脳天大神龍王院があります
首から上の部位にご利益があるそうです
両親とも脳の病気で亡くなったので
行ってみることにしました
石段を少し降りたところで 下から登ってきた女性が
顔をゆがめて登って来られたので
これは そうとうハードなのだろうと思いました
ところどころに 一休みする場所があり
友だちと2人で話しながら下りたので
割と早く降りることができました
降りるのは簡単だけど 登るのが大変なのでしょう
脳天大神にお参りをして
御朱印をお願いすると
「少し時間がかかるので 休憩所でお待ちください」と
茹で卵を友達の分と2個もらいました
お茶をいただきながら 茹で卵をいただきます
お皿もお塩も用意してあります
お供えに 10個の卵のパックが500円で置いてあり
お供えされた卵が 茹で卵になって
こうやっておさがりでいただけるようです
私たちも 卵をお供えさせていただきました
そこから 下る山道もありましたが
注意書きに 450段を登る方が近いと書かれていました
この石段をまた登るより
平坦な道を歩きたいと思う人が多いのでしょう
覚悟して450段を上りましたが
茹で卵のパワーのおかげか 割と普通に登ることができました
翌日や翌々日の筋肉痛を心配しましたが
前日の温泉が効いたのか 筋肉痛もありませんでした
金峯山寺の境内に戻り 来た道を駐車場まで歩きました
駐車場の近くにある 葛の元祖八十吉の花山店に入りました
本物の葛切りを食べたいと思い
私は葛切りを 友達はあったかい葛餅を
580円のホットコーヒーと一緒に頼みました
ところが 貼り紙が目に留まり
生ビール600円と書いてあります
コーヒーと20円しか違いません
私は迷わず コーヒーを生ビールにかえてもらいました
美味しいビールを
全面ガラス張りの吉野のお山が見渡せる席でいただきました
そして 運ばれてきた葛切りは 薄く透き通る平たい葛切りで
黒蜜につけて食べます
つるんとした喉ごしに 黒蜜が絡んで絶妙なおいしさです
友だちが頼んだ 温かい葛餅も きなこと黒蜜の味でいただきました
どちらも とっても美味しかったのですが
さすがに ビールと黒蜜の相性はいまいちで
別々のおいしさとしていただきました
そして 奈良の最後は 丹生川上神社の中社にお参りしました
拝殿に 龍の玉が売ってあり
その玉に願い事を唱えて穴に3度息を吹きかけ
神社の前の道を渡り 川沿いの道を少し歩いて橋を渡り
龍神が棲むといわれている瀧に行きます
神社のHPの画像では ふたつの川が注ぐ場所なので
2本の滝になっていますが
前日の台風の大雨の影響で かなりの水量になっていて
かなり勢いのある瀧になっていました
その滝つぼに 龍の玉を投げると
あっという間に瀧に消えていきました
入川上神社を後にして 奈良の中心地を通り
京都の宇治に向かって帰ります
夕方4時台には 平等院の近くに車を停めることができたので
しばらく宇治川のほとりを散策しました
さすがに平等院は 連休中ということもあり
入口が長蛇の列だったので 諦めました
大阪のお友達が薦めてくれた
能登椽 稲房安兼 の茶の団子を買いに行きました
「のとのじょう いなふさやすかね」という名前の
昔ながらの茶団子です
聞かなけれは 絶対に入らない感じで
やっと見つけて 中に入ると
人通りの多い 平等院表参道を真っ赤な車が近づいてきて
グーッとお店の中に突っ込んできて
もう少しで 軒先のガラスケースに当たりそうで
友だちと2人で「危ない!」と止めて
数センチの所で ぶつからずに済みました
中から若い男性が下りて来て お礼を言われ
大きな茶団を買って帰られました
知る人ぞ知る茶団子やさんなのでしょう
一番小さいのを 大阪の友だちのお土産に買いました
そして 京阪宇治駅から大阪に向かました
奈良の吉野まで案内してくれた京都のお友達とは
ここでお別れとなりました
6時ごろ 阿波座の友だちの所に戻り
関西の旅の最後の夜になりました