決めたらモーレツに突き進むタイプのわたしです。
就活をスタートし、
エアラインスクールに通うことになりました。
エアラインスクールでは、髪をシニヨンにしてお化粧をして
スーツをビシッと着て通います。
うす化粧で髪もてきとうボサボサでヒールなんて履いたことなかったわたし。
まず、
口紅を濃くしなさい、
ヒールは絶対7cm以上、
スーツのインナーは襟のないものでもよし、
カラースーツも良し、人と違っても良し!
講師陣は『外見が大事』とはっきり言い切ります。
世の中的には、人は外見で判断しちゃダメ、心だよと言いますが
CAを目指している私たちが試験を突破するには、もちろん見た目は超重要!
その潔さに、わたしはある意味感動しました。
一般教養や英語、社会問題なども勉強しましたが
毎回毎回特訓したのは面接対策。
グループディスカッション、グループ面接、最終面接を想定して
身なり、立ち居振る舞い、話し方、人が話している時の聞く姿勢など
毎回練習してました。
通っている生徒は品の良い女性が多く、優しい子ばかり。
わたしはどちらかというと体育系、
足を閉じて座るのさえ苦労してました。
「諦めなければ夢は叶う」
この言葉を毎回叩きこまれました。
誰が合格して誰が不合格かなんて誰にもわからないし
努力しても努力しても実るとは限らない
実力も英語力があってもタイミングによってはわからない
確かにこういう世界。
ダメでもチャレンジし続けることが大事って。
教えてもらいました。
そして、4年生になり私はエアラインの就職試験はほぼ受験した。
エントリーシートから履歴書から自己PR等々は本当に苦労したけど、
スクールの先生や大学の先生に何度も添削してもらって作り上げて
面接でも出し切った。
最後の最後に内定をいただけたのが、
グランドスタッフのお仕事。
とにかくホッとした。
社会人になるのは不安もあったけど、仕事はしたかった。
同い歳の子より、2年も遅いから、もう遅れはとりたくないと思っていた。
そうして航空業界に足を踏み入れることになります。
大学3年生からモーレツに就活をしました。
何事も決めたら猪突猛進で突き進むタイプです。
1浪して大学に入り、
大学2年生終了後に休学して
ニュージーランドにワーキングホリデービザ
を使って1年滞在。
大学3年に復学しましたが、
同年代の子より2年遅いことに
引け目を感じていました。
もともと海外の文化、
英語を使ったコミュニケーションに
憧れを持っていて
世界を飛び回る仕事がしたいと思っていました。
でも、実際に大学入学の時に選んだ学部は臨床心理。
当時中学生だった少年Aと呼ばれた神戸の事件。
その犯人が同い年ということに
当時ものすごい衝撃を受けて、
少年犯罪に興味を持つようになりました。
当時のわたしは『悪い子どもはいない』
子どもが悪くなるのは、
家庭環境や社会の影響だと
強く思っていました。
しかし、残虐な殺人事件の犯人がまさか子ども。
わたしの思いは崩れ、
この子どもには何があるんだろう、
知りたいし、そういう子の力になりたいと
思うようになりました。
心理学の勉強はわたしにとって楽しいものでした。
でも、大学では浮いてました。
人と深く付き合うのが怖くて人を避けてました。
中学の時から海外で生活したいという強い気持ちがあり、
高校で留学が叶わなかったので、
大学では絶対に留学したいと思っていました。
そして、日本からニュージーランドへ。
今思えばニュージーランドから帰ってきた一時期は
「なんか明るいマインド」を持ってました。
そこから
『世界を飛び回りたい、英語でコミュニケーションする仕事がしたい』
となりCAを目指すようになったのです。
すぐさま航空業界へ就職するための予備校、
エアラインスクールにWスクールで通うことにしました。
『新卒でグランドスタッフになるまでの道のり(2)』に続きます。