多くの方が誤解しているのでは?と思う事の一つとして、

 

速筋を鍛えると瞬発力が向上する

 

があります。

実際、本やネットでもそう書かれている事が大半です。

 

☆あるネット記事から抜粋

 

では、なぜこの考え方に異を唱えるのかと言いますと・・・

 

そもそも速筋を鍛えても筋収縮速度(筋肉が縮む速度)は変わらないからです。

速筋を鍛える事で起きる現象は筋肥大(筋肉が太くなる)です。

つまり、速筋を鍛える事によって、身体に掛かる負荷への耐久性は増しても、スピードアップに直接的には繋がらないのです。

しかし、間接的には繋がるとは言えます、

 

以前の記事にて、

 

アウターマッスルが活きる局面は技術の発動後です。

例えば、ジャンプする時はインナーマッスル優位が理想ですが、着地の衝撃に耐えるにはアウターマッスルの強さも必要です。

 

と述べました。

つまり、鍛えた速筋が活躍する場は、正確には瞬発力発揮後です。

重力ある地球で運動をする以上、その重力に対抗する為に最低限の筋肉は必要です。

そして、速く走れば走る程、高く跳べば飛ぶほど、地面に着地した際に掛かる重力に対抗する為には、それなりの筋力が必要になります。

「それなりに」と述べた訳は、筋肉量が多ければ多いと、身体を運ぶためのエネルギー量も大きくなるからです。

実際、100メートル走の選手や体操選手は鍛えられた身体ですが、ボディービルダー程の筋肉量ではありません。

よって、

 

筋力が低すぎると、瞬発力を発揮し続ける事ができない

 

しかし、

 

筋肉が量が多すぎても、瞬発力を発揮し続ける事ができない

 

のです。

この事を理解していないと、大きな怪我に繋がるリスクが高くなります。

例えば、フィギュアスケートの選手のトレーニングで、「片足スクワット」を行る動画を見た事がありますが・・・

ジャンプの際に片足スクワットで培った筋力で跳ぼうとすると、膝を壊す可能性があります。

しかし、ジャンプ着地後に崩れずに自分の身体をキープするには、片足スクワットができるぐらいの筋力が必要です。

 

この原則は全てに当てはまりますので、アスリートやトレーナーの方は充分気を付けて頂きたいと思っています。

 

さて、では瞬発力そのものはどうしたら高くなるのでしょうか?

一言で述べると、

 

技術

 

です。

瞬発力が向上する技術を覚えれば、その場で向上します。

しかし、その瞬発力を長時間発揮し続ける為には技術+筋力も必要です。

 

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