2024.1.14「現状維持ってのは、ない!」 | 空手日記

空手日記

王道流空手道 佐藤塾での稽古の記録です。

元日の滝行の時に、スエーデン人の友人空手家である…さっきまで名前覚えていたのに…ど忘れ…あっ、思い出した!クリストファーと「1月14日の稽古に出る」約束していたので、今回ほ早くから出ることを決めていた。前日には古川先輩から「明日の稽古に出ます」とLINEをいただいて「Me too!」と(日本語で)返事をしていた。


日曜日の朝はほぼ0℃。昨日まで「電車でいくかも。その時は駅まで送ってね」と妻に頼んでいたが、早々に車で行くことに決めた。15分間朝風呂を楽しみ、朝食は焼き餅3個をどんぶりに入れ、すり胡麻、刻み葱、鰹節、それに出汁つゆをかけてお湯で薄める“簡単雑煮”…これが美味い!ニュースで天気予報を確かめて7時40分に家を出る。


車のフロントガラスを真っ白に覆う霜を、風呂の水量をかさ増しするために十数本入れてあるペットボトル(いい感じであったまっている)のうちの1本を使って溶かす。そして吉田拓郎のアルバム「LIFE」を再生しながらスタート。自宅を出て原宿交差点を右折、国道1号線から横浜新道、保土ヶ谷バイパス、そして町田街道と鎌倉街道、甲州街道を経て立川まんがパークの駐車場に入ったのが9時10分。


ちょうどそのタイミングで妻からLINE。

「来ました!」というメッセージとともに厚切りトーストとアンコ、大きめのカップのコーヒーの画像…コメダ珈琲店のモーニングに行ったらしい。したいと思っていたことを3時間も集中してできたそう。僕が空手の練習に行くと妻が家で一人になることを少し「悪いな」なんて思っていたが、なんのことはない、十二分にその「一人」を楽しんでいるようで安心した。(もっとも、ボクがいないと寂しい…というタイプの人ではないけれど)


道場に着くとマスクをした徳昭塾長。「風邪ひいてしまって」とのことで少し苦しそう。「川村さんはインフルで休んでいます」…それを聞いて僕も慌ててマスクをする。コロナもインフルもワクチンを打っているけど、注意するに越したことはないので。


9時半の稽古開始までに他に古川先輩(自宅のある長野・小諸は今朝-9℃だったそうな。そんな所から新幹線(!)で稽古に来られるんだから、尊敬しかありません)、金谷先輩、少年一人。「転掌」の型を攻撃と防御に応用する練習。最近ずっとこれを教わっているけれど、理解も実践もなかなか難しい。10個教わって、何とか3つか4つはモノにしたいと思う。


10時になると親子空手のお母さんとちびっ子、他に少年部の塾生が続々と集う。


基本の突き、蹴りの練習。合間に「補強」の腕立て伏せ。50回程度なら全く問題ない…はずだった…それが、最近サボっていたツケがモロにきて、20回ぐらいから体が動かなくなった。ゆっくり下ろして床に顎を付けてゆっくり上げるというのを、スクワットと交互に10回ずつ3セットやることを日課にしていた頃もあったが…ボクはそういう人間なんです。「(当たり前だけど)サボっていたら“現状維持はない、退歩しかない」ということを嫌というほど思い知った。


「今日は蹴りをみっちりやります」ということで、前蹴り、回し蹴り、後ろ回し蹴りを段階を踏んで教えていただいた。


徳昭塾長の教え方は、抽象的な「ぐんと上げてひゅっと回してドン!」みたいなことではない。「簡単な動作を段階を踏んで変化させていって、その先に正しい姿が完成する」というもの。それこそ幼稚園児から老人(ボクのこと)までを同じ土俵に立たせて、どちらにも理解できて実践できるようにするのだから、その苦労は想像をはるかに超えるものだと思う。本当に有難いです。


12時までたっぷり練習して掃除。前回に続き「第二道場」を実行。前回カレー、今回中華、次はタイ料理かな?