2024.1.1「滝行・最高の新年の迎え方」 | 空手日記

空手日記

王道流空手道 佐藤塾での稽古の記録です。

2024(令和6)年が明けました。これを読んでくださっている皆様におかれましては、幸せのうちに新しい年を迎えておられることとお慶び申し上げます。本年も変わらぬお付き合いくださいますことをお願いいたします。


45才で空手道佐藤塾に入門以来ずっと“皆勤”してきました「滝行」ですが、コロナ禍を理由に中止になった2年、そして“なんとなく”サボって”しまった1年を経て、今年は「行くぞ!」と決めていたこの滝行でした。


前日の大晦日には、我が家に長女夫婦、二女夫婦と孫が集まり、午後3時ごろから心ばかりの料理とお酒を囲んで、恒例の忘年会を行った。それぞれの家族がそれぞれの幸せを実現している様子に、親としてこの上ない幸福感を味わった。おまけに「お年玉」までいただいて、これも幸福感を増幅してくれた。午後8時前に年越し蕎麦をいただいて楽しかった会はあっという間にお開きになって、それぞれ自分たちの城に帰って行った。


僕は10時過ぎまで紅白を観て、滝行に備えて一人布団に入った(妻は紅白を最後まで観たそう)。3時ごろにトイレに起きた時にふと「妻は元日を一人で過ごすんだ」ということが頭に浮かぶ。ちょっと悪いと思ったけど妻を起こして「明日一人で過ごすんじゃ寂しいね。ボク、滝行やめようか?」お聞く。「全然そんなことないから。新聞読んで、テレビを見て、本読んで、全然寂しくないから」…だって。ま、そんなもんか。


朝6時前に目が覚めたので、風呂の追い焚きのスイッチを入れてまた布団に入る。「お風呂が沸きました」の声と共に布団を出る。東野圭吾の『告白』という小説を読みながら15分ほど半身浴。風呂を出ると妻も起きてくる。「お餅は2個?」「そう」…まもなく今年最初のお雑煮の朝食。「明けましておめでとうございます。今年も美味しい食事をありがとう」と挨拶してありがたくいただく。


7時半に妻の運転で大船駅まで送ってもらう。新宿まで湘南新宿ライン、中央線快速で高尾まで。どちらもガラガラ。10時高尾駅集合のところ9時半には着きそうだったので、八王子あたりで立ち食い蕎麦かなにか食べたいと思ったけど、迷った末にスルー。今年最初の後悔。空腹なんだし、時間あるんだから、行くしかなかったのに。


高尾駅の集合場所には、徳昭塾長とその隣にデンマーク人のクリストファーがいた。何年前だったか、春に佐藤塾に稽古に来て、全日本大会に出て、黒帯を取って帰って行った(後で聞いたら9年も前のことだって)。ひとしきり(英語で)旧交をあたためる。久しぶりにいっぱい英語喋った。


少年部の塾生と付き添いの親たちが30人ほど、一般部の塾生が10人ほど集まり、高尾山蛇滝に向かって歩き始める。金谷先輩と親の介護のこと(主にぼやき)など尽きることなく話す。「でもね、いつか通る道だからね」という結論。「仕方ないね」ということ。


蛇滝の詰所で道着に着替えて、裸足で石段に立つ。ちびっ子たちは「寒い!」「冷たい!」「痛い!」を連発しているが、何度も経験している我々には「今年は楽だね」という感じ。実際、気温も風も穏やかそのもの。


石段に並んで正拳突きを400本、程よく体があたたまる。


この瞬間はなかなかベビー。今のところ「死んだ奴はいない」とのことだが、僕が一人目にならないとも…やめておきます。


そして滝壺へ。前日雨が降った割には水量が少なく、おまけに流れのコースが変わっていてうまく“浴びる”ことができない。ま、それはそれでみんなが20本〜30本のところ、僕は年齢の数65本突いた。なんとか数え間違いはなかったと思う。


その後本部道場で新年会。今年の抱負として「不言実行」(前年は有言不実行だったので)、それと「ウクレレをモノにして、妻のフラダンスの伴奏をすること」を宣言した。


皆様、こんな私ですが変わらぬお付き合いをお願いいたします。押忍