今日の午後、スマホに友人A君からの電話があったことに気付いて折り返し電話しました。
A君は私より年はいくつか上ですが、私の部下だったことがあり、長年の付き合いです。
(彼は複数の大学に入学しているので、就職までに時間がかかっています。私の部下だったときは私の指示は半分無視していました(^^;)
性格は私とは正反対で、非常に積極的かつ人付き合いの好きな人物ですが、私も交際範囲に加えてもらっている、といったところでしょうか。
私と違って国際派でロンドン駐在歴もあります。
(でも、男どうしの付き合いではときに品のない振る舞いをすることもあります(^^;)
彼の話の内容は2点あり、最初は共通の知人であるB氏の体調の話です。
B氏は、年齢はA君よりさらにいくつか年上で、若い頃、私やA君の上司だった人です。
(A君は私の後任だったので、そのときは一緒に仕事をしてはいません。)
私がB氏と一緒に仕事をしたときは、複数の面で命がけで仕事をしたと言えます。
B氏は大変優秀な方で、その後社会的地位の高い要職を歴任しています。
ここ10年以上、年に一度はその頃の仲間で集まって、昔の苦労話などに花を咲かせるのが恒例でした。
会場は、B氏の伝手で某一流企業の立派な関係施設を安く使わせてもらっており、その意味でもお世話になっていました。
ただ、昨年は連絡がなく、どうしたのかと思っていました。
今回の電話によると、A君が最近B氏に電話したところ、話の要領を得ず、どうやら認知症のようだとのこと。
2年前にお目にかかったときはしっかりしていたのに、たった2年でそんなふうに変わるのかと大変ショックを受けました。
年齢からいってもまだ80歳より前で、少し早いと感じます。
残念ながらもうB氏を囲む集まりはできないのではないか、という結論になりました。
もう一点は、私の同期のC君が再婚したという、こちらはめでたいニュースです。
C君も国際派でそちらの顔ぶれの付き合いがあり、今回は国際派の大先輩の女性が亡くなってそのお別れ会の席上でA君と話をしたようです(私の推則)。
C君再婚と聞いて、すぐにいくつか思ったのですが、
1.C君は一度離婚して再婚したと聞いていたが、2度目の奥さんはどうしたのか?
これについては、2度目の奥さんとは死別したとのことでした。
私は最初の奥さんとは面識があり、独身時代、彼女の知り合いを紹介してもらったこともあるのですが(その方とはその後御縁はありません)、2度目の奥さんは知りません。
お子さんがいるのかどうかは分かりません。
いずれにしても、今回は3度目の結婚です。
2.C君は悪い女性に騙されているのではないか。
ただでさえ「頂き女子りりちゃん」のような女性の話題もある時代なので、高齢男性をターゲットにした詐欺に引っかかったのではないか。
そう思ったのですが、全然違ったようです。
C君は昔インドネシア駐在歴があり、そのときの秘書だったインドネシア人女性の母親と結婚したとのこと。
秘書だった娘の方は大学院を出ていて、現在はインドネシア政府の公務員として出世しているらしいです。
ただ、C君の親も結婚相手の親も介護が必要で、そのため現在は日本とインドネシアの間を行き来しているとのこと。
元秘書さんからみると祖父母に当たるわけですね。
不幸な結婚生活であっても離婚しなかった(できなかった)私からすると、3人の女性と結婚したC君はやはり羨ましいですね。
なぜ同期であるC君のことを私が知らなかったのかというと、ここ数年同期会の幹事になった女性(このブログに何回か登場する大学教授)がメールの扱いがよく分からないため同期会が開けないという情けない話です。
私は彼女と年に大学で2回会うのですが、その点については触れないようにしています(^^
代わりに幹事を引き受けようという奇特な同期も現れないので、まあし方ないでしょう。
C君はスポーツマンであり学歴はエリートであるわりに素朴な人物で、若い頃は酒の席で春歌も聞かされました。(男だけならいいのですが、女性がいる席でも歌ったことがあるようです。)
ただ、職業生涯の途中から酒の席での振る舞いについて悪評が立って、それがマイナスになったようです。
翌日になると自分が何をしゃべったか覚えていない、いわゆる「酒に飲まれる」タイプですね。
職業生活は私、家庭生活はC君の方が恵まれていたという人生の決算になるのかな。
ここからはA君の話から離れて、B氏の様子を聞いて思ったことを書きます。
どんなに優秀な人物でも、年をとれば遅かれ早かれ必ず心身が衰えます。
例外はありません。
だからさまざまな役職には定年や任期があるわけです。
政治家であれば、選挙で選別されます。
自動車の運転で高齢者の事故が多いのも、心身の衰えが原因であるのは同様です。
ただ、日本を離れて世界を見れば、中国の習近平総書記(70歳)やロシアのプーチン大統領(71歳)のような独裁者がいます。
国の最高指導者ですから上司がいるわけはなく、また選挙の洗礼も中国では制度的に、またロシアの場合は実質的に受けません。
彼らを辞めさせることは、誰にもできないのです。
死亡すれば他の誰かに代わるわけですが、死なない限り認知症が進行し始めてもそれを理由に辞めさせることは誰にもできません。
独裁政治の弊害は多数挙げることができますが、これもその一つだと思います。
習近平やプーチンに異変が起こったとき政治的混乱が起こり、それが世界に悪影響を与える恐れも十分にあると考えています。
★ 大相撲春場所は、昨日24日(日)、新入幕の24歳、尊富士(たけるふじ)が平幕の豪ノ山に勝って13勝2敗として初優勝を決めました。新入幕の力士が優勝するのは110年ぶりの快挙とのことです。前日23日に右足首を痛めて救急車で運ばれ心配されましたが、土俵に上がって戦い結果を残したのは立派です。尊富士と最後まで優勝を争った大の里も23歳、横綱の欠場や大関陣の脆さが目立つ中で、若い力士たちが新たな時代を築くことを期待します。
★★ 今日のロジバン 不思議の国のアリス177
… noi centre li ji’i pa no lo ka condi kei gi’e preja lo xadba be lo kumfa
(その大きな池は、) 深さ10センチくらいで、廊下の半ばまで続いています。
centre : m2=c2センチメートルだ,m1=c1は m3=c3方向に測って x4=m3基準で。 <- cen+tre, cen<- centi, tre<- mitre メートル
ji’i : およそ/約。数詞PA4類
condi : 深い,x1は x2(性質/方向)に関して x3(照合枠)・x4(標準)において。
-con-, -cno-, -coi- [空間・寸法]
preja : 広がる,x1は x2(拡張範囲)に x3(初期範囲)から [動作・自己移動・活動的]
xadba : 半分だ,x1は x2の x3(基準)での。-xab- [構造・数学]
長い文章を3つに切った最後の部分で、noi が率いる関係節であり、その中は gi’e による複述構文になっています。
x1は noi の前の(前回出てきた) { lo barda lalxu } 「大きな池」で、前半の主述語が centre 「センチメートルだ」、そのx2(m2=c2)が { li ji’i pa no } 「約10」、x3(m3=c3)が { lo ka condi kei } 「深さ」です。
日本語だと「池は深さ10センチだ」となりますが、ロジバンでは述語にx2とx3の項が用意されています。
後半の主述語は preja 「広がる」で、そのx2が { lo xadba be lo kumfa } です。
出典は、