最近観ているTVアニメ(2023/6) | 宇宙とブラックホールのQ&A

宇宙とブラックホールのQ&A

2019年6月6日にYahoo!ブログから引っ越してきました。よろしくお願いします。

 ここ数年ずっとTVアニメを観ているのですが、最近のアニメが結構面白いのでご紹介することとします。

 次の8本です。(+αあり)

 4月から始まったものが多く、そろそろ最終回です。中には再放送もあります。

 公式サイトのURLも貼っておきますが、重いものが多いです。

 

 ファンタジーもの

 1.「魔法使いの嫁SEASON2」

 

 残酷描写のあるもの

 2.「デッドマウント・デスプレイ」(Dead mount death play)

 3.「地獄楽」

 4.「天国大魔境」

 

 青春恋愛もの

 5.「スキップとローファー」

 6.「君は放課後インソムニア」

 7.「true tears」

 

 青春音楽もの

 8.「青のオーケストラ」

 

 以下、内容の紹介なので、ネタバレ注意です。

 

 

 1.「魔法使いの嫁SEASON2」

 原作はヤマザキコレの漫画で、『月刊コミックブレイド』等で2014年1月から連載中。

 TVアニメのSEASON1は、2017年10月~18年3月に全24話で放送。

 今回はその続編で、2023年4月~。

 TVアニメ「魔法使いの嫁 SEASON2」 (mahoyome.jp)

 SEASON1は私が感動したアニメであり、まだ観ていない方はぜひご覧になることをお勧めします。

 

 舞台はイギリス。

 主人公は、日本人の赤毛少女 羽鳥智世(はとり ちせ)。

 精神的に追い詰められ自暴自棄になって、自らを闇のオークションの「商品」として出品します。

 オークションで智世を競り落とした、智世の保護者が、異形の魔法使いエリアス・エインズワース。

 長身で、頭は狼のような頭骨にねじれた角が生えています。

 人外のため人の心はなかなか分かりません。

 アニメ第1作は、最初のうち「夏目友人帳」の少女・海外版という印象でしたが、どんどん深まっていきました。(「夏目」も安心して見ていられるので、好きなアニメです。)

 今回の「SEASON2」では、16歳になった智世が魔法を学ぶカレッジに入学し、エリアスもそこの臨時教師となります。

 いわゆる学園ものですね。

 智世の友人となる少年少女たちも多く登場し、それに教師たちも加わって賑やかです。

 

 

 残酷描写のあるものとして挙げた3作は、怪物が登場し人が簡単に殺されたりするシーンが出てきます。苦手な人はご注意。

 

 2.「デッドマウント・デスプレイ」(Dead mount death play)

 「デッドマウント・デスプレイ」はもともと漫画で、成田良悟原作、藤本新太作画、「ヤングガンガン」で2017年から連載中。

 TVアニメは2023年4月~。

 TVアニメ「デッドマウント・デスプレイ」公式サイト (dmdp-anime.jp)

 

 転生ものというとこの世界から異世界に転生するのが通例ですが、本作は異世界からこの世界に転生してきたという逆設定です。

 場所は新宿。

 主人公の身体は16歳の少年 四乃山ポルカ。大財閥当主の次男ですが、超お人好し。

 主人公の中身は死霊使い(ネクロマンサー)の屍神殿(かばねしんでん)。

 ヒロインはセーラー服にメガネの崎宮(さきみや)ミサキ。

 明るい巨乳少女に見えますが実は殺し屋で、笑いながら人を殺せる殺人鬼です。笑い声は「キヒヒ」(^^;

 冒頭、本物のポルカがミサキに首を掻き切られて殺されると、すぐにポルカの死体に転生してきた屍神殿が取りつき、逆に屍神殿がミサキの首を掻き切って殺します。

 その後、ポルカ(屍神殿)はミサキを生き返らせ、情報屋の繰屋匠(くるやたくみ)と3人で行動をともにし、新宿でビルに間借りしながら、占い師を営みます。

 他にも、バーの経営者倉木リサ、通称クラリッサや、新宿署生活安全課第三資料編纂係の刑事数人、刑事たちが追うレミングス、怪人ソリティア、火吹き蟲、雑貨殿(ざっかでん)といった怪人たち、ポルカの実家である巨大財閥四乃山家の面々らが入り乱れて活躍する怪作です。

 

 

 3.「地獄楽」(じごくらく)

 原作は賀来ゆうじの漫画で、集英社のウェブ配信サイト「少年ジャンプ+」で2018年1月~2021年1月まで連載。

 TVアニメは2023年4月~。

 「地獄楽」公式サイト (jigokuraku.com)

 

 江戸時代末期という時代設定。

 最強の忍びとされた「がらんの画眉丸(がびまる)」は死罪人として囚われていますが、どのような処刑方法でも彼を殺すことは叶いません。

 そこにやって来た打ち首執行人の山田浅エ衛門佐切(さぎり、女、武士?)は画眉丸に、南方の極楽浄土と噂される島から「不老不死の仙薬」を持ち帰れば死罪人のうち一人だけ無罪放免となると持ち掛けます。

 同じような死罪人と監視役の山田浅エ衛門(死罪人の斬首と試し切りを役職とする一門の家名)の組合せ十組程度が船で島に送り込まれることになります。

 島は、さまざまな花が咲き乱れており、まさに一見は美しい極楽の地ですが、巨大な化け物たちが生息していて、人を襲います。

 罪人どうしで死闘を行い、また島で化け物たちに襲われて、少しずつ人数が減っていきます。

 さらに、姿は美しいがそれまでの化け物たちよりもさらに強い天仙と呼ばれる存在が立ちはだかります。

 画眉丸には故郷に愛する妻がいて、二人の間に男女の感情はないため、佐切はヒロインとは言えず、画眉丸と並ぶ主人公の一人という位置付けでしょうか。

 

 

 4.「天国大魔境」

 原作は石黒正数による漫画。月刊アフタヌーン(講談社)で2018年3月から連載中。

 「このマンガがすごい!2019」オトコ編第1位。

 TVアニメは2023年4月~。

 TVアニメ「天国大魔境」公式サイト (tdm-anime.com)

 

 いわゆる文明崩壊後ものです。こういうのは一律に広義のSFに分類されるんですかね。

 魔境編と天国編が交互に語られます。 魔境編は、2024年に文明が崩壊してから15年経った日本で、「天国」を探す旅をする少年マル(約15歳)とその用心棒を務める少女?キルコ(約18歳)の物語。

 人食いあるいはヒルコと呼ばれる怪物が徘徊していますが、マルとキルコのコンビは怪物退治を引き受けています。

 天国編は、外界から隔絶された施設 高原学園で暮らす子どもたちの物語。

 そこだけ崩壊前の文明が残っている世界です。

 トキオという少年のような少女が主人公。

 マルとトキオはよく似た容貌をしています。

 二つの物語がどのように一つになっていくのか・・・

 

 

 青春恋愛ものとして挙げた3作は、いずれも高校生どうしの恋愛模様を描いています。 学園恋愛ものとも言い換えられますね。

 

 5.「スキップとローファー」

 原作は高松美咲の漫画で、『月刊アフタヌーン』(講談社)で2018年10月から連載中。 講談社漫画賞総合部門受賞。

 TVアニメは2023年4月~。

 TVアニメ「スキップとローファー」公式サイト (skip-and-loafer.com)

 

 主人公の岩倉美津未(みつみ)は中学卒業を機に、石川県のはしっこから東京の高偏差値高校(共学校)へ進学した高校1年生。

 小さな町に生まれ神童と呼ばれ育ち、高校も首席入学。真っすぐな天然。

 (田舎の神童も大都会に出てくると人並みになってしまうというのがありそうな話ですが、そうではないのが良いです。)

 三白眼のおかっぱ少女で、決して美人ではありません。

 逆に、彼女の周りにはいくらでも美人がいます。

 お相手の志摩聡介(しま・そうすけ)は、美津未と同じクラス。

 背の高いイケメン好青年で、過去には芸能界に関係していた模様。

 でも、なぜか美津未に興味をもちます。

 クラスの男女の友人たちのなかで、二人の関係は続いていきます(深まっているという気はあまりしません)

 私は恋愛ものは苦手なのですが、このヒロインは安心して見ていられます。

 

 

 6.「君は放課後インソムニア」

 原作はオジロマコトの漫画で、『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で2019年5月から連載中。

 TVアニメは2023年4月~。

 TVアニメ「君は放課後インソムニア」公式サイト (kimisomu-anime.com)

 

 題名のインソムニアは不眠症のこと。

 主人公の中見丸太(なかみ・がんた)もヒロインの曲伊咲(まがり・いさき)も不眠症で夜眠れません。

 二人ともやむなく使われていなかった高校の天文観測室に休み時間に入り込んで仮眠することとし、そこで出会います。

 しかし、天文観測室を使う条件として天文部を復活させることとなり、丸太が部長となります。

 伊咲は、眉が太く水泳部と兼部の活発な女子なので、不眠症には見えません。

 一方で、眼鏡をかけた丸太の方は不眠症のために不機嫌になりがち。

 二人とも、不眠症であることはクラスの大部分には知られていません。

 不眠症という秘密を共有する男女が夜中に二人だけで観測活動を続ければ、当然、男女としての関係も近づいていくわけです。

 不眠症と天文部の組合せは、アイディアの勝利というべきか。

 

 

 7.「true tears」

 オリジナルアニメで2008年1月~3月TV放送。すでに15年前ですね。

 脚本は秩父三部作で有名な岡田麿里。でも、時間的には三部作よりこちらの方が早いです。

 これこそがズバリ恋愛ものです。

 TVアニメ「true tears」公式サイト

 

 主人公の中上眞一郎(なかがみ・しんいちろう)は、造り酒屋のひとり息子。

 放課後は、祭りの踊りを練習するかたわら、絵本作家を志して絵本を書いています。

 彼の周りには、石動之絵(いするぎ・のえ)、湯浅比呂美(ゆあさ・ひろみ)、安藤愛子という3人のヒロインがいます。

 之絵は、世話をしていたニワトリ雷轟丸(らいごうまる)の死を悼む不思議系女子。

 眞一郎とは別のクラス。私には理解できないタイプです。

 比呂美は運動(バスケ部)が得意で成績もトップクラスの優等生ですが、両親を亡くして今は中上家に引き取られており、どこか影のある性格となっています。

 眞一郎とは同じクラスで、幼馴染でもあります。

 3人目の愛子は、1つ年上で別の高校に通い、今川焼の店「あいちゃん」を放課後切り盛りする明るく活発な少女。

 眞一郎の幼馴染で、彼に紹介されてその友人三代吉(みよきち)の彼女となっていますが、本当は眞一郎が好きなのです。

 3人の女子から好意を寄せられキスされる主人公に掛けるべき言葉は「リア充爆発しろ!」でしょうね(^^

 

 3作の共通項は、北陸が舞台という点です。

 「君は放課後インソムニア」の舞台が石川県七尾市(ななおし)、「true tears」の舞台が富山県南砺市(なんとし)、「スキップとローファー」のヒロインの出身地が石川県珠洲市(すずし)。

 七尾市と珠洲市はどちらも石川県の能登半島所在ですが、七尾市は半島中央部、珠洲市は最先端で、互いに接してはいません。

 

 

 次は青春音楽ものです。

 8.「青のオーケストラ」

 原作は阿久井真(あくい・まこと、女性)の少年漫画で、小学館系電子媒体2誌で2017年より連載中。現在は作者の産休・育休により不定期更新。

 2023年小学館漫画賞少年向け部門賞受賞。

 TVアニメはNHK Eテレで、2023年4月~。

 アニメ『青のオーケストラ』公式 (aooke-anime.com)

 

 主人公の青野一(あおの・はじめ)は、ヴァイオリニストの父親をもち、小学校から中学にかけて各種コンクールでトップの成績を収めました。

 しかし、父の不倫スキャンダルと両親の離婚に衝撃を受け、ヴァイオリン演奏を止めてしまいます。

 その後、保健室登校のヒロイン秋音律子(あきね・りつこ)に出会って、秋音にヴァイオリンを教え始め、一緒に自宅(松戸市)から遠い公立高校である千葉県立海幕(うみまく)高校に入学します。

 高校ではオーケストラ部に入部し、ライバルの佐伯直(さえき・なお、男性)と出会って競い合い、再びヴァイオリン演奏に情熱を燃やすようになります。

 音楽アニメなので、当然クラシックの名曲演奏が随所に入っています。

 海幕高校のモデルは、千葉県立幕張総合高校とのこと。(海幕が幕張のもじりなのは、幕張を知っていればすぐに気づきますね。高校自体は知りませんでしたが。)

 

 

 ついでに、もう一つ。

 9.「江戸前エルフ」

 原作は、樋口彰彦の漫画で『少年マガジンエッジ』(講談社)で2019年7月より連載中。

 表題に併記されている英語は、OTAKU ELF.

 TVアニメは、2023年4月~。

 TVアニメ「江戸前エルフ」公式サイト (edomae-elf.com)

 

 舞台は、東京・月島にある高耳神社。

 江戸時代から400年以上続く神社ですが、御神体は異世界から召喚されたエルダという名のエルフで、不老不死です。

 これも、逆召喚というのでしょうね。

 本名エルダリエ・イルマ・ファノメネル、神名は高耳毘売命(たかみみひめのみこと)。

 その巫女となった女子高生 小糸とエルダとのやり取りを中心とするコメディです。

 金髪で耳の長いエルフが引きこもりで、夜更かしして午前中は起きず、アニメのフィギュアを宅配で集めるなどのオタクっぷりを披露しながら、聞かれれば家康君や江戸時代のことを語るというギャップが面白いです。

 

 

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 ★ 今日のロジバン 不思議の国のアリス56

   ni’o mo’i ni’a mo’i ni’a mo’i ni’a .i ka’e zukte no drata be la’e di’e .i se ki’u bo la .alis. za’u re’u co’a tavla

  [新段落] 下へ、下へ、もっと下へ。他にすることもなかったので、アリスはまたしゃべりだしました。

 ka’e : できる/あり得る。内在的可能性。間制詞(様相)CAhA類

 zukte : 行為/実行する,x1は x2(行動内容)を x3(目的/目標)のために。-zuk-, -zu’e-

 drata : x1はx2ではない何か、x3(基準)において;x1は他のもの。-dat-

 di’e : 次に言うこと。代項詞KOhA2類

 seki’u : ~を(理由によって)起こして。法制詞BAI*類 <- krinu,x2

 co’a : 開始。「し始める」。相制詞ZAhO類

 

 .i で区切られた3つの文から構成されますが、最初の文は { mo’i ni’a } 「下へ」を3回繰り返しているだけ、第2の文の di’e は次の文の内容を指示しているので、合わせて訳します。

 第2の文は、「次のこと以外に行うことはない」となります。

 出典は、

 lo selfri be la .alis. bei bu'u la selmacygu'e (lojban.org)