もともとこのブログを始めたときは、テーマ「文学」の記事の一環として宮沢賢治関係について少しずつ書いていくつもりでした。
しかし、実際は1件も書けない年が何年も続きました。
最近になってまた少しずつ書いていて、合計で10件を超えたので、一覧にまとめてみます。
今のところすべて単発記事で、連載はありません。
なお、本来は宮「澤」賢治ですが、このブログでは宮「沢」賢治で統一しています。
1.URLの一覧
(1) 「この女(ひと)に聞く~雪婆んごさんへのインタビュー」 | 宇宙とブラックホールのQ&A (ameblo.jp)
(2) 宮沢賢治の「第四次」等の用例 | 宇宙とブラックホールのQ&A (ameblo.jp)
(3) 宮沢賢治の「第四次」等の意味 | 宇宙とブラックホールのQ&A (ameblo.jp)
(4) 映画評「銀河鉄道の夜」 | 宇宙とブラックホールのQ&A (ameblo.jp)
(5) 賢治の時間 | 宇宙とブラックホールのQ&A (ameblo.jp)
(6) 注文の多い料理店―就活編と院生編 | 宇宙とブラックホールのQ&A (ameblo.jp)
(7) 『宮沢賢治の元素図鑑』 | 宇宙とブラックホールのQ&A (ameblo.jp)
(8) 宮沢賢治関連の文庫本小説3冊 | 宇宙とブラックホールのQ&A (ameblo.jp)
(9) 賢治の詩「岩手公園」 | 宇宙とブラックホールのQ&A (ameblo.jp)
(10) 賢治の詩「流氷(ザエ)」 | 宇宙とブラックホールのQ&A (ameblo.jp)
(11) 賢治の詩「小岩井農場」 | 宇宙とブラックホールのQ&A (ameblo.jp)
(12) 賢治の詩「青森挽歌」 | 宇宙とブラックホールのQ&A (ameblo.jp)
2.掲載年月日と簡単な内容紹介
(1) 「この女(ひと)に聞く~雪婆んごさんへのインタビュー」 2007/11/4
賢治の童話「水仙月の四日」の登場人物の一人「雪婆んご」さんへの架空インタビューです。
こういう文章がどんどん書ければよいのですが。
(2) 宮沢賢治の「第四次」等の用例 2007/12/1
賢治の詩、童話など5作品から「第四次」などの用例を引用しています。
(3) 宮沢賢治の「第四次」等の意味 2007/12/3
(2)の続きで、「第四次」等の意味を探っています。
「時間的」「動的」「異世界」などの意味の幅があるとしています。
(4) 映画評「銀河鉄道の夜」 2008/1/31
2008年1月に東京・立川の映画館で観た「銀河鉄道の夜 ~I carry a ticket of eternity」という超マイナー映画の批評です。
そのときに貼った公式HPのURLがまだ生きているのに驚きました。マイナーじゃなかったということなのかな?
(5) 賢治の時間 2008/2/10
宮沢賢治の作品に親しんでいる人にとっては常識的なことを書いています。
(6) 注文の多い料理店―就活編と院生編 2013/3/8
Fumiaki Nishiharaさんという方の文章2編を紹介しています。
いずれも賢治の童話「注文の多い料理店」のパロディで、原作同様のブラックコメディですが、現代的テーマにうまく換骨奪胎されています。
(7) 『宮沢賢治の元素図鑑』 2018/9/11
書評です。副題は「作品を彩る元素と鉱物」。
化学者による賢治作品の読み込みで、こういう知識なしに読解はできないということを思い知らされました。
でも、私自身は全然生かさずに最近もいい加減なことを書いているかも・・・
(8) 宮沢賢治関連の文庫本小説3冊 2020/11/4
宮沢賢治に因んだ文庫本の小説3作品を読んだので、それらを比較対照した書評です。
山田 正紀 『カムパネルラ』
鏑木 蓮 『イーハトーブ探偵 山ねこ裁判』
伊与原 新 『青ノ果テ』
順に、SF、推理小説、青春小説と呼んでよいと思います。
この後で、内田康夫さんの「浅見光彦シリーズ」の文庫本で『イーハトーブの幽霊』というのを読みましたが、単体では取り上げていません。
(9) 賢治の詩「岩手公園」 2021/10/20
「文語詩一百篇」(生前未発表)所収。
盛岡市にある岩手公園を舞台に、賢治が英語を学んだ宣教師のタッピング一家の姿を描いた作品です。
(10) 賢治の詩「流氷(ザエ)」 2021/10/26
「文語詩五十篇」(生前未発表)所収。
真冬の北上川を渡る汽車、流れていく流氷などを詠んだ作品です。
(11) 賢治の詩「小岩井農場」 2022/8/13
『春と修羅』所収。
農学校教諭だった1922年5月に小岩井農場を訪れたときにスケッチした作品。
賢治の詩のなかでも最長ですが、その最後の部分を取り上げています。
(12) 賢治の詩「青森挽歌」 2022/11/10
『春と修羅』所収。
妹トシの死を悼む詩であり、また名作童話「銀河鉄道の夜」につながる、夜汽車を詠んだ詩でもあります。
これも長詩ですが、冒頭部分を取り上げています。
★ 今日のロジバン
mi na’e sutra tavla bau le glibau se ja’e le nu mi dotco
「ミ ナヘ スㇳラ タヴラ゚ バウ レ゚ グリ゚バウ セ ジャヘ レ゚ ヌ ミ ドチョ」
私はドイツ人だから、英語を速く話しません。
na’e : 段階否定「~以外の/ではなく」。段階詞NAhE類。-nal-
sutra : 速い/すばやい/敏速/俊敏だ,x1は x2(動作/事)に関して。-sut-
tavla : 語る/話す,x1(者)は x2(者)に x3(題目)について x4(言語)で。-tav-, -ta’a-
音声的とは限らず、手話も
bau : ~語で。法制詞BAI類 <-bangu 言語だ
glibau : 英語だ,g1=b1は b2により使われる b3に対して発話される
seja'e : ~を要因/前触れ/先行事件として。法制詞BAI*類 <-jalge 結果だ
主述語は { na’e sutra tavla } で、そのx1が mi,さらに法制句 { bau le glibau } と法制節 { se ja'e le nu mi dotco } が後ろから係っています。
ロジバンの否定表現で使われる機能語は何種類かあり、英語の not 、日本語の「ない」に相当する na を使う機会はあまりありません。
この場合は sutra を否定しているのですから、na’e が適当です。
na’e の代わりに命題否定の na あるいは { na ku } を置くと、何を否定しているのか不明確になります。
なお、法制詞 bau の代わりに項番明示 fo でも良いと思います。
出典は、.cogas.さんの
味噌煮込みロジバン: Lojban Lessons - 23章 (否定表現) (misonikomilojban.blogspot.com)