狂躁亭日乘・コラボ馬鹿1801311200 | おととひの世界

おととひの世界

リンクも始めましたよ

バカバカ言うのも
好きじゃないけどね
何にでも馬鹿レッテルを貼って回る人
いるでしょ?

なんとかバカ!
とくくる

とくに日本に多い

日本人ってのは
基本的にややこしいこと考えるのが嫌い
そういう本が売れることもない

稀に熊沢蕃山とか湯川秀樹
みたいな人いるにはいるけれども

     (  熊沢蕃山は
          『場所・時間・位相』は
          経済的交換ができないとした
       17世紀前半江戸期日本の経済思想家
   生きていれば確実にノーベル経済学賞  )
  
(      湯川秀樹はヨーロッパ人が
      物を考える上で必ず使う思考ツール
         『 オッカムの剃刀・カミソリ 』

          <いくつかの解がある場合
         要素が少なく単純なものが正しい
               という経験則>を否定

               大発見をやらかした  
      ヨーロッパでは出ないタイプのひとな  )

ドイツほどにも出ないやね

国民的災難にあったことがない
それが一番大きいね

今までうまくいったんだから
これからもうまくいくだろうと
思っている人は

深いことを考えません
『概念思考』と言うと
『ドイツ人』と『ユダヤ人』

『どうして自分たちはこうなんだろう?』

そう考えるチャンスが多かったから
彼らはああなった

ユダヤ人は万年被差別民族でしたからね
キリスト教がヨーロッパ世界の
公認宗教になった途端に
そうなってしまいました

313年から1948年まで国持てぬまま
キリスト教世界で迫害された
個人でも集団でも自分達を
非ユダヤ人と分けて考える必要が

ユダヤ系カナダ人の友人がいる

ユダヤ人特有の考えかたって何だ?
って聞いたら

ユダヤ人は
自分のカネや命・アイデア
ユダヤ人以外の強いやつに預けたら

絶対に戻らないと考えるそう

『タイタニック』の監督
ジェームズ・キャメロン
ユダヤ系カナダ人なんだけど

『タイタニック』
マイノリティ視点でそういうことを
言ってる映画だそうです
『大きいぞ!安全だ!』
『カネを命を預けろ!預けろ!』

アングロサクソン
ヨーロッパの白人がそう言っても
言うことを聞いてはいけないよ!と

土壇場で必ず盗られるよと
彼らは救命ボート
自分たちぶんしか用意してないから

あの人故郷のカナダではなく
現在ニュージーランドに
飛行場付きの広大な農園で暮らしてる
通販でキャメロン農園蜂蜜を売ってる

カナダは危険だからだそうです

大英帝国連邦というより
『北米のユダヤ人のシマ』が
『カナダ』なんで

とりわけフランス人居住区
『ケベック州』はそう
事実上のロスチャイルド島

だから反ロシアの
ウクライナ人コミュニティ
ユダヤ人コミュニティが幅を利かせる
プーチンの核ミサイルの照準に

さすが『ターミネーター』で
核戦争後の世界を描いただけのことはある

ドイツ人はちと違う
マルチン・ルターを出した国
宗教改革の言いだしっぺ
その結果国際的謀略にはめられた

1618年から48年
ドイツ三十年戦争により全土が侵略を受け
人口は1/10以下になった

立ち直るのに150年以上

自分達は優秀でないのか?
そんなことはない
どうしてこうなのか?
自分たちを際立たせるにどうしたらいいか?

その結果哲学・科学・文学
極端な偉人が続出しました

ドイツの国家的・民族的逆境
どう考えても影響した
ドイツ人は偉いんだと頑張った
実際ゲルマン精神ってよく言いますから

日本はこれまでその二つがなかった
確率的に今後起こると思っていたら

結局3.11が起きた

好む好まざるとにかかわらず
あれ以後の日本人
確実に淘汰される

既に進化淘汰圧がかかっている

このような淘汰圧がかかったこと
おそらく日本と日本人というものが
できて以来じゃないですかね?

それはおそらく
そんなに古い時代じゃないけどね
平城京遷都50年くらい前
白村江海戦で負け

大陸や半島の政治と
ボツ交渉になって以来ですよ

日本人への淘汰圧
それは何か?
自分の頭で考えられる人間と
そうでない人間

考えることができない日本人
フルイ落とされる
間違いなくそうなります

日本的『過剰共感社会』の終焉
それとともに『日本的バカ』は滅ぶ
どうしようもないこと

この場合のバカとは
やたらに人に馬鹿馬鹿言って回る
タイプの人が言う
馬鹿・バカ』でもないと

ああいうことを言う人
実は本人がバカ

人を『馬鹿・バカ』でひとくくり
簡単に二分化などできないもの
強引に二分化する

要するに『世界の単純化』
単純化しないと不安だからそうする

アメリカにもヨーロッパにも
中国にもロシアにも
そういうタイプはいる

善玉悪玉二元論とかね
キリスト教は最初からそういう構造
手っ取り早くそうした方が
生きやすかったんでしょ

『不安』だから『単純化』する
不安なものは全て『悪』
有無を言わさず滅ぼせばいい

複雑な世界わけのわからないもの
訳の分からない人を見て

『不安になるタイプの人』が
人をバカバカ言うタイプ
あいつは日本人じゃない!とかね

あれも同じね
どこの馬の骨かわからんやつが
自分が理解できないやつを
そういうんだよね

明らかに自分より
氏素性がはっきりしている人に向かって
平気でそういうよな

言ってる本人が馬鹿なだけ

見てるとどういうわけか
北海道にそういうタイプが多いな

北海道の人
おおらかにいろんなもの
分け隔てなく見られるタイプの人

めちゃくちゃ強引に
単純化したがるタイプのひと
二つに分かれるね
これも強引な単純化か?

そう思うタイプと
そう思わないタイプ
不安を感じるタイプとそうじゃないタイプ

遺伝子タイプが違っている
確かめられてることだそうです

日本人では圧倒的に
『不安に感じるタイプ』の人が多い

そういう人は
『複雑な世界』に
『複雑な世界のまま向き合う』
ということができないから

強引に『単純化』するんです
不安の裏返しなんですよ
外界理解の方法の一つではありますがね

古代人が生活圏外の
わけわからぬ存在を全部
『オバケのせい』にしたのと同じ

その結果のバカバカ連呼です
『オバケ』と言うと恥ずかしいから
馬鹿と言っている

実は寂しい理由なんですよね
私はネトウヨ的怒りや思考の根っこに
それがあるものと考えてます
病的ないじめもそうじゃないか?と

なんだあいつは!?
何でそんな考え方ができるんだ!?
なんでそんなことを知ってるんだ!?

あいつはきっと『左翼』か『三国人』だ!!

どう見たってこれ『土人的思考』でしょ

これに例の『古論理』
述語部分の一致だけで論理飛躍する
それで土人的思考を補強する

    『あいつは足が速い   鹿は足が速い
                 ∴  あいつは 鹿だ 』

よく読んでみてくださいね
連中の言い分には大抵
こういう理屈がくっついてます
もう説得しても無駄ですよ

自分の考え方・思考回路
それ自体が間違いということを認めるのは
大変難しいことです
ほとんど無理だと思います

ちなみにアメリカ合衆国は
多人種国家ですけど
有意な標本数で遺伝子検査をやってみると

圧倒的に
『未知の環境に飛び込もう』というタイプ
『不安を感じないタイプ』の人が多い

しかし最近のアメリカ世論を見ていると
そういう人を本当にいるのかな?
と思いますけどね

バカバカ言うタイプの人に共通している

それは簡単に『流行りの思考』に
飛びつくタイプの人
皆が飛びつくものには不安を感じない

古い思考にしがみつくというんではなくて
意外にこのあたり無節操なんです
自分で考える能力がないからね

というより付和雷同してるだけ
そうしているほうが安心だから

自分一人で何か考え
やることが不安なんで

思想や考え方まで
ファッションだと思っている
それでいいと考える
必要がなかったんで

基本的に判断ってことができない
こういうところに思想は育ちません

でいながら他者には自己責任
簡単に言うんだよね

80年代のニューアカの連中
そういうところがあったね
東大にも京大にもいた

三島由紀夫って
自分の考えを根っこから作っていく
タイプの人じゃなかったと

同じ東大でも武田泰淳なんか
一から考えるタイプだったと思う

武田泰淳の 膨大なエッセイを読むと

この人の地頭ジアタマの良さってのは
三島由紀夫よりもはるかに上だよ
間違いなくそう

80年代まで生きてなかったけどね
どちらも残念だったよ

三島由紀夫も武田泰淳も
おそらく80年代ニューアカブームで
踊っていた連中を

けちょんけちょんにクサシタと思う
見応えのある喧嘩になったはず
浅田彰辺りとさ

三島由紀夫は古代以来
外来思想で己を縛ろうとする日本人
特に日本の男性知識人を愚かしいと見てた

はっきりそういうこと言ってるよね
要するにコヤツラは
翻訳をやってるだけじゃないかと

進んで『外来知識ブローカー』に
その態度は実に愚かしいことだと
確かにその通りですよね

日本人完全オリジンの思想ってのは
数えるほどしかありませんから

それでも熊沢蕃山みたいな人はいたわけで

いるけど芽が出にくいんだろうと
バカバカ言う奴がいるから
だからバカバカ言うやつが
無力化するような時代は

来るなら早く来た方がいいよ
このままでは

自分がバカなのに
人にバカバカ言う奴ばかりに
なってしまいますよ

80年代のあのフランス現代思想
引き写しのバカバかしい
『ニュー・アカ』ブームの裏で

デンパク(電通と博報堂ね)が
流行らせた言葉

平成に入ってから
勢いがついたと思うけどね

『コラボ』て言葉ね
『コラボ企画』『コラボ商品』
大っ嫌いなんだけどさ

別にそう思われたっていいんだけど
バカがバカだと思われるだけのことだから
でも日本人全体が同じような
馬鹿とくくられるのはたまんないよ

Collaboration:フランス語
コラボラシオン

あちらではコラボと言ったら普通
そっちのことを言うんだよ
ナチスドイツに占領された
主にフランスだとか

対ナチス協力者
もしくはその運動とか傾向のこと
未だにココ・シャネルってのは
ことあるごとにそれ言われてるよね

ユダヤ人に乗っ取られるの嫌でさ
パリを占領していた
ナチス高級軍人に積極的に協力した話

フランスは全面降伏した
シャルル・ドゴールは
ロンドンで亡命政権を作った
かといってイギリスと仲良しだった
わけじゃないけどね

チャーチルとは大喧嘩してたし

フランス本国にはペタン元帥がいて
対ナチス降伏協力内閣の首班
戦後絞首刑になりました

その内閣の文科相に哀れなりと言うか
戦前にショパン演奏で
一世を風靡した大ピアニスト

『アルフレッド・コルトー』がいた

みんな戦後苦労したんだよ
あのコルトーでさえ
 あいつは『コラボ』と
うしろゆびさされながら

『コラボ』本来そういう意味

ヨーロッパである程度教養のある人
みんなそういう意味でしか使わないです

だから語学ができるつもりで
不用意に使ったりすると

こいつバカだなと思われますよ
少なくとも無知だと思われる
デンパクの奴等は軽薄だから
いっぱいいるんじゃないの?

日本の外交官辺りでも
そういうことやってるのいるってさ
外国の外交官から聞いた

きっと評判いいぜソイツ