からはだふくらか】と関係のあった方がすべて
死ぬその時まで快い身体になって
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第二章 活元運動
(一)
p.49
意識しないのに、人間は誰れも自分で正常な状態を保とうとする運動をしているのです。悪い物を食べて吐くのも、理由もなく頭を掻くのも、また同じことです。では何のために頭を掻くのか、頭部を刺激すれば頭の働きが増えるのです。しかし実際にはそういう理屈を知らないでそれをやっているのです。額の生えぎわを叩くと、自律神経の働きが鈍ります。例えば過敏に反応する喘息の場合なども此処を叩くと落ち着きます。そういうことを知らなくても、必要な時はみんな叩いています。歯が痛いと言って、お尻を押さえている人はいません。無意識にやってはいるが、みんなそれを知っているのです。痒い処は掻く。痛い処は押える。そういうことは日本人だけでなくて、ヨーロッパでも、南洋の島々でも、人間の生きている所ならどこででも行われているのです。それは知識によってやっているのではなくて、知識以外の働き、つまり錐体外路系運動として行われているのです。
体の右側だけに余分に力が偏っている人は、右足を左足の上に載せている。左側を余分に使っている人は、その逆にしている。食べ過ぎた人は両足を拡げて、大の字になって寝ている。大の字になって寝ていると、普通深く寝ているように言われますが、食べすぎた人の寝相なのです。足を高く上げている人は、頭の中だけ忙しい人です。だから頭を余分に使う人は、腰かけていても、よく机の上に足を載せています。大変、行気が悪いのですが、足を上にあげることで、頭の疲れが休まるからなのです。
人間のいろいろな動作の後ろには、そういう外路系的な調整が行われていて、それで疲れを平均し、無事を全うしているのです。
人間は絶え間なく自律的に動いてバランスを取っています。
だから片足を上げても立っていられるのです。
いろいろな動作は、いつでも意識しない運動に依って保たれているのです。
我々の普段の生活は、意識して動かすことの他に、意識しない働きが絶えず行われていて、それで日常生活を営んでいるのだということが判ります。
p.52
物を食べたり飲んだりしても、判るのは咽喉までで、それから先きの、消化吸収する面は意識しないで行われる。
咽喉に痰がつかえると咳が出る。
咳が出るから、あるいは痰が出るから悪いと言うのでなく、痰が出ないのに咳をしている人は過敏だというだけです。
糖分や蛋白が多くなったと言って、それを病気にしてしまう人がいますが、栄養の過剰な人がそれを捨てるのは自然です。
人間は絶え間なく活潑に、意識するしないに拘わらず、外路系運動を行って、自律的に身体を調節しているのです。
p.54
下痢をしてもしぶるとか、咳をしてもそれが続いているとかいうことがあります。
これは勿論、過敏であって、敏感ではないのです。
敏感になれば、必要な時に起こってサッと通ってしまう。
頭が疲れれば欠伸が出る、疲れた頭には欠伸という調整が要るのです。
何故かは意識していない。
意識しないのに起こってしまう。
p.65
誰れもみんな体が違うのに、同じ号令で同じ体操をする、それで体にいいわけはないのです。
レディ・メイドの洋服で誰にもピッタリ合うというのはないのです。
まして体操は、A の人とBの人とでは、違わなくてはならない。
いや、Aの人だけでも、その日の体の使い方で、朝と夕方は運動が違わなければならない。
『ノー・マスクでつながろう』
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ウィルスを知ろう
他のウィルスや菌がたくさんいるような状況では手も足も出なくなります。
こういったウィルスは土の上では生きられません。
海でも生きられません。
逆に清潔に除菌して他に誰もいない金属やプラスチックなどの上では
しばらく生きていくことができます。
スマホが危険な理由はそのためです。
では、人の身体を見てみましょう。
皮膚や口内、腸内などにに常在菌がたくさんいます。
おやおや?
何だかウィルスの居心地が悪そうじゃないですか?
でも、アルコールで手を除菌して
歯磨き粉を使って液体歯磨きで口内を除菌してしまったら?
ウィルスの居場所を作っていることになりませんか?
コンクリートとアスファルトで覆われた都会で
さらにどこもかしこも除菌をしたらどうなるでしょう?
一体、何をどうしたいんですか?
っていう話になりますよね。
衛生は大切なんですが、
それは度を超してはいけないんです。
手洗い、歯みがきなどで石鹸を使う必要はありません。
そうして自分の味方であるウィルスや菌に頼む方が良いんです。
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