遅くなりましたが、10月21日に開催しました「六ヶ所村ラプソディー上映会@早稲田大学」のまとめを書こうと思います。


最初のほうに、少し個人的な感想も書きます。




この日は司会を担当させていただいたのですが、少し前に引いた風邪が治らず少し鼻声…あせる

しかも直前になって話す内容が増え、さらにステージに立つと照明によって原稿が反射して見えない!

ということでかなりテンパってしまいました。笑



ご来場いただいた方のアンケートにも、「司会の人頑張って、と思いました」というお言葉がありました…(^^;)

拙い司会で、申し訳ありませんでした。


個人的には早稲田大学の、しかも大隈大講堂という早稲田生でも中々入らないらしい場所で、このようなイベントを開催することができた、というだけでも大きな意味があったと思っていますし、すごく嬉しかったです音譜



もともとは友人であった早稲田大学の江端くんに、「早稲田の会場貸してよー!」なんて冗談半分で言ったことが、キッカケの一つでした。

江端くんの気持ちと、多くの人のご協力によって、このイベントは開催することができました。

特に早稲田大学WAVOCのみなさんには、本当に感謝しています。

あらためて、お礼を申し上げたいと思います。

誠にありがとうございました。




今回は、「環境とボランティア」という授業で、この日が早稲田大学の創立記念日でありそのイベントとして公開講座、という形で開催させていただきました。

そのため「環境とボランティア」の履修生約300名にもご参加いただきました。

全体の来場者数は約400名。

つまり履修生以外にも、約100名の方にご来場いただくことができましたキラキラ




早稲田大学やWAVOC内での告知でご来場いただいた方もいらっしゃいましたが、Twitterを見てご来場いただいた方が多かったように思います。



今回はASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文さん、LUNKHEADの小高芳太郎さんにメッセージをいただき、後藤さんが編集長である「The Future Times」の配布もさせていただきました。

また山本太郎さんやいしだ壱成さん、岩上安身さん等の著名人のみなさんにも、TwitterでRTしていただきました。後藤さんには、何度もRTしていただきました。


学生の私達からすれば、著名人のみなさんにRTしてもらえた!ということだけでもかなり嬉しくてテンションが上がるのですがドキドキ(笑)


それだけ皆さんの想いがあるのだということも強く感じました。

学生が主催ということで、多くの人が若い世代の力に期待していただいていることも実感しました。


より多くの人、特にこれからの未来を担う同世代の人達に、原子力について、私達の未来について考えてもらいたい。

これがこの上映会の目的であり、KARA及びSARAの理念です。



「六ヶ所村ラプソディー」



この作品は、青森県上北郡六ヶ所村に存在する、使用済み核燃料再処理工場を中心に、核と生きる人々の物語。

単純に反原発を訴えるのではなく、観る人に様々な問題を突きつけます。

原子力施設の建設によって地域の人達を二分すること、六ヶ所村といういわゆる過疎地におしつけているという現実、豊かさとは何か・・・。



賛成、反対、様々な人が語る言葉の一つ一つにも重みがあります。

無農薬のお米を作る苫米地さんの「中立は賛成」という言葉、いわゆる「推進派」東京大学の斑目教授の「原子力で安心なんかできるわけない。せめて信頼してほしいと思いますけどね」という言葉…。



この映画を見て、何を思うでしょうか。

この映画が訴えることは、いったい何でしょうか。



観る人、一人一人にさまざまな想いがうまれ、人によって何を読み取るかは異なってくると思います。

それで良いのだと思います。


この映画を観て、一人一人が「原子力」について考てもらう。

それこそが私達の目的です。



アンケートでも様々な感想をいただきました。

私達の思惑通り(というと聞こえがよくありませんが笑)になって、良かったと思います。




今回メンバーの2人がそれぞれの想いを書いてくれました。

他のKARAのメンバーにも、それぞれの想いがあります。

その意見を丸々飲み込んでほしいというわけではありません。

こういう考えをしている人がいる、ということを知ってほしいと思います。

そしてまた、これを読んでくれている人達がまた考えてくれれば良いなと思います。





長くなりましたが、一応これで「六ヶ所村ラプソディー上映会@早稲田」のまとめは終りです。


上映会を行った翌週に「環境とボランティア」の授業で、振り返りの授業が行われました。

代表の私と早稲田大学の江端くんも、ゲストとして参加させてもらいました。

そちらも番外編としてアップしたいと思っていますので、お楽しみにビックリマーク(^^)


来年1/14,15に脱原発世界会議というものがパシフィック横浜で開催されます。

以下、運営の脱原発世界会議事務局の方からいただいたメールの転載です。


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「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」
(2012.1.14-15 @パシフィコ横浜)

  ★「もちこみ企画」募集開始 【〆切:11/24(木)】

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 2012年1月14~15日(土日)、「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」を開催しま
す。会場はパシフィコ横浜です。
 全体会、分科会に加えて、さまざまなワークショップや展示を組み合わせて、
海外から約100名のゲストをむかえ、のべ1万人が集まる規模の会議をめざし
ます。「脱原発」に対する国内外の声を集めるとともに、世界の叡智を結集し、
原子力に頼らない社会をつくることが現実的に可能であることを明らかにしたい
と考えています。


■■「もちこみ企画」の募集を開始しました


 実行委員会が企画する全体会・分科会に加えて、国内外からの多数の「もちこ
み企画」によって、脱原発につながる実践例があふれる「見本市」のような
世界会議にしていきたいと思います。
 (1)子どもを守る、(2)自然エネルギーを普及する、(3)原発に頼らな
い地域づくり、の3つを重点テーマとし、これらのテーマの応募をとくに歓迎し
ます。また、福島および震災被災地の住民グループ、また、学生グループからの
「もちこみ企画」には財政面のサポート制度も設けます。
 【〆切:11月24日(木)】
 詳しくは右から:http://www.npfree.jp/news.html

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この「もちこみ企画」にKARAを中心に学生企画を持ち込む予定です。
調度参加を検討していたころに、事務局から直接お誘いのメールをいただき、参加を決定しました。


今回は規模も大きくせっかくの機会なので、KARA(恵泉*原子力を考える会)を中心に、色々な学校の学生で参加することにしました。
もちこみ企画の内容は、様々な立場・学生のパネルトークを予定しています。スカイプを中継し、福島や地方の学生の参加もできれば、と思っています。

ですので参加してくれる学生が多ければ多いほど、この企画の幅が広がります!

脱原発世界会議ですが、1つの考えを押し付けるのではなく、皆がより原子力について考えてるキッカケになるようなイベントにする予定です♪
私たちの未来を良くするために、原子力とどう向き合っていくか…。一緒に考えたい人は是非音譜

高校生か大学生なら誰でも参加OK(^^)


今のところ、慶應大学、埼玉大学、帝京大学、東洋大学等の学生が参加してくれる予定です。
当日来れないけど企画だけ、企画はあんまり参加できないけど当日色々話したりしてみたい、というのもOK!


気になる人、参加したい人はコメントかkara.of.k@gmail.com にメールください星




※追記 11/19


企画書の提出は24日ですが、大枠の内容で構わないとのことです。

ですので詳しい内容は、今年中に詰めていくつもりです。

まだ個人的な案としては、事前に色んな大学でアンケートを行うということも考えています。

全体が90分で、前半がパネルトーク・後半質疑応答(時間配分は変わるかもしれません)の予定です。


23日の19時から、参加メンバーの顔合わせ(飲み会)をする予定です。

全員ではありませんが、メンバーの雰囲気を見てから参加を決めたい…という人も歓迎しますので、是非ドキドキ(^^)


飲み会に参加希望の場合は、上記のアドレスにメールをお願いします*


はじめまして、国際社会学科の翠(みどり)です!

今回、大隈講堂という大きな場所で上映会を行えたこと、
多くの方々に活動を知っていただけたことをとても嬉しく思っています黄色い花

関心を持って来てくださった方はもちろん、アンケートで放射能の影響について“特に気にしていない”と回答された方々が今回の上映会に来てくださったことは大変価値のあることだと思いました。


この上映以前より、私自身ずっと思っていたこと、上映後に考えたことも含めて、述べさせていただきます。

震災そして原発事故のあと、人々の意識は見えない恐怖である放射能に敏感に反応し、人によっては如何に放射線から身を守るかに労したことだと思います。
しかし、原発事故後、月日は流れて行き、被災地から250キロ離れた私の周辺では、原発事故前と今現在では、街の照明が減った他は何ら変わりなく動いている気がしてなりません。

先日の報道で、福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋室のカバー取付け工事が完了し、放射性物質の飛散を防ぐことに大きく貢献する…1号機以外の建屋が崩壊した原子炉も来年の夏頃には順次、カバーの設置を行うというような内容があり、現実を突きつけられた思いがしました。

水素爆発後、計り知れない単位の放射性物質が飛散した事実は過去のものではなく、進行形です。今も放出され続ける放射性物質が、私たちの未来に影を落とすことに恐怖を感じるのはごく僅かな人だけでしょうか?
口にする食品などを前に、思いがけない雨に、不安を感じている人もいると思います。

第2次世界大戦後、復興して経済成長を遂げたばかりでなく、日本の生産するものは、車や機械製品だけでなく、農作物や食料品の安全性は海外からも評価が高く、近年、ジャパンブランドが、海外の市場で人気を呼んでいて、誇らしく感じていました。けれども今、私は事故後の日本の生産物に対して少し喪失感を感じています。

日本人の気質なのか、仕方ないとお仕着せの政府の指示に従い、不安を感じない振りをして生きて行くことになりそうな気配ですが、これから20年後、30年後に後悔しないでしょうか?
原発事故地から近くに住む幼い子どもたちは無事、健康に暮らしていけるのか誰も断言できないし、保障もできない現実はそこにはあると思います。

私自身の考えには思い込みや独りよがりもあるかもしれないと不安になります。
だからこそ、KARAを通して原発の現実を知りたいし、原発に関係する正しい知識を持ちたいと強く思います。

こんばんは、はじめまして!

国際社会学科3年のまりです。就活してます。笑

これまでblogを書く機会がなかなかなかったのですが、

今日のイベントを機に少しずつ私の想いを残していこうと思います。


上映会のきちんとした報告は、代表のみゆちゃんがしてくれると思うので←笑

私は、私個人の感想をお話します。



今回KARAとして初めての大きなイベントということで、

私たち自身、本当に期待と不安でいっぱいでした。

また企画をはじめとし、広報やPRまで

多くの先生方、著名人、また友人やtwitterで知り合った方に

多大なるご支援や温かいお声を頂いたこと、本当に感謝しています。


KARAとして活動をしていて、

本当に人と人との繋がりの大切さや温かみを改めて感じています。



震災以後、人との繋がりの大切さが盛んに言われるようになりました。


私はその中で、原発の問題も考えていきたいと思っています。



現在の福島の状況は、避難によってコミュニティがばらばらになり

また子どもが各地へ転校しているご家庭もあります。


一概には言えませんが、

東北では第一次産業によって生計を立てている家庭が多く、

慣れ親しんだ海、手塩にかけてきた田畑、大事に大事に育ててきた家畜を

泣く泣く手放さなければいけない状況にあります。


中には、住み慣れた土地への愛着が強く、

危険だとわかっていても避難という選択肢を選べない方もいらっしゃいます。



「すごくすごく悩んだ。

子どものことを考えると、これ(避難しないという選択)でいいのかわからない。

だけど土地や家族を捨てて、避難はできない。」

ある方から聞いたこの言葉を、私は忘れることができません。


これ以上、こんな辛い思いをする方を、

住めなくなってしまう場所を増やしたくない、私はそう思います。



さらにいえば、日本で漁業や農業が盛んな土地に、原発は存在します。

もしまた原発事故が起きたとしたら..?

第一次産業によって生計を立ててきた方は仕事を奪われ、

私たちもどんどん日本産の食べ物を口にできなくなってしまいます。


私はそんな日本にはなってほしくないです。




また今回この活動を始めるにあたり、私がすごく悩んだこと。


それは私が情報を発信することによって、

不安を抱いてしまう方もいらっしゃるのではないかということです。


放射能は目に見えません。

だからこそ危険であり、きちんと向き合わなければ存在だと私は考えます。

ですが目に見えないからこそ、その危険性を認識してもらいにくいのです。

目に見えない、だから存在しない、大丈夫、と思われてしまうことの危険。


目に見えない、だから伝えることの不安。

どの情報が本当に正しいのか、私たちは見極めていく必要があります。


でももし、私が正しいと思った情報が間違っていたら?

その情報を伝えてしまったら..?

私はこの不安と、いつも隣り合わせています。



今日のイベント終了後、

7か月の赤ちゃんをおんぶしたお母さんとお話しすることができました。


そのお母さんは周りのママ友に、放射能が危険であることをお話していたそうです。

ですが、「楽しく生活したいのに、どうしてそんなことを言うの?」と言われてしまいました。

すごく悩みましたが、その方はお話をすることをやめてしまったそうです。


私はそのお母さんの気持ちが、痛いほどわかりました。

KARAのメンバーもそうだと思います。


まだまだ日本では原子力について考えるということを、

あまりいい目では見てもらえていないように感じています。


"難しい""怖い""批判されそう"、

このような声が多く聞かれます。



ですが私たちが現実と向き合わないで、誰が向き合ってくれるのでしょうか?

今向き合わないで、未来に責任を押し付けてもいいのでしょうか?



難しいかもしれない、触れたくない話題かもしれない。


それでも私たちは、これからも向き合い続けます。

向き合い続けなければならないと思います。



そして、少しでも誰かの心に届いてくれればいいな..




全然まとまっていなくてごめんなさい(>_<)

今日はここまでにしたいと思います。



最後になりましたが、訂正お詫びおを伝えします。


本日ご来場いただきました方にお配りした資料の中に、

「Moms & Children Rescue FUKUSHIMA」署名のお願いの紙を入れさせていただきました。


そのなかの"低線量被曝"の"曝"が"爆"とミスタイプされています。

大変申し訳ありませんでした。

お詫びして訂正致します。



同時にこちらの署名に賛同していただける方へお願いです。


http://www.mcr-fukushima.net/

こちらよりデジタル署名も行っておりますので、ぜひご署名をお願い致します。


ツイッターで予告していた「Special Atomic Term」のお知らせです!

(遅くなってごめんなさい;)



「Special Atomic Term」


11/6(日)に開催する、鎌仲ひとみ監督トークショーを記念した、集中イベント期間です!


第一弾 「六ヶ所村ラプソディー」上映会@早稲田大学 as SARA

10/21(金) 10:20開場 早稲田大学大隈講堂 


第二弾 「HIBAKUSYA 世界の終わりに」鑑賞会@恵泉

10/24(月) 16:45開場 B202


第三弾 「六ヶ所村ラプソディー」鑑賞会@恵泉

10/25(火) 16:45開場 B202


第四弾 「HIBAKUSYA 世界の終わりに」鑑賞会@恵泉

10/31(月) 16:45開場 B202


第五弾 「今更聞けない!原子力の超・基礎学習会」@恵泉

11/1(火)  16:45開場 C102



すべて入場料無料・申し込み不要です!


※恵泉での鑑賞会は、著作権等の関係で恵泉生のみ参加可能となります。

 11/1の学習会は、恵泉生以外も参加可能ですが、その場合は事前に申し込みが必要です。




そして!

鎌仲ひとみ監督トークショーの詳細です!



「鎌仲ひとみ監督トークショー」


恵泉祭 11/6(日) 11:00開場 (※多少変更される場合がありますので、ご了承ください)

開場:恵泉女学園大学 G301

入場無料 申し込み不要


テーマは、「福島第一原発事故を振り返る。そして今私たちは何をすべきか」


 3月に起きた福島第一原発事故。8ヶ月が経とうとしている今でもなお、問題は収束していない。この事故によって見えてきたことはなんだろうか。

 そしてこれから私たちは、自分の「未来」のために何をしていったら良いのだろうか。

 福島第一原発事故が起きる前から、原子力に関わるドキュメンタリー映画を作ってこられた鎌仲さんのお話を聞きながら、一緒に考えていきませんか?



どちらもお問い合わせは、代表川畑:k10is036@keisen.ac.jp まで!


たくさんの方のご参加をお待ちしています*