埋もれた縄文の林 | 空庵つれづれ

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宗教学と生命倫理を研究する中年大学教師のブログです。



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時事漫談、読書評、などなど四方八方に飛びます。

鳥取県米子市に住むようになってもう21年も経つが、近隣には観光地がたくさんあり、

まだ行っていないところもチラホラ。。。


今日はその一つ、お隣の島根県の活火山、三瓶山へドライブ!

ここに、約3500年前の三瓶山の噴火によってできた埋没林があり、

三瓶小豆原埋没林公園 として、観光用に整備されている。

この埋没林、1983年、水田の工事中に発見され、1998年から発掘調査開始、

埋没した木々(ほとんどがスギ)が続々と姿を現すことになった。

公園の中にある入り口の階段を地下に降りていくと、

火山灰や火山礫で立ったまま埋まった10メートルを超える大木もあれば、
土石流に倒され、運ばれてきた流木群もある。

(右の写真が上から見たところ)

埋没林1 埋没林2









地下水は酸素の含有量が少ないため、これだけ長く地中に埋もれていても、

腐食はあまり進んでいないのだそうだ。

なかなかの見モノである。

これを見た後は、近くの三瓶記念館サヒメル (こちらにも埋没林の根株の展示などがある)

の横にあるキャンプ場でお弁当を食べてから、記念館の見学。

お弁当1 お弁当2

米子から車で行くと、途中まで山陰道を利用しても、片道2時間以上かかりますが、

一度行って損はないところですね。