筑波大で学会があったので、先週土曜日から今週火曜日まで出張。
筑波に泊まっても行動が限られてしまう(同じ学会に来る人としか会えないなど)
ので、浅草にホテルをとり、14、15とつくばエクスプレスで筑波に通うことにした。
浅草は大好きな所だが、来たのは14~15年ぶり。。。
いろいろと新しいものができ、変わってはいたものの、やはり面白い街だった。
(友人たちと連日おいしいものを飲み食いしたので、空いている時間は浅草を
上はご存じ浅草寺。
ここはあまりにも有名なので浅草に一度でも来たことのある人は誰でも知っている
だろうが、下の「待乳山聖天(まつちやましょうでん)」は地元の人以外はあまり
知らないのではないだろうか。
聖天とはヒンドゥー教の神ガネーシャが仏教の守護神として取り込まれたもので、
この待乳山聖天は浅草寺の子院に当たるが、縁起によると推古3年(595年)に
までさかのぼるので、浅草寺創建より古い。
写真でご覧の通り、なかなか味わいのあるスポットである。
(ちなみにここの境内のシンボルは大根と巾着。大根は健康と和合、巾着は商売
繁盛の御利益があるとされている)
さて、浅草といえば、いかにもおいしそうな店が軒を並べている、というのは
食いしん坊の常識! (ヨダレ~~~~)
土曜日の夜は友人と丸の内で鰻、日曜日の夜は友人3人と飯田橋で焼き鳥・・・、
昼は学会で筑波に出ている・・・・というわけでまったく浅草では食事できなかった
のだが、月曜日の夜は一人だったので、是非行きたいと思っていた蕎麦屋「O」に。
この店、親しい人以外にはあまり教えたくはないが、ちょっとオシャレで、
大人のデートにも使えそうなお蕎麦屋さんである。
蕎麦屋でつまみも類も充実していていい酒が飲める店は少なくないが、
ここは、他にはないものもある。
たとえば、ベルギービール(私が飲んだのはセゾン・デュポン)が数種あり、
これが鴨肉ソーセージ(大変美味)と実に合う!
もちろん日本酒や焼酎もいいものを揃えてあり、
そば豆腐(ごま豆腐のそば版みたいなもの)、だし巻き卵、そば味噌(下左)など、
どれも絶品である。
お蕎麦は三種類あるが、私は「太打ちざる」(下右)にしてみた。
うーん、何と言ったらいいんだろうか、すごくこしがあって、
そばの固い刺身とでもいうか、何せこれまでに経験したことのないものなので
表現に困るが、これがまた香りがよくて、実に美味しい!
お店はそんなに広くないが、しゃれた内装。
まだ若いご夫婦だけでやっておられる店だが、接客も気取りなく上品で、
たいへん気持ちがいい。
月曜で通常は休みの日(この日は祝日なので特別にやっていた)ということも
あるかもしれないが、客層も大変よいように思えた。
この店に食べに来るだけでも、浅草に寄ってみる価値はあると思う。