昨日稽古があった。
入団希望者を迎えて、いきおい劇団のシステムの問題やら、
俳優の在り方についての問題になった。
※こんな劇団だから、劇団員がなかなか集まらないのだという向きもあるが、
それはそれ、嫌なら来なきゃいいし、駄目だと思ったら辞めればいい。
引きとめもしないし惜しいとも思わない。やせ我慢でも何でもない。
人類の有史以来、(大きな話になるが)・・・
「新人」の時代から数えて20万年くらいになるのだろうか。
あなたは人類として何番目に生まれたかなんてわかるはずもない。
全宇宙にいくつ星があるかは知らないが、
800億以上の銀河があるらしいから、
星の数に匹敵するのか、それを超えるのか・・・
ただ、その数ある命の中の一つであり、
唯一無二のひとつであることに間違いはない。
あなたはあなた以外の誰も、とって代わることのできないあなたなのである。
俳優の勉強は、ここから始まる。
人としての自らを知ることである。
そのあなたが、とって代わることのできないはずの別人物を演じるのだ。
となれば、俳優という仕事の大変さがわかるはずだ。
あなたはあなた以外ではないのと同様、
演じる人物もあなたではない。
しかし、あなたが演じなければならないのだ。
あなたの演じる人物と膝を交えて語り明かして欲しい。
そこで感じたものを稽古場で見せて欲しい。
それが稽古だ。
俳優の仕事とは、役の人物の命と向き合うことなのだ。
「こんな感じ?」
とか
「あんな感じ?」
などと思わないでくれ。
「感じ」なんてどうでもいい。
