海外のビジネスマン | ライター kaho

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30年以上の社会経験で思ったこと…

昨日台湾に長く常駐していた方と話しました。
そこで話題になったのは向こうの方はものすごく勉強していて、仕事にも積極的だそうです。
何だか日本人が生真面目で一生懸命働くのだと思っていたら、想像以上にアジア圏の方の方が今やもの凄くエリートでビジネス感覚は欧米に近いようです。

彼らは母国語・英語は当たり前で、フランス語や日本語、中国語(広東語や北京語などいくつかあるので)何か国語も話せます。
(テレビなんか見ないで勉強勉強で育った人も少なくないようです。)

ある国際会議の場でその方が見たそうですが、社員が持ってきた企画書を社長が開きもせず、「やってみろ」と言ったそうです。
日本で言えば昔堅気の懐の深いオーナー社長といったところでしょうか。

そこだけ聞けば羨ましい上司ですが、その後が日本人には驚きで…
「失敗したらクビ」だそうでです!
ですので、向こうのビジネスマンは一生懸命勉強して危機感を持って働いているのです。

今の日本はまだまだ良いですが、それは団塊世代が頑張ってくれた分の余韻で、今後30年もしたら日本はどうなってしまうのだろうか、なんて話が出ていました。

その方は日本に戻ってこられてから、自分の部下達に何かあると海外のビジネスマンの勉強熱心さとかバイタリティとか責任感とかいろいろ話しているそうです。
日本人全員を変えることはできないけど、自分の会社は存続させたいと言っていました。

私もまだまだ現役世代なので、私たちが頑張らないと先輩方が心配しちゃうなぁ、と思いました。
そうでなかったら日本は取り残されちゃいますよね。