私はイラストを描くときに
透明水彩絵具という画材を使っています。
《参考記事》
今日は、透明水彩絵具って、どんな画材なの?
小学生のときに使っていた水彩絵具とは違うの?
そんな疑問に答えてみたいと思います!
まず、私が使っている画材は、透明水彩絵具と呼ばれるものなんですが
小学生の頃に多く使われるのは、不透明水彩絵具と呼ばれるものです。
なので、透明水彩絵具は
小学生の頃に使っていた絵具とは違うものです。
小学校で透明水彩絵具を使うことはなかなかないかなーと思います。
メーカーにもよりますが、安くても倍以上のお値段しますしね…。
けっこう高いのよ、透明水彩…
で、この透明水彩絵具と不透明水彩絵具は、何が違うのかというと…
まず、絵具とは、顔料という色のついた粉と、
メディウムという糊のようなものからできています。
二つの絵具の違いは
不透明水彩絵具は、顔料に対してメディウム(糊のようなもの)が多くて
透明水彩絵具は、顔料に対してメディウム(糊のようなもの)が少ない
です!
分かりやすく違いを表すとこんな感じです↓
左が不透明水彩絵具、右が透明水彩絵具です。
原材料は2つとも同じなんですが
使われている材料の比率が違うんですね~!
透明水彩絵具の方が、顔料(色の粉)が少ないので
不透明水彩絵具より透明度が高くて
下地が透けるというか、色を重ねたときに下の色が透けやすい傾向があります!
というわけで、実際にどんな風に違うのか試してみました~
まずは、二つを並べるとこんな感じ。
左が不透明水彩絵具(ドンキで買いました)で、
右が私が使っている透明水彩絵具です。(メーカーはホルベイン)
パレットに出すとこんな感じ~
ほとんど違いはないですね。
というか、私が出すのをケチり過ぎてよく分かんないですねw
実際に紙に描いてみると、こんな感じです
ん~…見た目にはほとんど差はないですね~。
描き心地は、透明水彩絵具の方が、じゃっかん軽いというか
さらっとしてる感じです。
混ぜてみるとこんな感じ。
さっき、上から塗ると、下の色がより透けるのが透明水彩絵具って言ったけど
またまたよく分からんですねww
でもでも!次はちょっと違いが分かるかも!
ボールペンの上から色を塗ってみた場合です!
まずは不透明水彩絵具から↓
分かりますかね?
ちょっとボールペンの色がくすんでいるというか、
上から色塗ったな~って感じなんですが
透明水彩絵具だとこんな感じになります↓
ボールペンの色がくっきりはっきり
上から色を重ねても、下の色が隠れないんです!
少しだけだと分かりづらいんですけど
これがやっぱり大きな違いで
例えば、ペンで下絵を描いた上に絵具で色を塗りたいと思ったときには
透明水彩絵具が向いてるんじゃないかと思います!
あとは、発色が透明水彩絵具の方が抜群に良くて
色がめちゃめちゃ鮮やかに出るし
透明度が高いので、より瑞々しい作品に仕上がると思います
ただ、にじみやムラが出やすいので、ちょっと扱いにくいというか
経験と知識が少ないと難しく感じる部分もあるかもです!
この辺は私もまだまだ勉強中です。
というわけで、透明水彩絵具と不透明水彩絵具の違いは
描き心地や発色やいろいろあるけど、そもそもは
入っている材料(顔料+メディウム)の比率が違う!
ということでした
なにかの参考になれば嬉しいな~
そんな透明水彩絵具を使って描いている
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