昨日の記事の続きです

 

 

 

製薬業界からすれば

検査キットと ワクチンと 薬は
セット売りの商売です

 


どれかが発売になると
だいたい間髪おかず 他の2つも出てきます

 

 

なので

「検査キットが発売されました」というニュースが入れば

『あー じゃぁワクチンと薬が出るなー』と予想できるわけで

 

 

これは別に良い悪いじゃなく

そういうプロモーション&マネージメントな訳です

 

 

昔は 検査キットとかなかったので

インフルエンザは『風邪』というくくりのなかの

【比較的進行が早くて重症感が強いヤツ】という認識でした

 

 

検査キットができて

「これはインフルエンザウイルスによる感染症です」と謳えるようになったからこそ

「抗インフルエンザ薬」が処方できるし

「インフルエンザワクチン」のニーズが生まれる

という図式

 

 

 

そして【インフルエンザ=怖い】と
メディアを通じてプロモーションすれば

 

・シーズン前にワクチン打たなきゃ

・熱が出たら検査いかなきゃ

・陽性でたら薬飲まなきゃ

 

の流れに 乗ってくれるのが

「マスメディアは正しい」と思ってくれる日本人なんですね

 

 

 

そのワクチンはどんな効果があるのかな?

(予防?重症化を防ぐ?何を期待してますか)
「検査してこい」って それほんとに必要なのかな?
(実は重症患者を診たい医療機関からするとけっこう迷惑…)
薬は果たして効くのかな?

(得られる効果と副作用について どのくらい知ってる?)
って ちょっと疑問を持ってもらいたいところ

 

 

そもそも

我が家ではインフルエンザを

あまり恐いと思っていません

 

 

積極的にかかりたくはないけど

それは 他の感染症と同じくらい

 

 

感染症は「病原体が原因」だと思われがちですが

細菌やウイルスなど 病原体は

はっきりいって そこら中に溢れています

目に見えたら気が狂いそうなくらいね

 

 

では何が原因かというと

「その病原体を繁殖させる体内環境」にあります

(※血液感染などの特殊な感染経路のものを除き)

 

 

風邪を発症するか否かは

病原体に接触するか否か よりも

私たちの免疫を初めとする体内の状態が

病原体にとって心地よいものなのか

それとも増殖しにくいものなのか

にかかってるわけです

 

 

ワクチンは それをしてくれるかというと

ちょっと難しい

 

 

まずインフルエンザにはA型だけでも

144の型があります

しかも 人から人へと感染する毎に

スゴい早さで進化し 変異していきます

 

 

どれが流行するのか

どんぴしゃで当ててワクチンを作ったとしても

感染自体は防げない

(予防効果がないことは厚生労働省HPにもかかれています)

 

 

ワクチン接種によって血中に抗体ができたとしても

感染経路の一番最初の砦は 

鼻腔・口腔・咽頭・気管の粘膜ですからね

 

 

そして昨年のことですが

ワクチン接種した人のふつうの呼気から

(つまり くしゃみや咳ではなくね)

ワクチンを受けていなかった人の

6.3倍のエアロゾル(ウイルスを含む粒子の塊)が

検出されたとの発表(PNAS/米国科学アカデミー紀要)は 

かなりショッキングなニュースでした

 

https://www.pnas.org/content/115/5/1081

 

 

 

「あまり効果がない」

「打った人がかかってる」と

噂される以上に 

ウイルスを撒き散らす根源となる可能性が大 という・・・

 

 

 

よく 受験生のご家庭で

子どもにうつさないようにと

一家総出でワクチンを打つ(しかも2回接種)話を

耳にしますが

逆に撒き散らしてしまうとなると 

悲しいなぁと思ったりします

 

(ちなみに

わたしはインフルエンザのワクチンを

【予防接種】とは呼びません

だって予防しないから!笑)

 

 


ですから

このインフルエンザ流行と受験が重なる時期に

もし「絶対かかりたくない!」と思うのであれば

 

①人ごみに行かない

②抗ウイルス力のある精油を玄関に香らせる

③のどの潤いを保つ

④加湿する

⑤日中はなるべく日光を浴びる

 ビタミンDを積極的に摂る

⑥睡眠不足は厳禁 暴飲暴食も禁止

⑦あいうべ体操

 

などが できるかなと思います

 


 


ちょっとひとつひとつ

詳しく解説しますね

 

 

■①人ごみに行かない 「かかりたくない」と言いながら 不必要に街中に出かけていませんか?
たくさん人が集まると言うことは それだけ感染リスクは高まると言うこと
発症していないため 本人も気付かないうちに感染源となっている人がいます
上の論文でも分かるように
くしゃみなどしていなくても ふつうの呼気からウイルスが排出されています
はっきりいって マスクでは防げない!
(のどの乾燥を防ぐことはできます)

初売り?バーゲン?合格祈願?
行かなくてよし!
できるだけ人ごみを避けましょう

 

■抗ウイルス作用のある精油を香らせる 不必要には外出していなくても
日々の通学・通勤で やむなく人ごみにさらされることもしばしば
お家の中での感染を防ぎたいのであれば
抗ウイルス作用のある精油を 
玄関やリビングで香らせておくのがオススメ

・ユーカリ・グロブルス
・ユーカリ・ラディアータ
・ラヴィンツァラ
・シナモン・カッシア
・ローレル
・ティートゥリー
・バジル
なんかが抗ウイルス力高めですが
精油は だいたいどれも抗ウイルス作用を持っているので
自分や家族が好きな香りをチョイスしましょう

いくら抗ウイルス作用があっても
嫌いだったらストレスですからね

うちは
・ティートゥリー
・オレンジ

なんかの すぐに拡散する精油で

子どもが好きな香りを使うことが多いです

ティートゥリーのハーブウォーターで

うがいや鼻うがいするのも 気持ちよくてオススメです

 

■のどの潤いを保つ 病原体の体内への侵入を防ぐ関門となる気管支
気管支には線毛という細かい毛が生えているのをご存知ですか?
それが1秒間に約10回ほどパタパタ動き
まるで大玉転がしのように
キャッチしたゴミやウイルスをキャッチしては
外にリレーしてくれています

(絵をお借りした小林製薬さんのページ)

乾燥すると その動きが悪くなっちゃう

なので 
小まめに水分を取ったり
マスクをしたり 
加湿器を使用することで
線毛の動きを保つことができます

インフルエンザウイルスは
たった20分で細胞内に侵入してしまいますから
乾燥厳禁です

 

■加湿するインフルウイルスは 乾燥に強く
逆に湿度の高い空間では活性を保てません

気温20℃ 湿度50%になると
ウイルスはほぼ不活性状態となるため
(ただし6時間後ね)
なるべく湿度を保つよう おすすめします

 

■日中はなるべく日光を浴びる・ビタミンDを積極的に摂る 

日中 紫外線を浴びることで

皮下でビタミンDが合成されるのは

ずいぶん有名になってきたかと思います

 

色が黒い人は

紫外線がその分透過しにくいから

色白の人よりもビタミンDの産生量が少ないので

ご注意あれ

 

 

このビタミンDは

実はインフルエンザ罹患率を50%も

低下させると言う研究結果も出てます

ワクチンにお金出すなら

サプリメント買った方が

よほど有効かなと個人的には思っています

 

 

食べ物では

しらすや鮭といった魚類に多いほか

干し椎茸とか キクラゲなんかにも

多く含まれています

 

 

でも

ちょっと必要量摂るのは難しいので

夏の間 しっかり日光浴びてなかったなー

なんて言うヒトは

冬場 サプリメントで摂るといいかも

 

 

サプリメントであれば

ナチュロパスなみさんwebショップからお取り寄せするか

ヘルシーパスさんか iherbで買うか

という我が家

 

 

なみさんの ビタミンDの記事も

ご紹介しておきますね

 

 

■睡眠不足は厳禁・暴飲暴食も禁止もう 当たり前過ぎて 
「そんなこと?」と鼻であしらわれそうですが
めっちゃ大事なポイントです

日中はしっかり体を動かし
夜間はぐっすり休む

このリズムが
実は免疫細胞達の活性化に繋がっています

日中の活動を支える交感神経と
夜間の修復を担う副交感神経

それぞれ
交感神経は アドレナリンにより顆粒球を
副交感神経は アセチルコリンによりリンパ球を
統括しています

日中ダラダラして
夜間は夜更かし なんてことになれば
免疫の戦闘部隊も抗体生産部隊も
どっちもグダグダです


そして
おなかいっぱい食べ過ぎると
免疫細胞さんの貪食作用(パックマンみたいに病原体を食べてお掃除する作用)が
低下してしまうともいわれています

当たり前の生活を 丁寧に
それが免疫力の要です

 

 

■あいうべ体操 口の筋肉を鍛えて開けっ放しによる乾燥を防ぐ体操ですが
インフルにも一定の効果があるらしいです

あいうべ体操については
コチラのサイトをご覧下さい

みらいクリニックの今井院長
本も出されてますし
アプリもありますから
かなり有名かと思いますチュー

園でも毎日
あいうべ体操しながら ゆびのば体操しています

 

 

 

 

 

 

 

 

では
そうまでしててもかかったときは! 

 

に関しては また 次の記事でばいばい

 

 

 

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◆【風邪と抗生物質】

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