これは小説だから冷静でいられるけど、
実際、自分の息子がなんとなく高校中退して、フリーターしていたら、
親としては、やっぱり、この母親のような反応になるんだろうなあ。
もう高校はいいから、とりあえず、大検受けようよ、ってたぶん言う。
父親はというと、
バブルの絶頂時と崩壊時を社会の中で見ているので、
息子の選択になんとも言わない。
息子は、頭もそこそこの出来で、顔もまあまあのイケメンで、性格もやさしい。
人生には頑張り時があるものだけど、
この息子にもそういう時が来るのだろうか。
逆に、強い意志で、欲のない今の生活をやり遂げるのか。
著書:「下流の宴」
著者:林真理子
発行:毎日新聞社 2010年第一刷
