※全作品撮影OK

 

「祖父は自分のことを”日本人”、父は”中国人”と思っていたが私は”台湾人”である。」

 

このテーマに惹かれ、田川市美術館を訪ねる。

 

 

今夏、日本映画による「敗戦」としての物語は話題となっているが、

現代日本の画家による「大戦物」は、知っていない。

 

まして、台湾人の立場で、第二次世界大戦を捉え、

私たちは、終戦80年、として振り返っているが、

「開戦84年」で、戦争はまだ終わっていないと警鐘する。


 

 

今の日本人アーティストで、

それを批判や肯定をするわけではなく、どちら側でもなく、

戦争に焦点を当てて表現しようとしている人はいるのだろうか。

 

公的美術館で、この企画を作り上げる方たちもすごいと思う。

 

参考:田川市美術館の動画より

▶現代アートで読み解く戦争:開戦84年チェン・チンヤオ展:戦争と美術

 

 

参考:田川市美術館のHPより 

▶開戦84年 陳擎耀展:戦争と美術 プレスリリース

(会期:2025/7/12~8/31 ※会期後はリンクが削除されているかもしれない)

 

 

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会場は3つの小さな部屋に分かれていて、その一つがミニシアターとなっていた。

数分のストーリーが3作品ほど、放映を繰り返している。

台湾のビルに飛行機がぶつかり、街は崩れていくが、少女たちは背中で何が起こっているのかわかっていない。

 

 

昭和8年頃、小学生用の月刊誌の附録には、立派な紙飛行機が付いていた。

  

 

  

 

 

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藤田氏の戦争画(写真)と、それをモチーフにしたチェン氏の絵を並列展示する。

 

■藤田嗣治氏1943年「アッツ島玉砕」と、陳擎耀氏2025年「あの島玉砕」

 

  

 

■藤田嗣治氏1943年「○○部隊の死闘ーニューギニア戦線」と、陳擎耀氏2025年「○○部隊の死闘ーとある東アジアの島の戦い」

 

 

 

■陳擎耀氏2025年「神兵台北に降下す」

(モチーフ:鶴田吾郎氏1943年「神兵パレンバンに降下す」:展示あり)

 

※1940年代、英米による対日経済制裁が強まり、日本軍は資源獲得のため東南アジアへの侵攻を開始した。晴天のもと、インドネシアのパレンバンにパラシュート部隊が降下する幻想的な場面を描写しており、現実離れしたスケール感で勝利の予兆を高め、観るものに希望を抱かせるような構成となっている。(説明文より抜粋)

 

 

AI人形のような表情の少女たち