宮沢りえさんが美しかった。

 

福山雅治さんと大泉洋さんの掛け合いを楽しもうと観た映画だったが、

福山雅治(皆実広見)の初恋相手として出演する宮沢りえさん(ナギサ・イワノワ)に、釘付けになった。

 

命を賭けて、ロシアへの協力を拒み、愛する家族を守ろうとする。

笑うこともなく泣くこともなく、ナギサがいるところだけ空気の緊張が変わる。

 

ナギサの生きた人生と背負ったものが、ナギサの顔姿をかたちづくっているようで、ナギサとして、うつくしい。

 

北海道の波止場の凍てつく波と風と降りしきる雪がそのままナギサで、

存在だけで、生きる厳しさと強さと儚さを伝えてくる。


ナギサは、大人の女性として存在し、哀しみと清らかさと強さを残す。

 

宮沢りえさんは、この映画を、テレビドラマの特別版ではなく、

一編の美しい映画にした。