兵庫県立美術館のコレクション展の続きです。
2階の会場では小磯良平記念室と金山平三記念室での展示のほか、1950年代以前の美術が紹介されていました。
●佐伯祐三「タラスコンの遺跡」1925年
●佐伯祐三「広告塔」1927年
●パリモフ, ヴィクトール「作品(労働者らは工場から帰る)」1920年頃
ロシア・立体未来派の画家。1920年にロシアからブルリュークと来日、1921年に新生ソヴィエトに帰国した。
キュビスムの流れをくむ画風で目をひきました。
●須田国太郎「工場地帯」1936年
京都・桃山の丘陵地から宇治市内を望む実景。茶色が柔らかく美しいです。
●山本敬輔「ヒロシマ」1948年
一瞬、ゲルニカ?と思うぐらい雰囲気が似ています。
●池田永治「国土豊」1942年
茨城・霞ヶ浦の風景。色彩豊か。
●伊藤継郎「庭と女(少女)」1930年
●飯田操朗「室内」1933年
この他に、岸田劉生や安井曽太郎、小出楢重などもありました。兵庫県美にはいろいろコレクションがあるんだなぁ。
小磯良平記念室では小磯と交流のあった小松益喜、伊藤継郎の作品も。
●伊藤継郎「A裸婦(黒い人物)」
伊藤継郎の作品はなんだかオシャレ。
●小松益喜「英三番館」1939-40年
小松益喜は神戸で見たばかり、伊藤継郎は去年芦屋で見たので、知り合いを見つけた気分で嬉しくなってしまいました☺️
●小磯良平「T嬢の像」1926年
●金山平三「梨花の下」1936-41年
この二人の作品はいつ見てもきれい。
ちょっと駆け足で見ましたが、今回も楽しかったです。