美術館大好き!大阪・兵庫・京都・奈良へのお出かけ日記

美術館大好き!大阪・兵庫・京都・奈良へのお出かけ日記

大阪・兵庫・京都・奈良へのお出かけの日々をメモ。美術館・博物館や神社仏閣、舞台やクラシックにも興味あり。その他興味があることはなんでも。

Instagramの内容とほぼ同じです。

切り絵大好き。どなたかの投稿で知って、この連休に家族を誘って行ってきました。





初めて行ったのですが、花園ラグビー場のすぐ側なのですね。ちょうど試合のあった日で、会場周辺は試合前のわくわくしたムードに包まれていました🏉




下村優介さんは1988年大阪生まれ。学生時代はラガーマンとして花園ラグビー場に通ったそうです。


下村さんの作品を見るのはたぶん初めて。

場内には3ヶ所撮影可のインスタレーションがあって、美しかったです。

一階ロビーで制作風景の短いビデオが流れていたのですが、下絵は線を重ねていくようなラフなスケッチで、ど素人の感覚だと、どこを切るんだろう?という感じ。そこから切り絵が出来上がっていくのは魔法のようでした。









↑東大阪市民との共同制作




写真はありませんが、冒頭に展示されていた動物園や日本をテーマにした切り絵がとてもすてきでした。ファンタジーとも民藝風とも違う、劇画的でシャープな雰囲気がかっこよかったです。

最後に展示されていた、走る動物のシリーズも好き。ささっとスケッチした筆の速さがそのまま切り絵になってる感じで、風が見えた気がしました。

 

行ってみて良かったです。

#無料です

 

📝備忘録


ランチは近くの総本家生そば伊吹で。ばら寿司定食、美味しい💓


菓子庵絹屋で生菓子を。美味しかったです。あっという間になくなり写真なし💦

 


↓前に見た切り絵の展覧会

 




少し前に上野通明さんのチェロ・リサイタルに両親と行ってきました。
場所は大ホール、時間は休憩なしの70分とすることで、驚きの良心的価格でした🙏ほぼ満席(満席だったかも)の大盛況でした。



チェロ 上野通明

ピアノ 兼重稔宏


J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007

尾高尚忠:夜曲

エルガー:愛の挨拶

フォーレ:夢のあとに

フォーレ:パピヨン

フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 (チェロ版)


・アンコール曲

ショパン:チェロ・ソナタ op.65 第3楽章



プログラムはバッハから。

バッハの曲は神との対話という感じがする。でもストイック過ぎずに華やかさもあって、ほんとに素敵。

尾高尚忠の「夜曲」はとても好みの曲でした。エルガーの「愛の挨拶」、大定番だけどやっぱりいい。華やかな曲。客席もリラックスした雰囲気。フォーレの「夢のあとに」の切ない音色の次は可愛らしい「パピヨン」。

ラストはフランクのヴァイオリン・ソナタをチェロで。すっごく良かった!聴いている時はヴァイオリン用に書かれた曲というのを忘れてました。上野さんが弾くとストーリーが見えてくる気がする。華やかだけど余韻もあって、聞き応えありました。

アンコールはショパン。ショパンってピアノのイメージだったけど、チェロの曲もあるのですね。繊細な響きで美しかったです。

 

ピアノ伴奏の兼重さんとの素朴で温かなお話も楽しかったです。上野さんはすごく自由に弾くと兼重さんが言われていました☺️

上野さんの音、やっぱり好きだな。夜のひととき、贅沢なコンサートでした。




↓前に聞いた上野通明さんのコンサート



↓前に兵庫県立芸術文化センターで聴いたコンサート




誰もが知っている学問の神様・菅原道真公。関西で受験前の願掛けというとやっぱり北野天満宮だし、書道の達人・雷神のイメージもあります。歴史上の人物で身近な神さまです。




右大臣まで上り詰めるも、政敵・藤原時平の讒言により大宰府に左遷され、京に戻ることなく没した菅原道真。死後、怨霊として恐れられ、鎮撫のため北野天神として祀られました。天神信仰を、その発祥の地・北野天満宮からたどる展覧会です。


菅原道真を祭神として祀る北野天満宮は、御所の北西に鎮座しています。この方角は陰陽道でいう「天門」、災いの入り口とされる方角。災いから都を守る場所なのだそうです。

 

道真が神となるまでの生涯に加え、北野社草創の由来とその霊験譚を集めた絵巻物が「北野天神縁起絵巻」です。


 

  「北野天神縁起絵巻(承久本)」 国宝。鎌倉時代、13世紀

※写真はワークショップ奥のパネルより






多数作られた絵巻の中で現存最古かつ最優品が「承久本」と呼ばれるもので、私が見た時は一挙に7巻が公開されていて圧巻でした。

#会期中に9巻全ての全場面を公開

通常の絵巻よりも幅が広く、大きい。また、保存状態が良く鮮やか。絵は緻密というよりおおらかな印象を受けました。霊験譚は知らなかったことも多くて面白かったです。

 

展示で一番興味深く思ったのは、菅原道真が神格化されたスピードの速さです。

道真が死去してから、祟りを恐れた朝廷によって官位が戻されたのが20年後、北野に祀るように神託が下ったのが39年後、神として祀られるようになったのが44年後。調べてみると、孫の世代が朝廷で活躍した時代には神として祀られていたよう。ちょっと考えられないぐらいの速さです。よほど恐れられていたのですね。


●「太刀 国綱ト銘ガアル(鬼切丸・髭切)」 重文。鎌倉時代、14世紀

  「太刀 銘口忠(薄緑・膝丸)」 重文。鎌倉時代、13世紀


●「羅城門絵巻」 江戸時代、17世紀



●「赤糸威鎧 大袖付」 重文。室町時代、16世紀


また、北野天神が武神としても崇敬を集めていたことを知りました。道真が弓に優れていたという伝承(絵巻にも出てくる)によるようです。北野天満宮や地域の天満宮・天神社に甲冑や刀剣が多く奉納されているのはそのためなのだとか。


●「束帯天神像(根本御影)」 南北朝時代、14世紀


そのほか、束帯姿の天神像や白描画「隆房卿艶詞絵巻」の美しさ、長谷川等伯の巨大絵馬も印象に残りました。



今回はワークショップに参加。解説を聞き、解説の紙をつないで絵巻にして持って帰れる企画で楽しかったです。



↓最近読んだ菅原道真を主人公とした本


↓歌舞伎で関連の演目


↓北野天満宮