歌舞伎の帰り、大好きな上村松園と最近好きになった上村淳之さんの絵を見に、高島屋に寄りました。
上村松園はその絵を見ることで浄化されるような(ちょっと文言うろ覚えです💦)絵を描きたい、と本人が語っていたそう。松園の絵を見た時の清涼感はそれなのですね。得心がいきました。
一点だけ、それとは異なる「凄艶な絵」を描いたとのことで、それが「焔」なのだそうです。実物はありませんでしたが、美しい模写が会場にありました。
●上村松園「楊貴妃」
●上村松園「花がたみ」
淳之さんの絵は、以前に松伯美術館で観たものが多数出ていて、また出会えたのを嬉しく思いました。
●上村淳之「花の水辺I」「花の水辺II」
●上村淳之「四季花鳥図」
●上村淳之「雁金」
玄関に気に入った絵のポストカードを貼っているのですが、淳之さんの絵は飽きがこなくて主張し過ぎず空間になじみます。生きた鳥はやや苦手なんだけど、淳之さんの鳥の絵は安らいで好き。今回も「花の水辺」のポストカードを買って、早速飾りました☺️
上村淳之さんによると祖母・松園と父・松篁の会話の中に、「品がええな」という言葉があったそう。おそらく、上村家で日常的に交わされていた言葉なのではないかと思います。私が三人の絵を見て思うのは、やっぱり「品がいい」に尽きます。品が良く、美しい。奇をてらわないオーソドックスな美しさに癒されました。
#日本橋高島屋に巡回
#松伯美術館でも同タイトルで展覧会があるようです