村上隆さんは1962年東京生まれの美術家。主に海外で活動をされているようです。
今展覧会は国内で8年ぶり、東京以外では初めての大規模個展だそうです。
会場外では巨大な阿吽像がお出迎え。背景の桜もすごく可愛い🌸
●「阿像」
●「吽像」
そして、最初の部屋から、どどーん、と洛中洛外図!びっくりするぐらいの大きさです。圧倒されます。
●「洛中洛外図」一部
引用元は岩佐又兵衛「洛中洛外図屏風(舟木本)。
その対面には、いかにも琳派な金銀箔+植物の作品達。これも綺麗でした。どちらも意外とお花のキャラクターが馴染んでいて違和感なし。
●「尾形光琳の花」
●「京都 琳派 もののけフラワー」
進化バージョンみたいな感じで、背景が黒。素敵でした。
●「琳派のお花と抽象的図像」
その次の部屋には四神獣が。村上さんの手にかかるとこうなるのか〜という驚きが。
●青龍(作品名控え忘れ)
●白虎(作品名控え忘れ)
●朱雀(作品名控え忘れ)
●玄武(作品名控え忘れ)
部屋の中央は京都の臍、六角堂という趣向。
もう少し進むと、ずいぶん可愛らしい風神・雷神。金銀箔と村上さんの絵、馴染んでいます。このキャラクター、個人的に気に入りました。
● 「風神図」
●「雷神図」
俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一に続く作品となるでしょうか☺️
続いて、獅子の絵や雲竜図、メインヴィジュアルの「金色の空の夏のお花畑」、コーナーの最後には来迎図が。この来迎図が現代の極彩色、という感じで美しかったです。
●「ライオンと村上隆」一部
●「雲竜赤変図《辻惟雄先生に「あなた、たまには自分で描いたらどうなの?」と嫌味を言われて腹が立って自分で描いたバージョン》」一部
曽我蕭白「雲竜図」に挑んだ、とのこと。
●「金色の空の夏のお花畑」
村上隆さんの入道雲の絵を背景に、尾形光琳「孔雀立葵図屏風」の立葵を思わせる花が広がっているとのこと。
●「見返り、来迎図」
その次のコーナーは村上隆さんのキャラクターなどの紹介で、私にはよく分からず🙏
最後は市川團十郎白猿の襲名披露公演で使われた緞帳の原画と可愛い五山の絵。
●「2020十三代目市川團十郎白猿 襲名十八番」一部
●「五山送り火」
可愛い❤️
外には工事中の作品も。
日本画好きとしては、にやっと笑ってしまうところの多い楽しい展覧会でした。
思った以上に楽しみ、向かいの国立近代美術館に向かいました。