建仁寺 本坊「スミソニアン国立アジア美術館の名宝」 | 美術館大好き!大阪・兵庫・京都・奈良へのお出かけ日記

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web記事で知り、興味を持った展覧会です。

アメリカ・スミソニアン国立アジア美術館の門外不出の日本美術コレクションのうち、19点の高精細複製品が建仁寺本坊で公開されています。



初めての建仁寺、美しい建物とお庭に心躍りましたその本坊の空間全部を贅沢に使って展示されています。


●尾形光琳「群鶴図」 




これが見たくて行きました思っていた以上に素敵でした。琳派の雰囲気たっぷりです。

 

●池田孤邨「紅葉に流水・山景図」 



酒井抱一の弟子で、琳派に連なる一人です。圧倒的な華やかさ。時期的にもいいですよね。表が紅葉、裏は水墨画の大作。

 

●俵屋宗達「扇面散図」 

琳派創始者。扇を散らした作品は他にもたくさんあるけど、このオシャレさはさすが宗達だな、と思う。

#元は扇子を扱う絵師だったから?

#何が違うのかはわからないけど、なんかオシャレ

 

●葛飾北斎「十二ヶ月花鳥図」 



北斎の肉筆画の美しさ💕 構図がシャープでカッコいい。


●葛飾北斎「雷神図」 

鬼っぽい怖い雷神です。88歳の時の作品らしい。


●俵屋宗達「雲龍図」



●俵屋宗達「松島図」 


やまと絵の世界 堺市の祥雲寺にあったもの。


尾形光琳の鶴の作品を見たくて、それ以外をあまりチェックしていなかったのですが、最近興味を持っている俵屋宗達の絵もあり、楽しく見ました。

そして、驚いたのが葛飾北斎の肉筆画(の複製)。お軸も屏風もたくさん出ていました。北斎の肉筆画はほとんど見たことがなくて、あまり気をつけて見たことがなかったのですが、北斎ってすごいんですね😳12ヶ月花鳥図」の美しさにうっとり。浮世絵の人だ、なんて思っていてごめんなさい💦と心の中で謝りました。

 

伊藤若冲の「動植綵絵」に続いての複製画鑑賞でした。複製画ってどうなのかな?と思っていたけど、恐らくこの先本物を見る機会がほぼないものを見ることが出来る、というだけでもなかなかいいと思いました。少なくとも写真や画像で見るだけよりずっと面白いです。写真が撮れるので、記憶に残りやすいのもいいです☺️

 

建仁寺には、重要文化財の障壁画が多数あります。今回の作品群の後ろにはそれらの障壁画(の複製)という状態。なんとも華やかな空間でした。障壁画については次の投稿で

 

#しばらく建仁寺シリーズ続きます