“女の私をやりきった”後の出来事のお話~覚悟の連続で、それは常に本番ということ~ | 天津甘栗

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自分のふとした気付きや、誰かが気づかさせてくれたこと、ただの日常のつぶやきなど、きの向くままに綴っていきます。

先日、私が体験した“女の私をやりきる”までのお話を書きました。


その時の記事はこちら。
この記事を投稿したあと、

びっくりするくらい、アクセス数がベストを尽くしてくれてました。笑

それをみていて、ものすごく大きなエネルギーが、動いてるのを感じて感動していました。

シェアや、リブログをしていただき、いいねや、コメントもたくさんいただきました。


読んでくださったみなさまのお気持ちが嬉しかったです。


想いを寄せてくださったみなさま、本当にありがとうございました。




今回は、その、“女の私をやりきった”後の私のお話です。


シリーズ化してる感じがしていてね、なんだか嬉しいです。ふふふ。



やりきった時のことを、こちらの記事↓でも書いてますが、

覚悟を決めた自分への信頼は、はてしなく深く広く重い。覚悟は自分への信頼


なんというか、覚悟をしたんですね、私。


自分で生きる覚悟を。



それからというもの、

その覚悟をすることで得た、自分への信頼というものの深さ広さ重さを実感する日々です。


覚悟した直後から、あれよあれよという間に

大きな変化や選択がどんどんやってきて

覚悟の選択を繰り返す日々です。



驚くのは、その選択と覚悟をする場面がやってくるスピードがおそろしくはやいということです。

びびってる暇がないくらいはやい。

“チャンスの神様には前髪しかない” って、ほんまその通りやなと。


悩んでるすきにそっぽを向かれたら、掴みとるのは難しい。

それがチャンスだと気づかないまま過ぎ去ってしまうこともあるんだろうなぁ。


正面に来たものを、チャンスととらえて、自分の感覚を信じて掴みとる

そういう、選択するということのスリルというか、重大さを噛み締めています。




それは、たぶん。


あの日に、自分で生きる覚悟をしていなかったら


私が私への信頼を取り戻していなかったら


できなかったことなんだろうなぁとも感じていています。


自分への信頼って、ほんと、すごいエネルギーですね。




さて、

前おきが長くなりましたが


あの覚悟を決めた日(女をやりきった日)の数日後にやって来た


想いもよらない選択と覚悟のときのお話を…



私の人生にこんな日がくるなんて…が、さらに更新されていくというお話です。




そのことについて、まずは、


その想いもよらない選択と覚悟を決めてやりとげた直後に


メーリングリストで、うさマス7期のみんなへ伝えたメッセージを紹介しておきます。


(たぶん、これほどの感動を込めて文書にすることができそうにないから…。)





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今、職場で、


上司に


自分の体調の話をしてたんやけど


その中で、もう隠したくないと思って


自分の性の悩みを話してきた。


泣きながら、一生懸命自分の言葉で伝えてきた。


もう逃げたくないと思って、言葉にしてきた。




みんなが今まで私のことを見てくれてたこと


分かろうとしてくれてたこと


聞いてくれてたこと


しのぶはしのぶやと言ってくれてたこと


一緒にあの場にもあの場にもいてくれたこと


そんなことがずっと私にそっと触れていてくれてた


みんなが応援してくれてた


みんながいたわ


みんなやで


もうほんまにありがとう


出会ってくれてありがとう


私の世界にいてくれてありがとう




この後、上司とさらに話をすることになってて


その後どうなるかわからんけど、


もう、どうなったって自分に必要な変化がくるんやと思う


怖さよりも


私を、職場でも差し出せたことが、嬉しくて安心して


真剣に聞いてもらえた


丁寧に考えてもらえた


座り直して表情変えてちゃんと向き合ってもらえた


ちゃんと私を見てもらえてた




もうな


私がいることで、この職場も環境も変わっていくわ


私がそこに立ち会うだけなんや


ほんまに、覚悟したら、すごいわ。

すごいけど、ほっとした。



もう泣けて泣けて、トイレからでられへんのやけど、


昨日から泣き続けてて目パンパンやけど


すっきりしたーーーーー!




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そうなのです。

そうなのです。

そうなのです。



ちょっと前のことになってきて

あやうく薄れかけてましたが



実は、私、


職場へのカミングアウトをしたのです。


職場の上司に、自分の性自認のことをつたえたのです。




いやー、まさか、こんな日がくるなんて、微塵も思っていませんでした。


自分の中では、“マジありえへん”“マジ無理”なことのひとつでした。


職場でだけは、自分を隠し通す覚悟の方を選ぶものだとばかり思ってました。





だけどね、


そのときは、


“よし、やるぞ!”


と決意してその日に挑んだわけでもなく、


たまたまその日に、上司と話をする機会ができて


そのなかで、

 
“あ、私、もう隠したくない。”


“私、ここで自分のこと伝えよう”


そう、自然に思えて


自然に話し出していました。


言葉に詰まったり、涙が溢れることはあったけれど


それは嫌なものではなくて


自分のことを大事にしているということだと感じられるほど


その話をしている空間は


静かで、穏やかで、濃い、満ちたものでした。


とても満たされたあたたかい空間でした。





大きな流れに委ねてみたら、

何がどうなるのか

自分のことさえもわからないものですね。 





そして、その時に、私の話を聴いてくれていた上司たちの


真摯に向き合う姿勢、丁寧な言葉での問いかけ、穏やかに待っていてくれたこと


この安心感もすごくてね


私の世界が優しさに包まれていきました。




この感覚は、

前回のマスターでカウンセリングの練習を経験したから味わえたことだなぁとも思います。


その感覚のことも、うさマス7期のメーリングリストでシェアしていました。

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(カウンセリングの練習のとき)


委ねてくれた安心感、すごいあった、すごく心地よかった


質問してくれて、きっかけをくれて


自分の中にあるものを辿っていって


探して見つけてくるん


安心してやれてた

  




その経験のおかげやなぁ


こないだ職場で自分の事を話したときも


上司の言葉が


自分の事や想いを引き出そうとしてくれようと、


そのきっかけをくれてるんだなと感じられて


静かに自分の中をみつめて、


自分の想いや言葉を探してくるのに集中できた。


そして、出し切れた。




それはそれは、すごい空間のすごい体験やったわ。


心屋カウセリングってすごいなぁ


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練習だったけど、心屋のカウンセリングを体験したからこそ


練習だったけど、安心を大丈夫を感じられたからこそだったなぁと思います。



もう、そう思うと、練習とか、本番とか関係ないですね。





私達が経験していることは、常に本番。


そして、それを活かすのも、次に繋げるのも自分次第。







私は、このうさマス7期で

たくさんの刺激をもらって、チャレンジさせてもらって

曖昧な自分の性を、一旦ふりきってみることができました。



そして、今度は反対の方にふりきりたい気持ちが膨らんできています。


そういう経験をさせてもらえていることで

自分のことをそのまんま受け入れられるようになってきたというか

堂々と生きてみようと思えるようになって



あの覚悟の次の週に、職場の上司に自分の性のことを伝えることができました。

泣きながら一生懸命伝えたら、丁寧に聞いてもらえました。




するとね

それからは

職場が、ようやく私の居場所になったなぁって感じています。


職場に対する怖いとか疎外感とか、そういうものがずいぶんなくなってきました。

安心と笑いが増えました。

そして、無理して笑ってなくても、無理して張り切らなくても

大丈夫なんだなぁとも思えています。



まさか、マスターでこんな経験をしたり

職場へカミングアウトしたり、するなんて

マスターが始まる前は全然思いもしていなかったので

私自身も次々に起こる変化にとても驚いています。




そして、うさこさんのマスターコースと出会えて本当によかったなぁと思っています。

うさマス7期で出会ったメンバーで学びあえていることが本当に嬉しいなぁと感じています。


みんな、ありがとうねー。